「持病があるから、住宅ローンは通らないと諦めていませんか?」
健康状態に不安がある方にとって、住宅ローンの「団信(団体信用生命保険)」は気になる確認項目です。一般団信で加入が難しい場合でも、加入条件を緩和した「ワイド団信」が検討対象になることがあります。ただし、加入できるかどうかは病名や数値だけで決まらず、保険会社・商品ごとの告知内容と審査によります。
高血圧、糖尿病、うつ病など、一般団信では加入が難しい健康状態でも、ワイド団信で審査を受けられる商品があります。この記事では、公開されている商品案内をもとに、告知で確認されること、金利や保障の確認点、申込前に金融機関へ聞いておきたい事項を整理します。結果を保証する記事ではないため、個別の判断は申込先と引受保険会社に確認してください。
目次
ワイド団信とは?一般団信との違いと「金利上乗せ」の仕組み
ワイド団信(加入条件緩和型団体信用生命保険)は、健康上の理由で一般団信への加入が難しい場合に、別の加入条件で審査を受けられる商品です。名称が同じでも保障内容、告知項目、年齢条件、金利の扱いは商品ごとに異なるため、商品概要書を確認しましょう。
1.健康不安がある人向けの「緩和型」団体信用生命保険
民間の住宅ローンでは、団信への加入を利用条件とする商品が多くあります。一方で、団信の扱いはローン商品によって異なり、健康状態の確認方法や加入できない場合の選択肢も一律ではありません。持病や通院歴がある場合は、申込前に金融機関へ確認しましょう。
そこで検討されるのがワイド団信です。一般団信とは異なる加入条件で審査を受けられるよう設計されていますが、持病があれば必ず加入できるという意味ではありません。高血圧、糖尿病、精神疾患などの扱いも商品ごとに異なるため、公開されている告知項目と申込先の案内を確認します。
2.保障内容と特約は商品ごとに確認する
ワイド団信の保障が一般団信と同じとは限りません。死亡・所定の高度障害などの基本保障に加えて、がん保障や就業不能保障などの特約を付けられるか、保障開始時期や支払事由を商品概要書で確認してください。
一般団信に付けられる特約が、ワイド団信でも選べるとは限りません。特約の有無だけでなく、保険金が支払われる条件、免責期間、保障の上限を確認し、必要な保障と返済計画を一緒に比較しましょう。
3.コストは商品ごとに違う。金利上乗せ・保障内容を確認
ワイド団信では、保険料を別途支払うのか、住宅ローンの金利に上乗せされるのかなど、費用の扱いが商品ごとに異なります。金利上乗せがある場合も一律の相場として決めつけず、申込時点の商品概要書と正式な提示条件で確認してください。
同じ「ワイド団信」でも、金利上乗せ幅、適用金利、保障範囲、年齢条件が変わることがあります。銀行名だけで判断せず、実際に提示された金利と毎月返済額、総返済額を金融機関のシミュレーションで比較しましょう。
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健康状態の告知で確認される情報と、自己判断を避けるポイント
「自分の病気でも申し込めるのか」と不安になりますが、保険会社の審査基準や判断結果は、商品・申込内容によって異なります。病名や検査値だけから可否を推測するのではなく、告知書で求められる治療歴、通院・入院歴、服薬、手術歴などを正確に整理して申告することが大切です。
健康診断の結果と団信の告知について詳しく確認するなら、健康診断で引っかかった場合の団信と住宅ローン審査も参考になります。
1.糖尿病:HbA1cなどの数値だけで自己判断しない
糖尿病の方で最も重視されるのは、血糖の状態を示す「HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)」の数値です。
HbA1cは告知や健康状態の確認で尋ねられることがありますが、公開された一つの数値だけで加入可否を判断できるわけではありません。治療内容、服薬状況、合併症の有無、現在の状態などを含めて、申込先の告知書に正確に記入してください。
2.うつ病・適応障害:治療状況や休職歴などを正確に告知
精神疾患の場合、数値での判断が難しいため、「日常生活や仕事に支障がないか」が最大のポイントになります。
治療中か、服薬や通院があるか、入院・休職歴があるかなど、確認される項目は商品によって異なります。勤務状況だけで結果を予測せず、告知書の質問に沿って事実を漏れなく記入しましょう。診断書は申込先から求められた場合に、主治医へ相談して準備します。
