「シングルマザーでも住宅ローンは組めるの?」
「年収が低いし、パート勤務だから審査に通らないかもしれない…」
女手一つで子育てをしていると、将来の住まいに対する不安は尽きません。賃貸の家賃を払い続けるよりも、資産になる持ち家が欲しいと考えるのは自然なことです。
結論から申し上げますと、シングルマザーだからといって住宅ローンの審査に通らないということはありません。
実際に、多くのシングルマザーの方が夢のマイホームを手に入れています。ただし、審査を通過するためにはいくつかのポイントを押さえておく必要があります。この記事では、シングルマザーが住宅ローンを借りるための条件や、審査に通りやすくするための具体的な対策について解説します。
目次
結論:シングルマザーだから審査に落ちることはない!重要なのは「返済能力」
まず最初にお伝えしたいのは、金融機関は「家族構成」だけで審査の可否を決めているわけではないということです。
銀行が見ているのは、あなたがシングルマザーかどうかではなく、「貸したお金をきちんと返済できる能力があるか」という一点です。
1.金融機関が見ているのは「家族構成」ではなく「安定した収入」
住宅ローンの審査項目には「年収」「勤続年数」「雇用形態」「健康状態」などがありますが、「配偶者の有無」は必須条件ではありません。
独身女性であれ、シングルマザーであれ、安定した収入があり、継続的に返済していける見込みがあれば、融資を受けることは十分に可能です。むしろ、女性単独での住宅ローン利用者は年々増加傾向にあり、金融機関も積極的に受け入れています。
2.年収200万円台・パートでも審査に通った事例はある
「年収が低いから無理」と諦めるのは早計です。一般的に年収300万円以上が望ましいと言われますが、年収200万円台でも審査に通った事例は数多く存在します。
また、正社員でなければ借りられないと思われがちですが、一定の勤続年数があり収入が安定していれば、契約社員やパートでも審査の対象となる金融機関はあります。特に後述する「フラット35」などは、雇用形態に柔軟な審査基準を持っています。
3.【要注意】児童扶養手当(母子手当)は年収に含まれる?
審査において年収を申告する際、「児童扶養手当」などの公的給付を年収に含めて計算できるかどうかは、金融機関によって対応が分かれます。
多くの民間銀行では、給付金は年収として認められませんが、「フラット35」など一部のローンでは、児童扶養手当を年収に加算して審査を受けることが可能です。これにより、見かけの年収が増え、借入可能額を増やせる可能性があります。
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審査に落ちないために!申し込み前に確認すべき5つのチェックリスト
審査に申し込む前に、ご自身の状況を客観的にチェックしてみましょう。以下の5つの項目は、金融機関が特に重視するポイントです。
1.【年収・勤続年数】最低ラインは年収200万円・勤続1年以上
多くの銀行では、申込要件として「前年度年収200万円以上」「勤続年数1年以上(または3年以上)」を掲げています。
もし転職したばかりの場合は、最低でも1年(給与明細12ヶ月分)の実績を作ってから申し込むのが無難です。ただし、看護師や保育士など、資格職でのキャリアアップ転職であれば、勤続年数が短くても考慮してもらえる場合があります。
2.【雇用形態】正社員が有利だが、派遣・契約社員でも「フラット35」なら希望あり
やはり正社員の方が審査には有利ですが、非正規雇用だからといって門前払いされるわけではありません。
民間銀行で断られても、住宅金融支援機構が提供する「フラット35」なら審査に通る可能性があります。フラット35は「人物」よりも「物件の担保価値」を重視する傾向があり、派遣社員やパートの方でも広く利用されています。
3.【返済比率】年収の25%以内が安心ライン。無理な借入は禁物
年収に対する年間返済額の割合を「返済比率」と言います。審査上は30%〜35%まで認められることがありますが、生活のゆとりを考えると20%〜25%以内に抑えるのが理想です。
例えば年収300万円の場合、返済比率25%なら年間返済額は75万円(月額約6.2万円)です。今の家賃と比較して、無理なく払える金額かどうかを冷静に判断しましょう。
4.【信用情報】スマホの分割払いやカード支払いの遅延はないか
過去にクレジットカードの支払いや携帯電話の端末代金の支払いを延滞したことはありませんか?
