住宅展示場へ行くならこれだけは準備しよう!展示場はスーパーマーケット

30代男性

家を買いたくて住宅展示場に行ってみようと思うけど、何か準備が必要なのかな

20代後半主婦

住宅展示場に行く前にどんな準備が必要なんだろう。

こんな疑問をお持ちのあなたにお答えいたします。

マイホーム購入は人生で大きな買い物なので、絶対に失敗したくないですよね

この記事では、住宅展示場に行く前に必要な準備を徹底解説します。

この記事を読んで住宅展示場で失敗しないように万全の準備をしましょう。

イエツグくん

結論から言うと、住宅展示場は事前準備をして行かないと失敗します

その理由とやるべき準備を詳しく解説していきます。

記事を読むのが面倒な人は動画にまとめてますので、ご覧ください。

住宅展示場へは事前準備なしでは失敗してしまう

住宅展示場 準備

あなたが住宅を購入しようと思い立ったら、以下の行動をするのではないでしょうか。

  • 不動産仲介会社で物件の相談をしに行く
  • 住宅展示場を見学しに行く
  • 建築業者であるハウスメーカーや工務店に設計の相談に行く

中でも住宅展示場は、一度で多くのハウスメーカーのモデルハウスを比較することができ、さらに綺麗な家ばかりが立ち並んでいて惹かれてしまいます。

しかし、住宅展示場に一歩足を踏み入れれば、そこには建築業者の策略が待ち構えています

来場者への先制

住宅展示場は住宅を見学できるだけの場所ではありません。

他にも、小さなお子さまがとっても楽しめるイベントが盛りだくさんです。

お子様が夢中になるイベント一覧

・ふわふわと飛び跳ねることができるエアートランポリン遊具

・カッコいいヒーローや可愛らしいキャラクターなどのエンターテインメントショー

・お料理教室やハンドメイド教室などの物作り体験

・大人だって楽しめるフードフェスや縁日のような屋台

などが用意されています。

小さなお子さまにとってはきっとテーマパークのように感じることでしょう。

しかし、個人的には住宅展示場は一言で例えるとスーパーマーケットです。

どういう意味か分からないかもしれませんが、そう思う理由を2つ紹介します。

住宅展示場はスーパーマーケット?!

1つ目の理由住宅展示場には買ってしまう雰囲気があるからです。

スーパーマーケットは1点でも多くの商品を買わせるかを商品の配置や陳列、動線やBGMなどで可能にしています。

例えば、よく売れる商品がお店の一番奥に置いてあったり、特売品が強調して置いてあったり、など思い当たる方も多いのではないでしょうか。

このようにスーパーでは様々な手法で戦略的に消費者の財布の紐を緩めています

これと同様の仕掛けが住宅展示場でも張り巡らされています。

住宅展示場を訪れたことがある方はお分かりになるかと思いますが、オープンハウスとはまるっきり違います。

住宅展示場のモデルハウスで採用している設備はハイグレードでオプションだらけの仕様にしています。

他にもインテリアにこだわり、センスの良い家具やおしゃれな雑貨、小物で豪華に装飾を施しているため、非日常を演出して来場者の気分を高揚させます

このように来場者の購買意欲を住宅展示場では掻き立てているのです。

モニタリングされている

2つ目の理由は、住宅展示場では何台もの監視カメラであなたをモニタリングしている可能性があります

「盗撮ではないのか?」と思われた方も中にはいるかもしれませんが、彼らは「あくまで防犯上の理由で設置しています」と言います

しかし、設置されているのは天井だけとは限りません。

これから住宅展示場のモデルハウスに足を運ばれる方がいらっしゃいましたら、ぜひ探してみてください

カメラを見つけたら「こんなところにありました」とコメント欄で教えていただけると記事を読んでもらっていると分かるので、私も嬉しいです。

住宅展示場に行く前に準備するポイント

住宅展示場 準備

何の準備もせずに住宅展示場に行くと、様々な仕掛けにまんまと引っかかってしまいます。

そうならないように、下記のポイントを参考にしっかりと準備をしていきましょう。

理想の家を家族で相談しておく

まずは、家づくりの第1歩として家族でどんな家に住みたいかをしっかり話し合っておきましょう

展示場で実際の家を見学してから、希望を出し合ったほうが良いという人もいるかもしれません。

しかし、展示場で見る物は全て新しくてグレードの高い物が配置してあるので、大抵の物は思った以上に惹かれてしまいます。

その結果、よりグレードの高い物ばかりに目を奪われ、理想ばかりが高くなってしまう可能性があります

見学する候補メーカーを絞る

どんな家に住みたいか決まっていても、メーカーを絞らずに展示場に行ってしまうと、無駄の多いモデルハウス巡りになってしまいます

求めている条件によって、その希望に合うハウスメーカーとそうでないメーカーがあるからです

理想としては、1回の住宅展示場で3社くらいの内覧をおすすします。

メーカーの絞り方は、インターネットでの資料請求がいいです。

まずは何社分か資料を取り寄せてじっくり検討してみましょう。

比較検討するときは、住宅展示場に行っても分からない、それぞれのハウスメーカーの性能や安全性もチェックしましょう

例えば、耐震性や耐火性、断熱性や遮音性などです。

予算を決めておく

予算の金額は、どんな家に住みたいかの話し合いと同時に行いたい重要なポイントです。

特にローンを組む場合、自分たちが無理なく支払っていけるのか、予算を明確にすることが重要です

住宅ローンのシミュレーションについてはこちらで解説しております。

土地も一緒に購入する場合、土地、建物、外構費などを合わせた総予算をいくらにするのかを明確にしておきましょう

ざっくりとした計算になるかもしれませんが、総予算から土地、諸経費を差し引いた残りが、住宅建築費になります。

「総予算はいくらで、このエリアに家を建てたいので、この条件に合う提案をお願いします」というように、こちらから営業マンに対して逆に提案をすることにより、自分のペースで話を進めることができます

