2020年新型コロナで冬のボーナスが大幅減!住宅ローンのボーナス払いができない人を救う3つの対策

住宅ローンで、年2回のボーナス払いを設定されている方も少なくないのではないでしょうか?

2020年冬のボーナスをすでにもらった方・今回はカットされてしまった方いらっしゃると思いますが、新型コロナウイルスによる経済へのダメージにより今冬のボーナスは大きく減少する見込みです。そのため、住宅ローンのボーナス払いが難しくなってしまう方もいるでしょう。

住宅ローンのボーナス払いができない場合、どんな影響があるのでしょうか。今回は住宅ローンを滞納してしまった場合に受ける影響と、ローンの支払いが困難となった場合の対処法をご紹介します。

この記事でわかること
  • 新型コロナウイルスが与える2020年冬のボーナスへの影響
  • 住宅ローンを滞納した場合の影響
  • 住宅ローンを滞納しないための3つの対策
執筆者 丹拓也
株式会社イエツグ代表取締役 不動産業界の活性化・透明化を目指し、2018年仲介手数料定額制の不動産会社「イエツグ」を設立。お客様の「心底信頼し合えるパートナー」になることを目標に、良質なサービスと情報を提供している。 保有資格:宅地建物取引士・2級ファイナンシャルプランナー技能士・住宅ローンアドバイザー・既存住宅アドバイザー・防災士
イエツグくん
新型コロナウイルスの影響で業績が悪化!?
いったいどれくらいボーナスが減っちゃうの?

新型コロナの影響により2020年冬のボーナスが-10.7%の大幅減

引用:三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社「2020 年冬のボーナス見通し

多くの企業において、12月が冬のボーナス支給月とされています。

三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社が発表した「2020年冬のボーナス見通し」では、民間企業の今冬のボーナスは前年比-10.7%と大幅減の予想。新型コロナウイルスの影響が大きく、リーマンショック時の減少幅を大きく上回るといいます。

2020年上期の業績がボーナス額に直撃

2020年初頭に新型コロナウイルスの影響が本格化しはじめて以来、ボーナスの支給タイミングは今冬で2回目を迎えました。1回目である6月は微増の傾向にありましたが、それは新型コロナウイルスの影響を受けなかった2019年下期が、ボーナスの評価対象となっていたためです。

今冬のボーナスは2020年上期(4月~10月)が評価対象となりました。そのため新型コロナウイルスによる業績低下の影響をまともに受けてしまい、ボーナス大幅減につながっています。

イエツグくん
大変だけど、コロナの影響を受けても住宅ローンの支払いは滞納できないよね。
もし滞納しちゃうと、今後に大きな影響がでちゃうんだ。

コロナ禍でも住宅ローンを滞納してはいけない理由

コロナの影響でボーナスが減少しても、ボーナス払いを設定していれば原則的に支払わなければなりません。なぜなら、そういう契約だからです。

住宅ローンは、定期的な返済を約束した借り入れ。ボーナス払い月の支払い滞納は、返済の約束を果たせないことになり各方面に大きな影響を与えます。

滞納してはいけない理由1. 優遇金利が適用されなくなる

住宅ローンを滞納してしまうと、住宅ローン契約時の優遇金利が適用されなくなるため、毎月の返済額が増えてしまいます。

金融機関の店頭金利が2.475%、優遇金利が1.8%だった場合、店頭金利から優遇金利を差し引いた0.675%の金利でローンを組めます。

しかし住宅ローンを滞納してしまうとこの優遇金利が受けられなくなり、店頭金利分の利息を支払わなければなりません。

仮に、借入額3,000万円、優遇金利適用後0.675%、返済期間35年(元利均等方式)でローンを組んだ場合、毎月の返済額は約8万円となっています。

このローンを滞納し優遇金利が適用されなくなると、返済額は10.7万円にまで膨れ上がるため、今後住宅ローンを支払い続けるのは困難となるでしょう。

滞納してはいけない理由2. 信用情報に傷がつく

住宅ローンを滞納すれば「信用情報」に傷がつき、今後あらゆる融資を受けられなくなる恐れがあります。

住宅ローンは、定期的な返済を前提として融資を受ける金融商品のひとつです。支払いの遅延が続いた借主は金融機関からの信用を失い、信用情報機関に滞納の事実が記録されてしまいます。いわゆる「ブラックリストに載る」といわれる状態ですね。

信用情報機関の記録は他の金融機関も参照するため、住宅ローン返済の事実も広く知れ渡ります。そのため今後、クレジットカードや車のローンなど新たな融資を受けられなくなる恐れがあるのです。

住宅ローンの審査時に確認される信用情報とは?審査に落ちる事例も解説

滞納してはいけない理由3. マイホームを失う

返済の滞納が続いた結果、最後にはマイホームを失う事態が待っています。

数ヶ月住宅ローンの返済が滞ると、保証会社から金融会社へローン残額を返済する代位弁済が行われ、同時に債権者が保証会社に代わります。

保証会社は裁判所を通じ、物件の競売を開始。この競売は強制的に行われるため、拒否も回避もできません。

競売による落札価格は相場の半分程度となってしまうケースもあり、残債を返済しきれない場合があります。せっかく購入したマイホームを失った上に多額の負債を抱え、最後には自己破産にいたる場合も少なくありません

イエツグくん
滞納が人生に与える影響って大きい!
でも安心して!ちゃんと対策を取れば心配ないよ!

