不動産広告の見方とは?情報を把握するための正しい確認方法

「不動産広告の見方って?」「不動産広告の何を確認すればいいのか分からない」など、不動産広告の見方について疑問を感じている方はいらっしゃいませんか?

一戸建て及びマンションを購入するうえで、情報収集は欠かせませんが、中でも「不動産広告」は新着情報を仕入れられるだけではなく、情報量が豊富であることから不動産購入の情報収集として重要です。

そこで、今回は不動産広告に記載されている情報を正しく把握するための「味方」について、詳しく解説します。

執筆者 丹拓也執筆者 丹拓也
株式会社イエツグ代表取締役。
不動産業界の活性化・透明化を目指し、2018年仲介手数料定額制の不動産会社「イエツグ」を設立。お客様の「心底信頼し合えるパートナー」になることを目標に、良質なサービスと情報を提供している。
保有資格:宅地建物取引士・2級ファイナンシャルプランナー技能士・住宅ローンアドバイザー・既存住宅アドバイザー・防災士

不動産広告とは

まずは、不動産広告とはどのようなものなのか、について解説します。

不動産情報が記載された広告

不動産広告とは、文字通り「不動産情報」が記載された広告のことです。

所在地や間取り、専有面積といった物件の基本的な情報から、賃料や敷金礼金など、保険の加入有無など金銭的な情報や契約の条件などが記載されています。

不動産探しを行うにあたり、不動産広告は重要な情報入手の手段。インターネットでは掲載されていない物件が掲載されていることもあるため、定期的に目を通しておくことをおすすめします。

「おとり広告」の無い信頼できる広告

不動産広告は、「おとり広告」が禁止されています。

おとり広告とは、実在しない物件情報を掲載して問合せを増やすこと、既に物件が他の希望者の手に渡っているにも関わらず「入居者募集」などと不動産を掲載している広告のことです。

集客を目的とした悪質な広告で、不動産業界の問題の一つとされています。しかし、不動産広告でのおとり広告は禁止されているため、掲載されている情報は信頼できるものばかりになります。一部では、悪質な不動産会社がおとり広告を掲載していることもありますが、ほとんどの不動産広告は信頼できる正規の広告になります。

不動産広告の見方

不動産広告には、専門用語が並んでいたり、見慣れない文字が並んでいたりして「よく分からない」と苦手意識を感じている方が少なくありません。

ここからは、専門用語や記載情報の詳細について解説していきます。

所在地

不動産情報において、必要な情報である「所在地」。物件の住所が記載されているため、自分が希望するエリアに位置しているか否かが一目で分かります。

ただし、新聞や雑誌広告に関しては、地番が省略されていることもあり、実際に問い合わせをしてみないと、所在地の詳細が不明なケースがあります。

駅等までの距離

駅やバス停までの「徒歩による所要時間」です。公共交通機関を利用する方にとって重要な情報で、距離80mを約1分として算出されています。

そのため、仮に「駅まで徒歩5分」と記載されている場合は、距離にすると物件から駅まで400500m程度です。

ただし、「歩道橋」「坂道」「信号」などは考慮されていないため、実際には記載されている時間よりも駅までの所要時間が長くなる可能性があります。また、不動産広告でいう「駅」は、物件から近い改札を基準にしているため、ホームに到着するまではさらに時間がかかります。

専有面積

専有面積とは、「床面積」のことで、室内の面積を「㎡」で表示します。ただし、マンションの場合、バルコニーは含まれません。

間取り

間取りは、「2LDK」「1K」など、数字とアルファベットで表記されています。

数字は居室の数、「K」はキッチン、「L」はリビング、「D」はダイニングです。例えば、2LDKであれば「2つの居室とリビング+ダイニング+キッチン」の間取りになっていることを意味し、1Kの場合は「1つの居室+キッチン」という間取りになっていることを意味します。

ちなみに、法律(建築基準法)では、居室には一定の間口を設けることを義務付けられています。これは、採光や換気を目的としており、一定の間口が確保できていない居室は納戸もしくはサービスルームとして記載され、それぞれN(納戸)、S(サービスルーム)と掲載されています。

構造

不動産は「木造」「鉄骨鉄筋コンクリート造」「軽量鉄骨造」「鉄骨造」などの構造があり、不動産広告では、掲載している不動産がどのような構造となっているかを表示しています。

表示方法は次の通り。

  • 木造(表記は木造)
  • 鉄骨鉄筋コンクリート造(表記はSRC構造)
  • 鉄骨造(表記はS造)
  • 軽量鉄骨造(表記は軽量鉄骨造)

不動産広告の構造の見方で迷った際には、上記と照らし合わせてみてください。

建築年月

不動産広告の建築年月には、建物の竣工年月が記載されるため、賃貸物件の広告によくある「築10年」といった表示はされません。

また、竣工後入居者が一度も決まったことが無い物件であっても、建築から1年以上経過していると「中古」と表示されるため、場合によってはほぼ新築の物件が中古価格で手に入れられることがあります。

管理費

マンションの場合は「管理費」もしくは「共益費」として、定期的に一定の料金が徴収されます。不動産広告にはそういった管理費の具体的な金額が記載されます。

損害保険加入の有無

不動産購入広告には「損害保険加入」の有無が記載されます。

契約にあたって、損害保険への加入が条件となっている場合は、不動産広告でしっかりと明記する必要があります

また、不動産広告に記載が無くても、損害保険への加入が条件となっている場合もあるため希望物件があった場合には、問い合わせて確認してみることをおすすめします。

駐車場の利用条件

駐車場がある場合は、月額の駐車場利用料などの利用条件が記載されます。 住宅の賃貸借契約とは別に駐車場の賃貸借契約を結ぶ場合には、敷金、礼金や契約条件などが記載されることもありますので確認しましょう。

有効期限・情報更新日

不動産広告に記載されている条件等には、有効期限が設けられています。有効期限から日時が経過している場合は、条件が無効となる場合があるため注意してください。

また、インターネットの場合は「情報更新日」として、不動産情報を更新した日が記載されます。きちんと新しい情報に更新されているかを確認したうえで、不動産探しを行いましょう。

不動産広告の不当表示の例

不動産広告へのおとり広告の掲載は禁止されていますが、それでも悪質な不動産会社の中には、おとり広告を表示するケースがあります。

不動産広告の不当表示として、比較的多いのが「他の不動産をけなすような比較広告」「誇大広告」「虚偽広告」などがあります。一般的な不動産と比較し、目を引くような優良物件や好条件が並んでいる場合は、不当表示の可能性を考えたうえで信用できる不動産会社と協議した方が良いでしょう。

不動産広告の正しい見方を理解しましょう

今回は、不動産広告の正しい見方について詳しく解説しました。

不動産広告は、専門用語が並んでいるだけでなく、普段見慣れない文字なども並んでいるため、不動産情報を正確に把握できないと悩んでいる方が少なくありません。

現在、不動産購入を検討している方は、不動産選びで失敗しないためにも「不動産広告の見方」について、今一度理解を深めておくことがおすすめです。

ぜひ、自身に合った不動産と出会うためにも、今回の記事を参考にしながらあらゆる不動産広告をチェックしてみてください。

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