【2026年最新】住宅ローンの繰り上げ返済は大損?「金利0.7%の壁」と新NISA時代を生き抜く新常識

「ボーナスが入ったから、住宅ローンを繰り上げ返済してスッキリしたい」と考えていませんか。しかし2026年現在、その決断が数百万円単位の「損」を招くかもしれません。金利が上がり始めた今だからこそ、昔の「借金は早く返すべき」という常識は一度捨てる必要があります。この記事では、2026年の最新金利と税金をふまえ、繰り上げ返済の損得を決める「0.7%の壁」について解説します。最後まで読めば、大切なお金をどこに預けるのが正解か、数字に基づいた答えがはっきりと分かります。

目次

まずは結論!2026年に繰り上げ返済で「損をする人・得をする人」の分岐点

2026年の繰り上げ返済で損得を分ける最大の基準は、あなたの「ローンの金利」と「住宅ローン控除の有無」です。結論からお伝えすると、住宅ローン控除を受けている期間中は、繰り上げ返済をしないほうが得になるケースがほとんどです。特に変動金利が0.7%を下回っているなら、返済は待つべきと言えます。判断のポイントを整理しました。

  • 損をする人:住宅ローン控除(控除率0.7%)を受けており、ローンの金利が0.7%以下の人。
  • 得をする人:すでに住宅ローン控除が終わっており、金利上昇で利息負担が重くなっている人。
  • 検討すべき人:手元の現金を運用せず、ただ銀行に眠らせているだけで金利上昇に怯えている人。

2026年は「金利が上がるから返す」という単純な発想ではなく、税金の還付と運用の利回りを天秤にかける思考が求められます。目先の利息を減らすこと以上に、手元にお金を残すメリットの方が大きい時代です。

ついに逆ザヤ終了?2026年の金利上昇で変わる繰り上げ返済の損得勘定

これまでは「銀行に利息を払うより、国から戻ってくる税金の方が多い」という、借りているだけで儲かる状態でした。しかし2026年、短期プライムレートの上昇によって、この「逆ザヤ」の状態が終わろうとしています。金利が上がった今こそ、安易に返済するのではなく、マクロ経済の視点を持つことが重要です。なぜ、金利が上がっても「すぐには返さない」のが正解なのか、その理由を紐解きます。

1.「変動金利>住宅ローン控除率(0.7%)」の逆転現象が家計に与える影響

2022年の改正により、住宅ローン控除の還付率は一律0.7%に設定されています。もし2026年の利上げであなたの金利が0.8%になった場合、ついに「支払う利息」が「戻る税金」を上回ります。この瞬間、数字の上では「借りているメリット」が一つ消滅することになります。ただし、これだけで返済を決めるのは早計です。利息の負担増と、手元の現金を失うリスクを比較しなければ、本当の損得は見えてきません。

2.短プラ2.125%時代でも「すぐに返さない」ほうが合理的と言える3つの理由

大手銀行が基準金利(短プラ)を2.125%に上げても、優遇金利のおかげで実際の支払いは1%前後の方が多いはずです。この状況でも返さない方が良い理由は、第一に「団信という保険」を維持できる点。第二に「インフレ(物価高)」で借金の重みが実質的に減っている点。そして第三に、新NISAによる運用利回りがローン金利を上回っている点が挙げられます。借金を減らすことよりも、資産を増やす力が勝っている間は、返済を急ぐ必要はありません。

3.インフレ局面の鉄則!借金の「実質的な価値」が目減りする仕組みを理解する

物価が上がり続ける2026年において、現金の価値は下がり、相対的に「借金の重み」も軽くなっています。例えば物価が2%上がるなら、1%の金利を払っても、借金は実質1%減っているのと同じ意味を持ちます。価値が下がる将来のお金で返済するほうが、今の大切な現金を使うよりおトクです。インフレ(物価上昇)が続く限り、低金利の負債を長く持ち続けることは、一つの賢い防衛策になります。「借金は早く返すのが美徳」という考え方は、デフレ時代の古い常識であると理解しましょう。

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【警告】安易な繰り上げ返済が「大損」に繋がる4つの致命的なケース

「お金が貯まったから返そう」という軽い気持ちが、取り返しのつかない損失を生むことがあります。繰り上げ返済は、一度実行すると銀行からお金を取り戻すことができない「不可逆」な手続きです。特に住宅ローン控除や団体信用生命保険といった、目に見えない資産を捨てていないか確認してください。多くの人が陥りがちな、4つの失敗パターンを具体的に解説します。

1.【10年ルールの罠】期間短縮型返済で住宅ローン控除が「全額消滅」するリスク

住宅ローン控除を受けるには「ローンの返済期間が10年以上」という厳しいルールがあります。期間短縮型の繰り上げ返済を行い、残りの期間が10年を切ってしまうと、その瞬間に控除を受ける権利を失います。これにより、将来受け取れるはずだった数十万円から百万円単位の還付金がゼロになります。利息を数万円減らすために、その十倍以上の税金還付をドブに捨てるのは、明らかな計算ミスです。返済前に、完済までの残り期間を正確に計算することを忘れないでください。

2.【団体信用生命保険の逸失】最強の生命保険を自ら解約していませんか?