3.高血圧:治療状況と現在の状態を確認
高血圧についても、服薬の有無、通院状況、合併症、現在の状態などが確認対象になることがあります。一般的な基準値だけを見て「通る・通らない」と判断せず、告知書と申込先の案内に従ってください。
薬を飲んでいるか、治療を継続しているか、医師からどのような説明を受けているかを整理しておきます。数値が基準内でも加入が保証されるわけではなく、未治療だから直ちに否決されるとも限りません。最終判断は引受保険会社に委ねられます。
4.がんの既往歴:治療歴・経過・現在の状態を正確に告知
がんの既往歴がある場合、完治してからの経過年数が問われます。
がんの既往歴は、診断名、治療内容、治療終了後の経過、現在の通院や服薬などを含めて確認される可能性があります。「完治から何年なら大丈夫」という共通の目安を置かず、告知書の質問に沿って正確に申告してください。迷う場合は、申込先または引受保険会社へ確認しましょう。
「私の病状で、住宅ローンの選択肢はある?」と迷う場合は、病名だけで自己判断せず、申込先に確認する項目を整理しましょう。イエツグへの相談でも、加入可否を保証したり、医療判断を代行したりすることはできませんが、住宅ローンの商品条件や確認先を整理するお手伝いができます。
銀行名だけで決めない。商品・引受保険会社・申込条件を確認
団信の引受審査には、金融機関だけでなく、提携する保険会社が関わります。ただし、同じ引受会社でも商品や申込条件、告知内容の取り扱いが同じとは限りません。銀行名だけで結果を推測せず、商品概要書と申込先の説明を確認しましょう。
1.引受保険会社と告知の取り扱いを確認する
申込先によって、引受保険会社、告知書の項目、健康診断書の要否などが異なる場合があります。一方の審査結果だけで、別の商品も必ず同じ結果になると決めつけることはできません。申込前に、引受会社と審査の確認方法を金融機関へ聞いておきましょう。
複数の商品を比較する場合も、「違う保険会社なら必ず有利」とは考えず、申込条件、金利、保障、審査の確認方法をそろえて比較します。申込件数を増やす前に、金融機関へ順番と必要書類を相談すると安心です。
2.申込前に比較するチェック項目
引受保険会社の情報が商品概要書などに記載されている場合は確認します。ただし、保険会社名だけで審査結果を予測することはできません。次の項目を同じ条件で比べると、申込後の行き違いを減らせます。
- ワイド団信の対象年齢・最終返済時年齢
- 金利上乗せ、保険料、保障範囲、特約
- 告知書・診断書など提出書類と提出時期
- 加入できなかった場合の融資条件や代替案
商品条件は変更されることがあります。現在の案内を確認し、最終的な加入可否は引受保険会社の審査結果で判断される点を押さえておきましょう。
3.複数申込は順番と確認事項を整理してから
同じ引受保険会社の商品でも、商品条件や申込内容によって確認方法が変わる場合があります。「あっちなら通る」と手当たり次第に申し込まず、申込先へ引受会社、告知項目、必要書類を確認してから順番を決めましょう。
複数の申込を検討する場合は、信用情報への記録、必要書類の重複、審査スケジュールなども金融機関へ確認します。引受会社の違いだけを理由に、結果を保証することはできません。
4.複数商品を比べるときの実務的な進め方
候補を比べるときは、金利の低さだけでなく、ワイド団信の加入条件、保障内容、年齢条件、審査に必要な書類を一覧にします。複数の金融機関へ同時に申し込むかどうかは、信用情報への記録やスケジュールも含めて、先に相談してください。
- 商品概要書でワイド団信の条件を確認する
- 病名・治療歴・服薬など告知内容を整理する
- 金利、保障、毎月返済額を同じ借入条件で比較する
イエツグへの相談では、加入可否を断定せず、金融機関へ確認する質問や購入予算の整理を一緒に行います。
ワイド団信の金利上乗せは、実際の返済額で確認する
ワイド団信を選ぶと、金利上乗せなどで返済額が変わることがあります。上乗せ幅は商品ごとに異なるため、記事中の固定例だけで判断せず、借入額、返済期間、金利タイプをそろえた正式なシミュレーションを使いましょう。
1.比較表に入れる項目
- 適用金利と金利上乗せの有無
- 毎月返済額・総返済額・諸費用
- 基本保障、特約、免責期間
- 年齢条件、最終返済時年齢、借入期間