住宅展示場での当日準備するポイント

住宅展示場 準備
イエツグくん

事前準備を色々行った上で、さて住宅展示場に行こうか!となったあなた。

ちょっと待ってください。

実際に住宅展示場に行った時にも抑えておくべきポイントが多数あります。

意味のある見学にするために、下記のポイントは最低限チェックしておきましょう。

予約はしなくて大丈夫

住宅展示場の来場予約は必要ありません。

最近の住宅展示場は土日でもガラガラで、予約しなくても待ち時間なく入れます。

予約しておいたら、色々詳しく説明してくれるんじゃないの?と思っている方、予約しなくても詳しく説明してくれます。

逆にそのハウスメーカーの営業さんは「予約してくれた!」といってしつこく営業してきます。

こっちはこっちで「予約しているからなんだか断りづらい...」となってしまい、自分のペースで展示場を回れなくなってしまいます。

来場は予約なしで、気軽にふらっと行きましょう

アンケートはすぐに書かなくていい

住宅展示場では、だいたいモデルハウスを案内してもらった後にアンケートへの記入を100%の確率でお願いされます。

そこであなたの名前や連絡先、住所などを記入してしまうと、後日あなたの家のポストに大量の郵便物が届いてしまいます。

電話やメールもめちゃくちゃ届きます

営業マンの突撃訪問もあり得ます。

「アンケートに答えると、商品券がもらえるキャンペーンをやっています」という誘い文句など、あの手この手で書かせようとしてきますが、そう簡単にアンケートに記入しないようにしましょう

興味がないメーカーなら、強い意志を持って断ってください。

営業マンの対応を確認しておく

先ほどのアンケートの件の続きになりますが、もし記入する場合は、その日に対応した営業マンの対応をしっかり確認しておくことがとても重要です。

あなたが興味を持ったメーカーのモデルハウスに行ったとしても、営業マンが頼りなさそうならアンケートを記入してはいけません

その場でアンケートに記入したら、その頼りなさそうな営業マンがずっとあなたの担当になってしまう可能性が高いです。

このメーカーには興味があるけど、この営業マンは嫌だという場合は、別の日に住宅展示場に行くか、直接そのメーカーに電話して担当を変えてもらいましょう。

住宅購入は高額になりやすい

住宅展示場 準備

住宅購入は、土地代、建築費に加えて、設計費やオプションの設備費、広告費や人件費などがかかるので、とても割高に設定されています。

大手は潰れにくい

 大手ハウスメーカーで建てる建物の金額が高いのは「ハイグレードだから」というのは間違っています。

大手だろうが地方の中小メーカーだろうが、使っている部材に大差はないからです。

ひと昔前は大工が木材を切ったり削ったりしていましたが、今の時代はそんなことせずに工場で加工したものを使っています。

また、キッチンやお風呂、トイレだって専門のメーカーのものを使いますので変わりません。

職人も1社限定ではなく、何社もの請け負いを掛け持ちしているので、仕上がりが違うといったこともありません。

そのため、「大手だからハイグレード」というのは間違っているのです。

ただし、「大手だから安心」というのはあながち間違いではありません。

「材料や施工が良いから安心」というのは間違いですが、「大手は倒産しづらいから安心」というのなら間違いないです。

土地価格が安い

ものすごく当たり前の話をしますが、家を建てるためには土地が必要です。

しかし、ハウスメーカーの仕事は家を建てることなので、利益になるのは建築費だけです。

そのため、ハウスメーカーは予算の多くを建物に充てようとします

そうすると、当然土地に充てられる予算は少なくなるので、安い土地を買わされる羽目になります。

建物自体の利便性ももちろん重要ですが、土地価格も十分チェックして購入するようにしましょう。

建物を高く買わせる事例

建築会社は土地に対しての仲介手数料が貰えますが、建築する建物に対するオプション価格を積み増していった方が利益は大きいので、建物の予算を増やせる郊外の安い土地を勧められやすいです。

例えば、建物に500万円のオプションをつけた場合は100〜200万円ほど利益を見込めたりします。

しかし、このオプションを削って利便性がいい土地を+500万円にして仲介手数料を受けた場合、価格×3%+6万円で21万円ほどしか建築会社は利益を増やせません

購入の際は、不動産営業マンの言葉をそのまま間に受けずに冷静に判断しましょう。

仲介手数料についてはこちらの記事で解説しています。

まとめ

住宅展示場 準備

住宅展示場に行く前には必ず準備が必要です。

何も準備せずに行ってしまうと、様々な誘惑に引っ掛かってしまいます。

どんな家に住みたいか、予算はどれくらいか、どのメーカーのモデルハウスを見学するのか、しっかり決めてから向かうようにしましょう。

住宅は、人生で最も大きな買い物の一つです。

少しでも費用を抑えられるように、下調べと準備を怠らないでくださいね。

あなたが素敵なマイホーム生活を送れるように、この記事が少しでも参考になれば幸いです。