住宅ローンを返済することは、金利に含まれている「団体信用生命保険(団信)」を解約するのと同じです。団信は、万が一の際、借金をゼロにして家族に家を残せる、民間の保険より遥かに割安な生命保険です。特にがん保障付きの団信に加入している場合、繰り上げ返済は「最強の保障」を自ら捨てる行為になります。もし大病を患った際、手元に現金があれば治療費に使えますが、返済に使ってしまった現金は戻ってきません。保険としての価値を考えれば、無理に返済せず現金を残しておくほうが、リスク管理として優秀です。

3.【流動性リスクの増大】「無借金だが現金がない」家計が最も倒産(破綻)に近い

家計の破綻は、借金が多いことではなく「手元の現金が尽きること」で発生します。全ての貯金を返済に充てて「無借金」になっても、翌日に病気やリストラに遭えば生活は立ち行きません。住宅ローンは、個人の信用で借りられる最も金利が低い「命綱」のような資金です。この低金利の現金を銀行に返してしまい、緊急時に高金利の教育ローンやカードローンを借りるのは本末転倒と言えます。常に生活費の半年から1年分は、繰り上げ返済に回さず普通預金に置いておくのが鉄則です。

4.【教育資金の崖】金利0.5%を返して、2.0%の教育ローンを借りるという本末転倒

子供が小さい頃に繰り上げ返済を頑張りすぎると、大学入学時の大きな出費に対応できなくなる場合があります。教育資金が足りず、年利2.0%以上の教育ローンを借りることになれば、家計全体では大きな赤字です。0.5%程度の住宅ローンを返して、より高い金利のローンを借りるのは、財務戦略として最悪の選択です。子供の教育が終わるまでは、住宅ローンは「あえて返さない」という選択肢を強く推奨します。将来の大きな出費のピークを見越して、現金を温存する判断をしましょう。

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【比較シミュレーション】300万円を「返済」に使うか「新NISA」で運用するか

2026年の資産形成において、繰り上げ返済と新NISAでの運用を比較することは避けて通れません。「借金を減らす」ことと「お金を増やす」こと、どちらが将来の資産を最大化できるのでしょうか。住宅ローンの金利が1%に近づいた今でも、運用が勝るケースは依然として多いのが現実です。手元の300万円の使い道によって、10年後にどれほどの差が出るかを数字で検証します。

1.利息軽減効果0.8%vs運用リターン4.0%の圧倒的な機会費用の差

金利0.8%のローンを300万円返済すると、10年間で減らせる利息は約20万円から24万円程度です。対して、新NISAで「全世界株式」などに投資し、年利4.0%で運用できた場合の利益は約144万円になります。その差は120万円以上となり、繰り上げ返済をすることがいかに「もったいない」かが分かります。ローン利息を払うコストよりも、運用で得られる利益の方が遥かに大きいのが現代の金融環境です。これを機会費用(チャンスを逃したことによる損失)と呼び、資産形成の大きな妨げになります。

2.2026年版・複利の魔力!10年後、20年後に手元に残る現金の「驚愕の差」

運用の利益は「複利(ふくり)」によって雪だるま式に増えていきますが、ローンの利息軽減は単発の効果です。20年後のシミュレーションでは、返済を選んだ人と運用を選んだ人の資産差は300万円以上に広がることもあります。住宅ローンという低金利のレバレッジ(テコの原理)を活かし、資産を太らせるほうが賢明です。借金への不安という「感情」ではなく、将来の資産額という「数字」で判断する習慣を身につけましょう。新NISAという非課税制度がある今、低金利のローンを急いで返すメリットは極めて薄いと言えます。

3.団信の価値を金利換算すると?「実質利回り」で考える負債の持ち方

団信の保険としての価値を金利に換算すると、実は0.3%から0.4%程度のメリットがあると言われています。つまり、金利0.8%で借りていても、実質的な利息コストは0.4%程度に抑えられていると考えられます。この「団信込みの実質金利」は、ネット銀行の定期預金金利すら下回ることがあります。生命保険料を別途払うくらいなら、住宅ローンを維持して団信を保険代わりに使うほうが家計全体ではおトクです。負債を単なる借金ではなく、保障付きの「超低金利な資金」と捉えることで、新しい資産管理の視点が手に入ります。

