「SUUMOでA社が掲載している物件、すごく良いんだけど…」
「B社の担当者さんは信頼できるから、この人から買いたい…」
「この物件、C社に頼んだら仲介手数料が安くなるって本当?」
物件探しをしていると、このように「物件」と「不動産会社」が結びつかない状況はよくあります。多くの方が「物件を掲載している会社でしか買えない」と思い込んでいますが、それは大きな誤解です。
結論から言うと、あなたが気になっているその物件、ほとんどの場合、どの不動産会社からでも購入できます。そしてその事実を知っているかどうかで、あなたの諸費用、特に「仲介手数料」は数十万円、場合によっては百万円以上も変わるのです。
この記事では、不動産取引のプロが、「なぜ他社の物件を仲介できるのか」という業界の仕組みから、それを利用して仲介手数料を賢く節約するための具体的な方法、さらにトラブルを避けるための注意点まで、あなたが知りたい情報のすべてを解説します。
この記事を読み終える頃には、あなたの疑問は解消され、「物件が同じなら、仲介手数料が安く、信頼できる会社を選ぶことがベストである」という確信に変わっているはずです。
目次
結論:他社物件の仲介は可能。重要なのは「会社選び」
あなたがSUUMOやHOME’Sで見つけた物件は、その広告を出している会社以外でも仲介を依頼できます。これは不動産業界の基本的なルールであり、あなたに与えられた正当な権利です。
つまり物件探しは「どの物件にするか」という視点だけでなく、「どの不動産会社に仲介を頼むか」という視点が、同じくらい重要になります。
同じ物件を扱うなら、仲介手数料が安く、かつサービスが信頼できる会社を選ぶ。これが、不動産購入で損をしないための、最もシンプルで強力な答えです。
「この物件、イエツグで仲介できる?」そう思ったら、すぐにご連絡ください。手数料がいくらになるか、どのようなサービスが提供できるか、具体的にお答えします。
▶ イエツグに問い合わせる
▶ お客様専用ダイヤル:0800-222-1829
なぜ可能?不動産業界の仕組み「レインズ」とは
「どの不動産会社でも同じ物件を扱える」その中心にあるのが、「レインズ(REINS)」という仕組みです。これは、不動産会社だけが見ることができる、巨大な物件情報ネットワークです。
レインズ:不動産会社間の物件共有システム
レインズ(Real Estate Information Network System)は、国土交通大臣から指定を受けた不動産流通機構が運営しています。宅建業の免許を持つ不動産会社だけが、このシステムにアクセスできます。
売主から物件の売却依頼を受けた不動産会社は、その物件情報をレインズに登録します。すると、その情報は全国の不動産会社に共有されます。これにより、他の会社が自社の顧客にその物件を紹介する「共同仲介」が可能になるのです。
「専任媒介契約」が情報の流通を促進する
特に重要なのが、売主と1社だけで結ぶ「専任媒介契約」や「専属専任媒介契約」です。これらの契約では、不動産会社は物件情報をレインズに登録することが法律で義務付けられています。
このルールがあるため、市場に出回るほとんどの売買物件は、レインズを通じて全ての不動産会社にオープンにされています。あなたがSUUMOなどで目にする物件も、その多くがレインズに登録されていると考えて間違いありません。
物件情報は、すべての不動産会社に共有される
つまり、あなたがA社のサイトで見つけた物件も、B社はその情報をレインズで把握しています。B社はその情報を元に、あなたに物件を紹介し、内覧の手配から契約まで、すべての仲介業務を行えるのです。
この仕組みがあるからこそ、「物件」ではなく「どの会社から買うか」という「会社選び」が、あなたにとって最も重要な選択になります。
不動産業界の仕組みについて、より詳しく知りたいですか?イエツグは、お客様に不利な情報や業界の裏側も、包み隠さずお伝えすることをお約束します。
▶ イエツグの「お客様の声」を見る
▶ イエツグに問い合わせる
他社物件の仲介を頼むメリット
他社の物件を、あえて別の不動産会社に頼む。この行動には、3つの大きなメリットがあります。
メリット1:仲介手数料の節約
これが最大のメリットです。不動産会社によって、仲介手数料の料金体系は大きく異なります。法律上の上限額を請求する会社もあれば、イエツグのように仲介手数料を定額にしている会社もあります。
同じ物件を購入するなら、仲介手数料が安い会社を選んだ方が、諸費用を大幅に節約できます。物件によっては、百万円単位で総支払額が変わることもあります。
メリット2:担当者の選択
不動産取引は、担当者との相性が非常に重要です。「この人になら任せられる」と心から思える担当者を選ぶことは、取引の満足度に直結します。
