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「当日の手続き、本当にこれで大丈夫?」決済日を前に不安なあなたへ
不動産取引の最終局面である「不動産決済日」。
数千万円という大きなお金が動くことに、強い恐怖を感じていませんか?
「もし忘れ物をして家の引き渡しが延期になったらどうしよう…」 そんな不安を抱えるのは、あなただけではありませんよね。
実を言うと、決済当日にトラブルが起きる原因の多くは不動産会社にあります。 詳しい説明がなく、言われるがまま当日を迎えるという不親切な業界の慣習です。 この不親切な対応の結果、振込限度額エラーなどの致命的なミスが起こります。 本記事では、プロの視点から不動産決済の事前準備のすべてを分かりやすく解説します。
結論!不動産決済とは「お金の支払いと鍵の受け渡し」を同時に行う最終手続き
不動産決済とは、買主が残りの代金を支払い、売主が鍵を渡して家の名義を変更する作業を同時に行う、不動産取引の最終手続きです。
なぜ不動産決済は「平日の午前中」に行うのでしょうか? 理由は、家の名義変更を行う法務局が平日の17時15分に閉まるからです。 万が一お金の振り込みに時間がかかっても、午後に対処するための絶対的なルールです。
【タイムラインで完全理解】決済日当日の4つの手順(約1〜2時間)
不動産決済当日の流れ 4ステップ
- 手順1:銀行の応接室に関係者が集まる(09:30〜)
- 手順2:司法書士による厳格な本人確認と書類の最終チェック(10:00〜)
- 手順3:住宅ローンのお金が振り込まれ、各方面へ送金する(10:30〜)
- 手順4:相手の口座にお金が届いたか確認し、鍵を引き渡す(11:30〜)
手順1:銀行の応接室に関係者が集まる
買主が住宅ローンを借りる金融機関に、関係者全員が集合します。 買主、売主、不動産会社、司法書士、銀行員が名刺交換や簡単な挨拶を行います。
手順2:司法書士による厳格な本人確認と書類の最終チェック
国家資格を持つ司法書士が、顔写真付きの身分証明書を使って本人確認を行います。 近年は地面師事件などの詐欺を防ぐため、生年月日などの口頭での質問も行われます。
手順3:住宅ローンのお金が振り込まれ、各方面へ送金する
司法書士の「登記申請可能です」というOKサインが出ると、銀行から買主の口座に住宅ローンが入金されます。 その後、買主は売主へ家の代金を、不動産会社へ仲介手数料を順番に振り込みます。
手順4:相手の口座にお金が届いたか確認し、鍵を引き渡す
売主の口座に確実にお金が届いたことを確認したら、売主は買主に領収書を渡します。 領収書と引き換えに家のすべての鍵を手渡し、当日の集まりは解散となります。
誰にいくら払う?決済日に動く「お金の流れ」のすべて
不動産決済日には家の代金以外にも、さまざまなお金が動きます。 誰が・誰に・何のお金を払うのか、ひと目でわかるように整理しました。
【決済日のお金の流れと内訳】
◆ 買主が支払うお金
- [売主へ] 家の残代金 物件価格から、すでに払った手付金を引いた残りのお金
- [売主へ] 固定資産税の精算金 1年分の税金を、引き渡し日を境にして日割り計算したお金
- [不動産会社へ] 仲介手数料の残金 物件探しや各種手続きをサポートしてくれた不動産会社に支払う費用の残り
- [司法書士へ] 登記費用 家の名義変更にかかる税金(登録免許税)と、司法書士への手続き報酬
◆ 売主が支払うお金
- [ローン借入先の銀行へ] 住宅ローンの一括返済金 今の家のローンが残っている場合、売却で得た代金を使って一括で返すお金
買主と売主の間で動く大きなお金
もっとも大きなお金が、買主から売主へ支払う「家の残代金」です。 また、家を引き渡した日を境にして、その年の「固定資産税」などを日割りで計算し、買主から売主へ精算金を支払います。
不動産会社や司法書士に払うお金
手続きをサポートしてくれた不動産会社への「仲介手数料」や、名義変更の手続きを行う「司法書士への報酬」、そして国に納める「登録免許税」の支払いも、このタイミングで一気に行われます。
【売主・買主別】絶対に忘れてはいけない「持ち物・必要書類」リスト
決済当日の持ち物は、単なる物品ではなく、法的権利を証明する非常に重要な書類です。
【売主・買主別】不動産決済の絶対忘れてはいけない持ち物リスト
【売主】家を引き渡すために必要な持ち物
- 権利証(登記済証、または登記識別情報通知)
- 実印(共有名義で家を持っている場合は、共有者全員分の実印)
- 印鑑証明書(発行してから3ヶ月以内のもの)
- 固定資産評価証明書(最新年度のもの)
- 本人確認書類(運転免許証など顔写真付きの公的証明書)
- 鍵(玄関、勝手口、宅配ボックスなど、持っているすべての鍵)
- 銀行の通帳と届出印
【買主】新しい家を受け取るために必要な持ち物
- 住民票(家族全員分が載っていて、マイナンバーの記載がないもの)
- 実印
- 印鑑証明書(発行してから3ヶ月以内のもの)
