不動産を個人売買するときに必要な知識と注意点についてプロがアドバイス!

「個人間で不動産取引ってできるの?」

「知人同士だし、面倒な手続きは正直、勘弁…」

このように、仲介業者を介さずに個人間で不動産取引したいとお思いではありませんか?しかし同時に、「それで大丈夫なのか」という不安もあるでしょう。

不動産取引を個人間でおこなうとなると、一歩間違えれば思わぬトラブルに発展してしまいます。

こちらでは、不動産を個人売買するために必要な知識と注意点について、不動産のプロが本格的にアドバイスします。これから個人売買を検討している人、またはすでに個人取引を開始してしまった人も、リスク回避のためにぜひご一読ください。

イエツグくん
不動産の個人間売買はトラブルが生じやすいんだ。事前にしっかり注意点を把握して安全に取引しようね!
執筆者 丹拓也執筆者 丹拓也
株式会社イエツグ代表取締役。
不動産業界の活性化・透明化を目指し、2018年仲介手数料定額制の不動産会社「イエツグ」を設立。お客様の「心底信頼し合えるパートナー」になることを目標に、良質なサービスと情報を提供している。
保有資格:宅地建物取引士・2級ファイナンシャルプランナー技能士・住宅ローンアドバイザー・既存住宅アドバイザー・防災士

不動産を仲介なしで個人売買するための基礎知識

一般消費者が不動産会社の仲介なしに不動産を個人的に売買すること自体、問題はありません。

例えば「実家を知人に譲りたい」と思えば、名義を書き換えるだけで取引を成立させることが可能です。しかし、不動産売買には法律上の「ボーダーライン」が決められており、ラインを超えてしまうと法を侵すつもりがなくても違法行為となってしまう恐れがあります。

まずは、不動産を個人売買するために必要な基礎知識を学んでいきましょう。

不動産を個人で売買する流れ

まずは、個人間で不動産を売買する場合の大まかな流れについて確認しましょう。専門的な知識がなくても以下の手順で進めていけば、不動産取引を完了することが可能です。

個人間で不動産売買する流れ プロのアドバイス
1.売買する不動産を調査・確認 隣地との境界線や接道状況を確認しましょう
2.不動産の権利証を用意 登記済証や登記識別情報で確認しましょう
3.取引金額を設定 金額設定前に相場を調べておきましょう
4.契約書を作成 契約書の作成のみを専門家に依頼することも可能です
5.契約 契約は白紙撤回が難しいのでここで要チェックです
6.引渡しと代金受領 原則として引渡しと代金受領は同時に行います

上記の流れは不動産会社がおこなっている一般的な売買契約の流れです。流れに沿って契約をおこない、できる限りリスクを軽減させることが大切です。

個人間取引は法律上問題ではない

家や土地を個人間で取引すること自体、法律上、問題はありません。個人間売買のために免許や資格を取得する必要もありません。

ただし、個人が継続的に不動産を売買するときには、国土交通省や都道府県知事が交付する宅建業者としての免許が必要です。不動産売買を「業としてお金を稼ぐ」行為は、個人ではなく業者としてみなされるため注意しましょう。

個人売買に仲介手数料は必要ない

個人間で不動産売買する場合には、仲介手数料は不要です。

そもそも仲介手数料とは、「仲介業者に支払う報酬」です。仲介業者がいない取引には、仲介手数料が存在しません。

不動産売買の仲介手数料とは?費用を抑える方法と仕組みをわかりやすく解説

2019年8月13日
ただし個人間取引でも、登記などを専門家に依頼する場合は報酬を用意する必要があります。また局所的に専門家の見解を求めたり、物件調査などを依頼したりすれば、その都度、費用がかかります。

イエツグくん
不動産の個人間売買は可能。だけどそのリスクと注意点についてはしっかり認識しておこう!

不動産を個人売買するときの4つのリスクと注意点

不動産とは、様々な権利や規制の上に存在しています。

一見簡単そうに見える不動産取引にも、実は見えない部分に思わぬトラブルの種がまかれているため、十分に注意しなければいけません。

不動産を個人売買するときには、具体的に次の4つの点に注意しましょう。

1.買主の住宅ローン審査が通らない可能性が高い

まず不動産を個人売買する上で一番のネックになるのが、住宅ローン。不動産会社が仲介に入らない不動産取引は、多くの場合、融資が降りません

それはやはり、個人間の売買はトラブルが多いので、金融機関側も融資に慎重になるからです。

2.取引相手を調査する

近年、大きなニュースにもなった「地面師詐欺」をご存知でしょうか?地面師詐欺とは、所有権者でもないのに所有権者と偽り、買主から数十億円ものお金を騙し取った事件。当事者である大手不動産会社だけでなく、司法書士や弁護士も騙されてしまったために大きな問題となりました。