物件を掲載している会社の担当者と相性が合わない場合でも、あなたが信頼する別の会社の担当者に、その物件の仲介を依頼できるのです。
メリット3:相談窓口の一本化
気になる物件がA社、B社、C社とバラバラの会社によって掲載されていても、問題ありません。信頼できる一人の担当者を見つけさえすれば、それら全ての物件をまとめて紹介してもらい、効率的に内覧を進めることができます。不動産会社を何社も回る手間が省けます。
仲介手数料を抑え、信頼できる担当者と効率的に物件探しを進める。これが、賢い不動産購入の新しい常識です。イエツグが、あなたの不動産探しをどのようにサポートできるか、具体的なサービス内容をご確認ください。
▶ イエツグのサービス内容を見てみる
▶ イエツグに問い合わせる
他社物件の仲介を頼む際の注意点
他社物件の仲介依頼はメリットが多い一方、いくつか知っておくべき注意点もあります。事前にリスクを理解しておくことで、トラブルを未然に防ぎましょう。
注意点1:「抜き行為」のリスク
A社に物件を案内してもらった直後に、その物件をB社に依頼して契約する。この行為は業界で「抜き行為」と呼ばれ、トラブルの原因になることがあります。最初の案内や情報提供にもコストがかかっているため、A社との信頼関係を損なう可能性があります。モラルとして、すでに深く関わっている会社がある場合は、慎重に行動すべきです。
注意点2:仲介できない物件も存在する
ごく稀にですが、売主の意向や不動産会社の独自ルールにより、他社には仲介させない「自社限定物件」が存在します。また一般媒介契約でレインズに登録されていない物件も、他の会社では把握できないため仲介は困難です。原則は可能ですが、例外もあることは覚えておきましょう。
注意点3:会社によるサービス品質の差
仲介手数料の安さだけで会社を選ぶと、サービスの質が低いリスクがあります。これは他社物件の仲介を頼む場合も同じです。価格交渉に消極的だったり、ローン手続きのサポートがなかったり。結局は、どの会社を選ぶかが最も重要になります。
トラブルを避け、安心して取引を進めるためには、信頼できる会社選びが全てです。イエツグがお客様からどう評価されているか、実際の声をご確認ください。
▶ イエツグの「お客様の声」を見る
▶ イエツグに問い合わせる
他社物件の仲介を依頼する手順
実際に他社の物件を依頼する際、どのように伝えればスムーズに進むのでしょうか。ポイントは、必要な情報を正確に、そして正直に伝えることです。
ステップ1:依頼したい会社に、正直に状況を伝える
まずは、あなたが仲介を依頼したい不動産会社に連絡を取ります。その際、「SUUMOで見た、〇〇という会社が掲載している物件が気になっています」と、正直に伝えましょう。何も隠す必要はありません。誠実な不動産会社であれば、この時点で快く対応してくれます。
ステップ2:物件が特定できる情報を正確に伝える
担当者がすぐに物件を特定できるよう、できるだけ詳しい情報を伝えましょう。以下の情報があると、話がスムーズに進みます。
- 掲載されていたサイト名(SUUMO、HOME’Sなど)
- 物件名(マンション名など)
- 物件の所在地(住所)
- 可能であれば、その物件ページのURL
ステップ3:担当者に対応可能か確認してもらう
情報を受け取った担当者は、その物件が仲介可能かどうかをレインズなどで確認します。ほとんどの場合は可能ですが、前の章で説明したような例外も存在します。担当者からの「仲介可能です」という返事をもって、具体的な話を進めましょう。
この簡単なステップで、あなたは好きな物件を、好きな会社から購入できます。イエツグでは、他社様の物件に関するご相談も大歓迎です。まずはお気軽にご連絡ください。
▶ イエツグに問い合わせる
▶ お客様専用ダイヤル:0800-222-1829
まとめ
不動産探しにおいて、「どの物件を選ぶか」が重要であることは言うまでもありません。しかし不動産業界の仕組みを知ると、「どの会社から買うか」も同じくらい重要であることが分かります。
ほとんどの物件は、どの不動産会社でも仲介が可能です。つまりあなたは「物件」と「仲介を依頼する会社」を、それぞれ自由に選ぶ権利を持っています。
同じ物件であれば、仲介手数料が安く、サービスの質が高く、そして心から信頼できる担当者がいる会社を選ぶ。それが、現代の不動産取引で最も賢い選択です。
▶ イエツグのサービスはこちら
▶ お問い合わせはこちら
▶ お客様専用ダイヤル:0800-222-1829
不動産業界の活性化・透明化を目指し、2018年仲介手数料定額制の不動産会社「イエツグ」を設立。お客様の「心底信頼し合えるパートナー」になることを目標に、良質なサービスと情報を提供している。
保有資格:宅地建物取引士・2級ファイナンシャルプランナー技能士・住宅ローンアドバイザー・既存住宅アドバイザー・防災士