この記事でわかること
- 全期間固定金利の特徴やメリット・デメリット
- フラット35の特徴や金利
- 住宅ローン金利の選び方
執筆者 丹拓也

目次
全期間固定金利とはローンの完済まで金利が一定である金利タイプ

2段階固定金利タイプとは
全期間固定金利には、返済終了まで金利が一定であるタイプの他に、借入当初の10年間と、11年目以降で金利が異なる2段階固定金利があります。 借り入れから10年目までの金利は、11年目以降の金利よりも低く設定されるのが一般的。11年目以降の金利は、申込時もしくは融資の実行時に決まります。全期間固定金利のメリット・デメリット

全期間固定金利のメリット
全期間固定金利のメリットは、以下の2点です。全期間固定金利を選ぶメリット
- 借入時に毎月の返済額と返済総額が確定する
- 借入審査に比較的通りやすい
全期間固定金利のデメリット
全期間固定金利には、以下2つのデメリットがあります。全期間固定金利のデメリット
- 借入当初の金利が他の金利タイプよりも高い
- 他の金利タイプよりも返済額が高くなる恐れがある
代表的な全期間固定金利「フラット35」の特徴や金利の推移

| 融資率 | 金利 |
| 9割以下 | 年1.300%~年2.060% |
| 9割超 | 年1.560%~年2.320% |
| 返済期間 | 金利 |
| 15年~20年 | 年1.210%~年1.970% |
| 21年~35年 | 年1.300%~年2.060% |
団体信用生命保険とは
団体信用生命保険とは、借り入れた人が死亡または所定の身体障害状態となった場合に、保険金でローンが完済される保険
新機構団信に加入する際は、健康状態の告知が必要です。ご自身の健康状態に不安がある場合は、新機構団信に加入しない選択もできます。
もし新機構団信に加入しない場合、フラット35の借入金利から0.2%が差し引かれます。
フラット35の金利引き下げ制度
フラット35は、所定の条件を満たすと、以下のように金利が引き下げられます。| 特徴 | 引下げ幅 | 引下げ期間 | |
| 【フラット35】S | 耐震性能やバリアフリー性能などの高性能な物件を購入した場合に金利が引き下げられる | 0.25% | Aプラン:5年 Bプラン:10年 |
| 【フラット35】子育て支援型 | 子育て支援に積極的な地方公共団体でマイホームした取得し財政的支援を受けた場合に金利が引き下げられる | 0.25% | 5年 |
| 【フラット35】地域活性化型 | 地域活性化に積極的な地方公共団体へUターンやIターンなどをして住宅を購入し財政的支援を受けると金利が引き下げられる | 0.25% | 5年 |
| 【フラット35】リノベ | 中古住宅を購入し所定の性能向上リフォームを行った場合に金利が引き下げられる | 0.5% | Aプラン:5年 Bプラン:10年 |
フラット35の金利の推移
フラット35の金利は、以下のように毎月細かく変動しながらも、全体的には低下傾向にあります。住宅ローン金利は複数の返済シミュレーションを比較して選ぶ

固定期間を選ぶ比較材料として、10年固定金利と全期間固定金利の違いも確認しておきましょう。
この記事を読む前に:金利情報の更新について
本文中の一部の金利表や市場説明は過去資料です。全期間固定金利の考え方は参考にできますが、現在の金利・融資条件は申込先の公式情報で確認してください。
2026年7月時点で確認すること
- 2026年7月のフラット35(21年~35年)の最頻金利は年3.14%です(融資率、住宅性能、借入期間、取扱金融機関などで適用条件は変わります)。
- フラット35は、公式ページで借入期間・融資率・住宅性能などを含む最新条件を確認する。
- 変動金利や固定期間選択型は、金融機関ごとに基準金利、優遇幅、適用条件、見直し時期が異なる。
- 広告上の金利だけでなく、事務手数料、保証料、団信、固定期間終了後の条件を含めて比較する。
フラット35公式の最新金利・ご利用条件と、日本銀行の金融政策に関する最新情報を確認したうえで、申込先の金融機関にも相談してください。
この比較例の金利について
ここで使う年1.3%と年0.41%は、過去時点の比較用シミュレーションです。現在の適用金利を示すものではありません。
住宅ローンの金利は、金融機関、借入時期、融資率、団信、審査結果、優遇条件などで変わります。最新の条件は、住宅金融支援機構の最新金利情報や申込先の公式案内で確認し、現在の条件で再計算してください。
| 固定金利(1.3%) | 変動金利(0.41%) | 差 | |
| 毎月の返済額 | 118,593円 | 102,251円 | 16,342円 |
| 返済総額 | 49,809,007円 | 42,945,439円 | 6,863,568円 |
まとめ:低金利だからといって全期間固定金利が正解とは限らない
全期間固定金利は、返済終了までの金利が固定されるため、毎月の返済額や返済総額が借入時に確定します。全期間固定金利を選ぶと金利上昇により、返済額の増加に不安をかかることはありません。 一方で全期間固定金利は、借入時の金利が他の金利タイプよりも高い点に要注意。返済シミュレーションで、全期間固定金利と他の金利タイプの返済負担の差をよく確認して選びましょう。 弊社イエツグには、FPや住宅ローンアドバイザーといった有資格者が在籍しており、あなたに最適な住宅ローン選びを精一杯サポートいたします。 住宅を購入すると、長期間にわたってローンを返済しなければならないため、悩んでしまうのは仕方のないことです。あなたが少しでも安心して住宅を購入できるように、イエツグのスタッフがお手伝いいたしますので、お気軽にご相談ください。
イエツグは、住宅とともに想いを”人から人に継ぐ”という願いから付けた社名です。仲介手数料を格安・定額にすることで、節約できた費用を住宅の質を向上させるために使っていただきたいと考えております。住まいを”継ぐ”には、耐震性や価値を向上することが不可欠だと思うからです。
イエツグ代表の私、丹は、元消防士。東日本大震災で多くの家屋が倒壊し、大切なものを失った方々を目の当たりにしたことにより、既存住宅の価値を上げ、良質な住宅を流通させることがこの国の急務なのではないかと考えるようになりました。小さな会社ではありますが、社員一同、同じ志を持って対応させていただいております。ぜひ一度ご相談ください。
監修者 品木彰

大手保険会社で培った知識と経験から、保険、不動産、税金、住宅ローンなど幅広いジャンルの記事を執筆・監修。


