コロナによるボーナス減で住宅ローンが払えないときの救済策

ボーナス減による住宅ローンの滞納は、非常に大きな問題につながる恐れがあります。

ブラックリストへの掲載、自己破産といった将来に大きな影を落とす状態におちいる前に、適切な対策をとりましょう。

1. ローンを見直す

住宅ローンにおけるボーナス払い月の返済額は、その他の月に比べ非常に大きな額となります。

カットされたボーナス額での返済が難しくなるようなら、ローン計画そのものを見直し、無理のない返済計画を立て直しましょう

住宅ローン返済のリスケジュール

住宅ローンの返済が困難になると判断できたなら、まずは返済スケジュールの変更を試みましょう。

引用:金融庁「新型コロナウイルス感染症の影響による資金繰りやローンの返済等でお困りの皆様へ

新型コロナウイルスの流行を受け、金融庁は各金融機関へ、返済が困難な人に対し柔軟な対応をおこなうよう要請しています。

まずは金融機関へ相談し、返済スケジュールの変更「リスケジュール」を依頼しましょう。リスケジュールが無事承認されれば、毎月の返済額を一時的に利息のみに抑えられます。

ただし元本は減らずに利息だけを支払うため、結果的に返済総額が増加する点は念頭に置きましょう。

住宅ローンのリスケジュールとは?ローンが払えなくなったら延滞する前に金融機関に相談しよう

条件のよい住宅ローンに借り換える

現在借りている住宅ローンの金利が高いようなら、他の金融機関の住宅ローンへ借り換えを検討しましょう。

2020年12月現在の住宅ローン金利は、変動金利が0.4%台、全期間固定金利が1.3%台と、非常に低い水準となっています。借り換え用のローンプランをもつ金融機関も多くありますので、支払い額を減らせるようなプランが見つかるかもしれません。

ただし、借り換えには数十万円の諸費用が必要となる場合もあります。諸費用に圧迫されて結局ローンを滞納したとならないように、十分な検討を行いましょう。

住宅ローンの借り換えはメリットだけではない?デメリットを確認して失敗を防ぐ方法

2. 「不動産買取」によって売却する

ボーナス減を機に、ローンの支払いが厳しい不動産を手放すのもひとつの選択です。少しでも早く現金化したいようなら、不動産買取を利用するとよいでしょう

不動産買取と仲介の違いとは?安全・確実に売却成功させるためのコツも解説

不動産買取は不動産会社に物件を買い取ってもらう売却方法です。不動産会社は買い取った物件を売却して利益を出すため、不動産買取での売却価格は相場の7割前後に抑えられます

仲介による売却よりも安くなるため、損をする取引と感じられる方も多いでしょう。しかし買取は仲介のように買主が出てくるのを待つ必要がないため、早期に売却可能。また仲介時に必要な仲介手数料も不要なため、諸費用は安く抑えられます。

また買い取りしてもらうタイミングを測りやすいのも大きなメリット。住み替えにともなう二重ローンの支払いや一時的な賃貸物件への入居など、余計な費用がかかりません。

3. 「任意売却」する

実際に住宅ローンの滞納が発生してしまったようなら、滞納状態のまま不動産を売却できる「任意売却」を利用しましょう

住宅ローンには、滞納に備え不動産物件そのものを担保にする「抵当権」が設定されます。原則として不動産の売却はローンを完済し、抵当権を抹消してからでないと行えません。

任意売却なら、住宅ローンを融資している金融機関の許可を受けた上で、残債があるまま不動産を売却可能。買取と異なり通常の売却と同じ手順を踏むため、相場価格に近い売却価格を期待できます

コロナショックで住宅ローンが返せないときの救世主!「任意売却」とは?

まとめ:コロナによるボーナス減で住宅ローン返済にお悩みがあればご相談を!

コロナ禍中において住宅ローン金利が下降し続ける一方、多くの企業は収益を落としており、従業員の生活にも影響が出ています。12月10日には東京都における日の新規感染者数が初の600人を突破。今後も感染拡大が収まる気配を見せません。

コロナの影響による収入減は、誰にとって決して他人事ではありません。もし収入の変化が住宅ローンの返済に影響を与えそうと感じられたなら、早いうちに対策を検討しましょう

弊社イエツグでは、住宅ローンに関するご相談はもちろん、買取・任意売却にも対応しております。不動産を抱え続けることがお客様の人生における負担にならないよう、宅建士やFPが最適なご提案をさせていただきます。

本当にお困りになってしまう前に、ぜひお気軽にイエツグまでご相談ください。

イエツグは、住宅とともに想いを”人から人に継ぐ”という願いから付けた社名です。仲介手数料を格安・定額にすることで、節約できた費用を住宅の質を向上させるために使っていただきたいと考えております。住まいを”継ぐ”には、耐震性や価値を向上することが不可欠だと思うからです。 イエツグ代表の私、丹は、元消防士。東日本大震災で多くの家屋が倒壊し、大切なものを失った方々を目の当たりにしたことにより、既存住宅の価値を上げ、良質な住宅を流通させることがこの国の急務なのではないかと考えるようになりました。小さな会社ではありますが、社員一同、同じ志を持って対応させていただいております。ぜひ一度ご相談ください。

監修者 亀梨奈美
大手不動産会社退社後、不動産ライターとして独立。株式会社real wave代表取締役。「わかりにくい不動産を初心者にもわかりやすく」をモットーに、機関紙から情報サイトまで不動産ジャンルのあらゆる文章を執筆・監修。

 

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