頭金を貯める&増やす!計画的な貯蓄を実現するためには?

「希望の不動産では用意できる頭金が不十分」「頭金が貯まらなくて焦っている」など、不動産購入における頭金の問題で悩んでいる方はいらっしゃいませんか?

頭金は、住宅ローンの返済期間を短縮化したり、返済における月々の負担を軽減するためにも必要なお金です。しかし、なかなか貯蓄が進まない…と頭を抱えている方が少なくありません。
そこで、今回は計画的に頭金を貯める方法や、頭金を増やす方法などについて解説。これから貯蓄をスタートする方も、ぜひ参考にしてみてください。

執筆者 丹拓也執筆者 丹拓也
株式会社イエツグ代表取締役。
不動産業界の活性化・透明化を目指し、2018年仲介手数料定額制の不動産会社「イエツグ」を設立。お客様の「心底信頼し合えるパートナー」になることを目標に、良質なサービスと情報を提供している。
保有資格:宅地建物取引士・2級ファイナンシャルプランナー技能士・住宅ローンアドバイザー・既存住宅アドバイザー・防災士

頭金を準備する前に

頭金を準備する前に、いくつか把握しておくべきポイントがあります。
まずは、頭金を貯める・増やす前に次をチェックしましょう。

不動産購入の予算を把握

頭金を貯める・増やす前に、まずは不動産購入における予算を把握しましょう。

一口に「頭金」といっても、具体的な金額は個人差が大きいのが事実。不動産を購入するにあたり、どれくらいを予算としているのかで、ある程度必要な頭金の目安が明確になります。
頭金を増やすにあたって、一番避けなければならないのが「頭金をどれくらい貯めれば良いのか分からない」という問題です。「友人は頭金で500万円だしていたから…」「親が頭金は300万円あれば十分というから…」など、貯めなければならない頭金の金額が不明確であると、貯蓄のモチベーションは高まりにくく、仮にまとまった金額が用意できても、購入する不動産によっては不十分である可能性があります。
そのため、不動産を購入する際の予算を明確にし、把握したうえで頭金がいくら必要かをシミュレーションすることが大切です。

ローンの期間を明確に

頭金を貯める・増やす前にローンの期間を明確にしておきましょう。

例えば、35年のローンを利用する場合は、高額な頭金は不要であるケースが多いもの。まとまった頭金が無くても、不動産購入は可能です。
逆に、ローンの返済期間を25年など短く設定する場合は、その分月々の返済額が高額になる傾向にあります。この月々の返済額を減らすためには、頭金が必要となりまとまったお金の準備が重要です。

前項で触れた「不動産購入の予算」と「予定しているローン期間」を照らし合わせながら、どれくらいの頭金を準備すれば、月々の負担額が減少するか、バランスを見る必要があります。

頭金を計画的に貯める方法

頭金を計画的に貯めるには、一体どうしたら良いのでしょうか。具体的な方法についてご紹介します。

定期預金

計画的な貯蓄が苦手な方におすすめなのが「定期預金」です。
給料天引き、金融機関のサービス、自身で別口座を開設して定期的に預金を移動、など具体的な方法は様々ですが、定期預金は堅実で確実な貯蓄方法の一つです。

給料天引きの場合は、自分が指定した額を会社が代わりに貯蓄してくれる制度であるため、貯蓄が苦手な方でも強制的に貯蓄をすることができます。
また、金融機関でも定期預金サービスを導入している機関は多く、希望するタイミングで一定の額を貯蓄できるのが特徴です。「あると使ってしまう」という方でも計画的に貯蓄することができるでしょう。

ちなみに、自身で別口座を開設して定期的に預金を移動させる、という方法に関しては、手軽さが魅力である一方、「いつでも引き出せる状態」であることから、ついつい使ってしまうというケースが少なくありません。
貯蓄が苦手な方は「給与天引き」もしくは「金融機関が提供するサービスの利用」を検討することをおすすめします。

制度の利用

制度を賢く利用することで、頭金を貯めることもできます。

例えば、子どもがいる家庭であれば「児童手当」といった毎月支給される手当。年齢によって月々支給される金額は異なりますが、1年で換算すると大きな金額となります。

制度によって支給されるお金を、頭金として貯めて利用するケースは少なくなく、収入が低い家庭でも十分な頭金を準備している家庭は多いです。
他にも、家庭や状況によって支給される制度があるため、必要に応じて利用してみることをおすすめします。

頭金を増やす方法

まとまった頭金を準備するにあたり、必ずしも「貯める」だけが選択肢ではありません。
「増やす」という方法で頭金を準備する方法もあります。ここからは、頭金を増やすための方法について詳しくご紹介します。

親から資金援助を受ける

まず挙げられるのが「親から資金援助を受ける」というものです。
不動産を購入するにあたり、親が資金を援助してくれるケースは少なくなく、頭金の準備に不安を感じている方にとっては心強い援助といえます。
親から資金援助を受ける場合、具体的な方法は2つに分けられます。それが「贈与として受け取る」「借りる」です。そして、それぞれに注意点があります。

親から、頭金として充てるお金を「贈与」という形で受け取る場合、仮に親子間の贈与であっても「贈与税」の対象となるため、注意してください。気になる税率は以下の通りです。

【贈与税率(2019年6月現在)】
課税価格    税率  控除額
1500万円以下 40% 190万円
3000万円以下 45% 265万円
4500万円以下 50% 415万円
4500万円超 55% 640万円

仮に、800万円の贈与を受けた場合は、190万円の控除分を差し引いて40%の税率で贈与税を計算したものを収めなければなりません。
親子間での贈与に関しては、軽い気持ちで行ってしまうケースが多く、贈与税の課税対象であることを理解していない方は意外にも多いです。「知らなかった」で、納税せずにいると脱税となってしまう可能性があるため注意してください。

また、「借りる」に関してもいくつか注意が必要です。
贈与ではなくあくまでも「借入」として頭金の資金援助を受ける場合は、第三者が明確に「借入」として認識できるようにしなければなりません。
例えば、借用書を作成するのが一般的です。借入金額や金利のこと、返済方法、返済期間のことなどをしっかりと明記し、親子間であっても第三者から借り入れる場合と同様の条件を設けることが大切です。

借用書の内容によっては、「贈与」として判断されてしまうこともあるため、金融機関などの融資の条件などを参考にしながら、適切な借用書を作成しましょう。

金融機関などの積み立て式定期預金

頭金を増やすのであれば、金融機関などの積み立て式定期預金を検討しましょう。

単純に自分の口座に貯蓄するのとは異なり、金利がついて実際に積み立てた金額以上の積立金額となり、増やしやすいというメリットがあります。
商品によっては、不動産購入に特化した積み立てプランや、金利の高いプランなどもあるため、自身に合った金融機関の積み立てを探してみてください。

頭金を貯める方法・増やす方法を把握しておきましょう

今回の記事では、頭金を貯める方法や増やす方法について解説しました。
不動産を購入するうえで「頭金」は、重要な存在。将来の返済額や、返済期間に大きく影響するものであるため、計画的に頭金を準備する必要があります。

これから頭金を準備する予定の方は、ぜひ今回の記事を参考にしながら、自身のペースで頭金を確保してみてはいかがでしょうか。

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