「金利が上がると毎月いくら増えるか」は、FPや金融機関に借入条件を伝えて確認します。返済額だけでなく、保障を付ける目的と、家計に無理がないかを一緒に検討してください。
2.年齢条件と最終返済時年齢を確認する
ワイド団信には、申込時年齢や最終返済時年齢などの商品条件があります。「50歳未満」「65歳未満」などの数字を全商品に当てはめず、申込先の最新の商品概要書で確認してください。
年齢条件だけでなく、借入期間、金利、保障内容、審査に必要な書類も比較します。仲介手数料などの諸費用を含めた購入予算は、家計全体で無理がないか確認しましょう。
もしワイド団信も落ちたら?諦めないための「最後の手段」
万が一、ワイド団信の審査に落ちてしまっても、まだ手はあります。即座に諦めず、次の方法を検討してください。
1.健康状態不問の「フラット35」+「引受基準緩和型生命保険」
住宅金融支援機構の「フラット35」には、団信に加入しない場合でも利用できる選択肢があります。ただし、団信なしで借りられることと、健康状態に関係なく融資審査を通過できることは別です。融資条件、返済リスク、物件の技術基準などを確認してください。
団信に加入しない選択肢も含めて比べるなら、フラット35の団信と生命保険を比較するポイントも参考になります。
団信に加入しない場合は、万一のときに返済をどうするかを家族と話し合っておく必要があります。民間の生命保険を検討する場合も、加入条件、保障額、保険料、保険金の支払条件を確認し、保険募集人などへ相談してください。
2.ペアローンや収入合算は、団信の範囲を確認
ご夫婦で共働きなら、健康な配偶者を「主債務者(メインの借主)」にしてローンを組む方法があります。
ペアローン、連帯債務、収入合算では、誰が債務者・連帯保証人になるか、団信が誰をどの範囲で保障するかが変わります。配偶者が健康でも自動的に借りられるわけではないため、借入可能額、返済責任、団信の対象者を金融機関へ確認してください。
3.告知は正確に。追加書類は求められた場合に準備する
病気や治療歴を故意に隠したり、質問と違う内容を記入したりするのは避けてください。告知内容に誤りがあると、契約や保険金の支払いに影響する可能性があります。告知書の質問が分からない場合は、申込先や引受保険会社へ確認しましょう。
追加の診断書や健康診断書を求められた場合は、申込先の指定内容を確認して主治医へ相談します。診断書を提出すれば加入できる、または審査が有利になると決まっているわけではありません。必要な資料を正確にそろえることが大切です。
住宅ローンや団信に関する疑問は、FAQページでも詳しく解説しています。
正しい知識で、マイホームの夢を叶えましょう。
公式情報の確認先:りそな銀行のワイド団信案内、りそな銀行の団信告知・健康状態の案内、住宅金融支援機構のフラット35団信のメリット。商品条件や審査基準は変更されることがあるため、申込時点の公式案内も確認してください。
まとめ:持病がある場合は、団信と住宅ローンを分けて確認する
持病がある場合でも、ワイド団信、団信なしの選択肢、別の住宅ローン商品などを比較できる場合があります。ただし、加入や融資を保証するものではありません。告知内容と家計の返済計画を整理し、申込先へ確認しましょう。
- 病名や検査値だけで判断せず、治療歴・服薬・現在の状態を正確に告知する。
- 銀行名だけでなく、商品条件・引受保険会社・保障範囲・年齢条件を比較する。
- 金利上乗せ分のコストは、仲介手数料を節約してカバーする。
- もしダメでも、フラット35などの代替案がある。
大切なのは、手当たり次第に申し込まず、告知内容、商品条件、家計の返済計画を順番に確認することです。住宅ローンの可否や団信の加入可否は、申込先と引受保険会社の審査で決まります。
イエツグは「仲介手数料定額」と「ローン戦略」の両面からあなたをサポートします。
持病をお持ちの方も、まずは一度ご相談ください。


























不動産業界の活性化・透明化を目指し、2018年仲介手数料定額制の不動産会社「イエツグ」を設立。お客様の「心底信頼し合えるパートナー」になることを目標に、良質なサービスと情報を提供している。
保有資格:宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士・2級ファイナンシャルプランナー技能士・住宅ローンアドバイザー・既存住宅アドバイザー・防災士