さすがにこのような悪質な事件に合うことは稀ですが、個人売買においても最も注意すべきは、「本当にこの人は実在する取引相手なのか?」「契約者は本人なのか?」ということ。不動産会社では契約者の本人確認をすることはもちろん、詐欺師グループ対策の情報を共有しています。少しでも怪しいと判断したら、契約を進めることはありえません。

3.契約は簡単に撤回できない

法律上、契約後に「やっぱり、なかったことにしてほしい!」と訴えても、簡単には認められません。

不動産売買のトラブルは、多くの場合、契約後に発生します。

  • 土地の購入代金を支払ったのに所有権が移転されない
  • 土地を購入したが規制があり建物を建てられない
  • 購入した不動産が「所有権」ではなく「借地権」だった

 

このように、個人間売買では素人では解決が難しい問題が発生する可能性もあります。こんな局面で「契約は撤回できない」となれば、元も子もないですよね。

不動産会社の大きな役割の1つは、不動産売買におけるリスク回避でもあります。契約前には不動産取引の概要を記載している重要事項説明書を発行し、売主と買主にきちんと説明をした上で契約書を交付することが、私たち不動産会社の義務でもあるのです。

4.取引完了まで時間がかかることも

不動産売買には、所有権者を確認したり不動産登記をしたりと、様々な手続が必要です。これら全ての手続は個人でおこなうことも可能ですが、不動産取引に不慣れな場合は思った以上に時間がかかってしまうこともあります。その上なにかトラブルがあった場合には、素人には手に余る手続が待ち構えているかもしれないのです。

不動産会社では、取引前に所有権者を確認し、スムーズに手続きを行うための調査や準備を確実におこないます。必要であれば司法書士や弁護士と連携し、専門家の協力のもと売主や買主の負担を減らすために手続を進めることが可能です。

イエツグくん
仲介手数料を節約しながらも、安全な取引のためにできることがあるよ。

契約の途中でもプロに個人売買のサポートを受けることが可能

個人間の不動産売買を進めていく中で、「こんなときどうしたらいいの?」「やっぱり個人では難しいのでは?」という不安が出てきたら、契約の途中からでも不動産会社が仲介に入ることが可能です。

売主と買主の双方の仲介だけでなく、売主側のみの仲介や買主側のみの仲介をおこなうこともできます。「相手が仲介業者を入れたがらないけど、自分は仲介に入ってほしい」というお悩みにも応えることも可能です。

高額な仲介手数料がネックになる場合も

仲介手数料は、法律で「不動産価格×3%+6万円」が上限と定められています。

  • 3,000万円の不動産:96万円
  • 4,000万円の不動産:126万円
  • 5,000万円の不動産:156万円

 

このように、仲介手数料は非常に高額です。「上限額」とはいえ、多くの不動産会社は上限いっぱいに手数料を請求してくるのが一般的であるため、たとえ個人間売買のサポートであっても高額な仲介手数料を請求される可能性が高いのです。

「イエツグ」は仲介手数料定額制を採用している不動産会社です

弊社「イエツグ」は、仲介手数料で価格競争しようとしない不条理な不動産業界に「透明性」「圧倒的顧客目線」「不動産流通の活性化」というミッションを掲げて参入した不動産会社です。

イエツグのお客様には、住宅診断や既存住宅瑕疵保険の付帯、またハウスクリーニングを無料で提供いたしております。そして購入も売却も仲介手数料は、定額18万2,900円(税別)

なぜこれほどまでに仲介手数料を抑えることができるのかというと、徹底的な「無駄」の排除によるものです。

  • 営業活動、販促活動での無駄を省き、物件とお客様をおつなぎするための最低限のコストだけいただく
  • 早期成約やお客様の手間を省くためにできることを考えた結果、様々なサービスを無料で提供

この2つが相乗効果となって、低コストで早期成約できる独自の仕組みを確立しています。高額な仲介手数料を節約するために、リスクの高い不動産の個人売買を選択する必要はありません。

弊社は、不動産の個人間売買の実績も豊富。売買契約書の作成のみであれば、5万円(税別)にて承らせていただいております。

まとめ

不動産売買を個人でおこなう場合は、取引相手をしっかり確認し、慎重に契約を結びましょう。取引完了までに時間がかかることもあるため、こちらで紹介してきた情報を事前に確認してみてください。

取引の途中からでも、不動産会社に仲介を依頼することは可能です。不動産取引で一番怖いのは、「こんなはずじゃなかった!訴えてやる!」と取引後に裁判沙汰になってしまうリスク。ささいな悩みがいずれ大きなトラブルへと変貌してしまう前に、どんなことでも構わないので我々プロを頼ってください。

監修者 亀梨奈美監修者 亀梨奈美

大手不動産会社退社後、不動産ライターとして独立。
機関紙から情報サイトまで不動産ジャンルのあらゆる文章を執筆・監修。

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