- 本人確認書類(運転免許証など顔写真付きの公的証明書)
- 銀行の通帳、届出印、キャッシュカード
- 現金(司法書士への報酬など、一部の費用を現金で払う場合)
注意!売主が一番大事な「権利証」を見つけられない場合の対処法と追加費用
注意していただきたいのが、売主が一番大事な「権利証」を紛失した場合です。 権利証は再発行ができないため、数万円から十数万円の高額な追加費用がかかります。 事前に司法書士と面談を行い、「本人確認情報」という代替書類を作成しなければならないからです。
決済当日に起こりやすい「3つの失敗」と、それを防ぐ事前準備
実際の現場では、事前の準備不足による致命的なトラブルが頻発しています。
不動産決済当日に起こりやすい3つの失敗
- 失敗1:銀行の「1日あたりの振込限度額」に引っかかってお金が送れない
- 失敗2:印鑑証明書の有効期限(3ヶ月)切れ・持ってきた印鑑が「認印」だった
- 失敗3:ネット銀行の振り込み手続きに時間がかかりすぎて、全員を待たせてしまう
失敗1:銀行の「1日あたりの振込限度額」に引っかかってお金が送れない
マネーロンダリング対策の影響で、銀行の振込限度額は非常に低く設定されています。 決済日の数日前に限度額を引き上げる手続きを忘れると、当日はお金が送れず決済不能になります。
失敗2:印鑑証明書の有効期限(3ヶ月)切れ・持ってきた印鑑が「認印」だった
印鑑証明書は発行から3ヶ月と1日でも過ぎていれば法務局で受理されません。 また、持参した印鑑が「実印」ではなく「認印」だった場合も、自宅に取りに帰る時間がない限り手続きは延期となります。
失敗3:ネット銀行の振り込み手続きに時間がかかりすぎて、全員を待たせてしまう
ネット銀行の場合は担当者が同席しないため、振り込みの処理完了までに1時間以上かかることがあります。 これらはすべて、当日の朝ではなく数日前までに必ず確認しておくべき最重要項目です。
H様が証明する現場のリアル:定額制の仲介手数料で、決済日のお金と心に「ゆとり」を
ここで、実際にイエツグをご利用いただいたH様のケーススタディをご紹介します。
H様は当初、大手不動産会社で中古マンションの購入を検討していました。 しかし、「物件価格×3%+ 6万円」という高額な仲介手数料に納得がいきませんでした。 「内見や手続きのサポートだけで、数百万円も取られるなんて…」と疑問を感じたのです。 そこでH様は、仲介手数料が「定額182,900円」のイエツグを選びました。
結果として、H様は約80万円もの不動産購入の初期費用を節約することに成功しました。 不動産決済の日は、登記費用や税金、引っ越し代など、たくさんのお金が飛んでいきます。 しかし、H様が節約できた80万円のおかげで、支払いへの不安が完全に消え去りました。 欲しかった新しい家具を買う余裕まで生まれ、最高の笑顔で新居の鍵を受け取られたのです。 不動産会社を賢く選ぶことで、決済日は不安な日からゆとりある幸せな日に変わります。
不動産決済に関するよくある質問
Q. 決済日当日に本人がどうしても出席できない場合はどうすればいいですか?
A. 事前に司法書士と面談し、家族などを代理人にする「委任状」を作成すれば対応可能です。ただし、本人の厳格な意思確認が必須となります。
Q. 銀行の振込手数料は、売主と買主のどちらが負担するのですか?
A. 原則として、家の代金を支払う側である「買主」が負担するのが、一般的な不動産取引のルールです。
Q. 決済日と家の引き渡し日を、別々の日にすることはできますか?
A. 原則として、お金の支払いと鍵の引き渡しは同じ日に行います。しかし、銀行のシステム障害などのトラブル時は、後日鍵を渡すケースもあります。
Q. 夫婦のペアローンで家を買う場合、2人とも行く必要がありますか?
A. はい、購入する家が共有名義になるため、原則として夫婦お2人とも決済の場に出席する必要があります。
まとめ:安全な引き渡しは「事前の準備」で決まる!まずはプロに相談を
不動産決済を無事に成功させる鍵は、「段取り八分」と言われる事前の準備です。 書類の有効期限や振込限度額の引き上げなど、確実な確認が求められます。 しかし、複雑なお金の計算や見慣れない手続きを、あなた1人で抱え込む必要はありませんよね。
イエツグでは、透明性の高い定額制と専門チームによる万全のサポートを提供します。 お客様の不安をなくし、笑顔で新居の鍵を受け取るための第一歩を踏み出しませんか? まずは無料相談で、あなたの状況に合わせた最適なプランをご提案いたします。


















不動産業界の活性化・透明化を目指し、2018年仲介手数料定額制の不動産会社「イエツグ」を設立。お客様の「心底信頼し合えるパートナー」になることを目標に、良質なサービスと情報を提供している。
保有資格:宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士・2級ファイナンシャルプランナー技能士・住宅ローンアドバイザー・既存住宅アドバイザー・防災士