こうした履歴は「個人信用情報機関(CICなど)」に記録され、銀行は必ずチェックします。いわゆる「ブラックリスト」入りしていると、年収が高くても審査には通りません。不安な方は、事前に自分で情報開示請求をして確認することをお勧めします。
5.【健康状態】団信(生命保険)に加入できる健康状態か
民間銀行の住宅ローンは、原則として「団体信用生命保険(団信)」への加入が必須です。これは、契約者が死亡・高度障害状態になった時にローンが完済される保険です。
持病があったり、直近で入院歴があったりすると加入できず、ローンが組めないことがあります。その場合は、加入条件が緩い「ワイド団信」や、団信加入が任意の「フラット35」を検討しましょう。
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シングルマザーの強い味方!審査に通りやすいおすすめの住宅ローン
数ある住宅ローン商品の中から、シングルマザーの方におすすめのものをピックアップしました。
1.「フラット35」が選ばれる理由:雇用形態に寛容で金利が変わらない安心感
これまで何度も登場している「フラット35」は、シングルマザーの強い味方です。全期間固定金利なので、将来金利が上昇しても返済額が変わらず、家計の管理がしやすいというメリットがあります。
また、前述の通り雇用形態に寛容で、パートや派遣社員の方でも審査に通りやすいのが最大の特徴です。
2.女性向け特典がある銀行ローン:金利優遇やガン団信などのメリット
一部の銀行(ネット銀行や地方銀行など)では、女性専用の住宅ローン商品を用意しています。
通常の金利からさらに優遇を受けられたり、ガンと診断されたらローン残高が半分になる特約が無料で付帯したりと、女性に嬉しい特典が満載です。ご自身が住むエリアの銀行で取り扱いがないかチェックしてみましょう。
3.親子リレーローン:親に収入がある場合の選択肢
もしご両親に安定した収入がある場合、「親子リレーローン」を利用するのも一つの手です。親と子の収入を合算して審査を受けるため、借入可能額を増やせます。
ただし、親御さんの年齢制限や、同居が条件になる場合もあるため、慎重に検討する必要があります。
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審査通過率をグッと上げる裏ワザ。「諸費用」を削って頭金を増やそう
「貯金が少なくて頭金が払えない…」という悩みをお持ちの方に、とっておきの裏ワザをご紹介します。
1.頭金なし(フルローン)は審査が厳しい。自己資金の有無が勝負の分かれ目
物件価格の100%を借りる「フルローン」も可能ですが、審査は厳しくなります。銀行からすれば、「貯金ができない=計画性がない」と判断されるリスクがあるからです。
少しでも頭金を入れることで、審査通過率は格段に上がりますし、借入額が減って毎月の返済も楽になります。
2.貯金がなくても大丈夫?「仲介手数料」を節約すれば頭金は作れる
「貯金がないのに頭金なんて無理」と思われるかもしれませんが、購入時にかかる「諸費用」を節約すれば、その浮いたお金を頭金に回すことができます。
住宅購入の諸費用で最も大きいのが、不動産会社に払う「仲介手数料」です。通常は「物件価格×3%+6万円」がかかり、3,000万円の物件なら約100万円が必要です。
3.イエツグの「定額182,900円」なら、他社より数十万円も初期費用がお得に
イエツグなら、この仲介手数料が物件価格に関わらず「定額182,900円(税別)」です。
3,000万円の物件の場合、他社なら約100万円かかるところが約20万円で済みます。差額の約80万円を頭金として入れれば、審査に通りやすくなるだけでなく、新生活の家具家電代や教育費の貯蓄に回すこともできます。賢く家を買うなら、手数料の節約は必須です。
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家を買っても手当は減らない?購入後の生活とリスク管理
最後に、購入後の生活についても考えておきましょう。
1.持ち家でも「児童扶養手当」は支給される?減額の条件とは
「家を買うと母子手当が打ち切られる」という噂を聞いたことがあるかもしれませんが、これは誤解です。
児童扶養手当の支給要件に「持ち家か賃貸か」は関係ありません。ただし、手当の所得制限の計算において、養育費の8割などが所得として加算される点は変わりません。家を買ったこと自体が直接の原因で減額・停止されることはないのでご安心ください。
2.固定資産税や修繕費…賃貸時代にはなかった「維持費」を忘れないで
持ち家になると、ローンの返済以外に「固定資産税」や「都市計画税」が毎年かかります。マンションなら「管理費・修繕積立金」も必要です。
また、給湯器が壊れたり雨漏りしたりした場合の修繕費用も自己負担です。これらの維持費を毎月2〜3万円程度見込んで、返済計画を立てる必要があります。
3.万が一の病気やケガに備える「団信」の重要性
シングルマザーにとって、自分が働けなくなるリスクは深刻です。だからこそ、住宅ローンの「団信」は心強い味方になります。
万が一死亡したり高度障害になったりした場合、住宅ローンがゼロになるため、お子さんに「住む場所(家)」という資産を残してあげられます。これは賃貸では得られない、持ち家ならではの大きな安心感と言えるでしょう。
購入後の家計もFPが徹底サポート。教育費とローンのバランスを一緒に考えましょう
まとめ:母子家庭こそ持ち家という選択肢を。賢い資金計画で夢を現実に
シングルマザーの住宅購入は、決して無謀な挑戦ではありません。適切な物件選びと資金計画、そして仲介手数料の節約などの工夫を行えば、十分に実現可能です。
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不動産業界の活性化・透明化を目指し、2018年仲介手数料定額制の不動産会社「イエツグ」を設立。お客様の「心底信頼し合えるパートナー」になることを目標に、良質なサービスと情報を提供している。
保有資格:宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士・2級ファイナンシャルプランナー技能士・住宅ローンアドバイザー・既存住宅アドバイザー・防災士