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2026年流・賢い返済戦略|「後出しジャンケン」でリスクを最小化する方法

金利が上がり始めた2026年、焦って返済を始めるのは二流の戦略です。一流の家計管理は、状況に応じていつでも返済できる準備をしつつ、ギリギリまで返さない粘り強さを持ちます。これを、相手の出方を見てから動く「後出しジャンケン戦略」と呼びます。リスクを最小限に抑えつつ、最大限の利益を得るための3つのテクニックをご紹介します。

1.今は返さず「見せ金」として貯める!金利2.0%超えに備える待機戦略

金利が1%程度であれば、まだ運用や現金所持の方が有利な状況です。余ったお金は銀行に返さず、新NISAや高金利の定期預金、あるいは普通預金に「見せ金」としてプールしておきましょう。もし将来的に金利が2%や3%に暴騰した時、その貯まった「見せ金」で一気に完済すれば良いのです。この戦略なら、金利が低い間は運用の恩恵を受け、金利が上がった時には即座に対処できます。「いつでも返せるが、あえて返さない」という状態を作ることが、2026年の最強の家計防衛です。

2.家計を守るなら「返済額軽減型」一択!月々のキャッシュフローを改善せよ

どうしても繰り上げ返済をしたい場合は、期間を短くする「期間短縮型」ではなく、毎月の支払いを減らす「返済額軽減型」を選びましょう。金利が上がって月々の引き落とし額が増えそうになった時、この返済額軽減型が大きな効果を発揮します。毎月の固定費を無理のない範囲に押し戻すことで、精神的なゆとりと家計の安定を保てます。期間を短縮しても、今の生活が楽になるわけではありません。利息軽減の最大化よりも、今の生活を守るキャッシュフロー(現金の流れ)の改善を優先すべきです。

3.住宅ローン控除終了の「11年目・14年目」こそが真の決断タイミング

繰り上げ返済を検討する最も適切な時期は、住宅ローン控除の期間(10年または13年)が終わる翌年です。このタイミングまでは、たとえ金利が少し上がったとしても、税制メリットをフル活用すべきです。控除という「強力なお守り」がなくなった時、初めて金利水準を見て返済の是非を判断しましょう。それまでは、現金を新NISAなどで着実に増やしておく期間と割り切ることが重要です。「控除期間中は絶対に返さない」というルールを自分の中に設けるだけで、多くの損を防ぐことができます。

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住宅ローンの繰り上げ返済に関するよくある質問

繰り上げ返済の損得について、現場で特によくいただく質問をまとめました。2026年の不透明な経済状況の中、誰もが迷うポイントです。正しい知識で疑問を解消し、自信を持って大切なお金の使い道を決めていきましょう。

Q1.金利が1%を超えても、まだ繰り上げ返済は待つべきですか?

答えは「基本的には待つべき」ですが、住宅ローン控除が終わっているなら検討の余地があります。1%の金利は歴史的に見れば依然として低く、新NISAの期待リターンの方が高い状況に変わりはありません。ただし、借金があること自体が大きなストレスになり、健康を損なうようであれば、精神的な安寧のために返す選択もアリです。数字上の損得だけでなく、あなた自身の心の平穏とのバランスを見て決めるのが、最終的な正解と言えます。

Q2.繰り上げ返済の手数料で「手数料負け」しないための注意点は?

銀行の窓口や電話で手続きをすると、数万円の手数料を取られることがあり、利息の節約分が吹き飛ぶ「手数料負け」が起きます。必ずインターネットバンキングを利用して、手数料が無料になる方法で手続きを行いましょう。また、数万円単位でこまめに返すのではなく、100万円単位などまとまった金額で返したほうが、手間とコストの効率が良くなります。最近はネット銀行を中心に1円から無料で行える銀行も増えているので、自身の銀行のルールを再確認しましょう。

Q3.ボーナスを全額返済に充てる習慣は、2026年でも正解ですか?

2026年の金利上昇局面では、あまりおすすめできない習慣です。ボーナスは、将来の物価高や金利上昇、あるいは急な出費に備えるための「貴重な予備費」として置いておくべきです。全額返済に回してしまうと、いざという時の選択肢を自分で狭めてしまうことになります。半分はNISAへ、半分は貯金へ回し、ローンの返済は「控除が終わるまで待つ」ほうが、トータルの資産は確実に増えます。「ボーナス=返済」という固定観念を捨て、より戦略的な配分を検討してみてください。

まとめ:2026年は「負債をコントロールする」時代。数字に基づいた冷静な判断を

住宅ローンの繰り上げ返済は、かつてのデフレ時代には正解でしたが、2026年の今は状況が異なります。「金利0.7%の壁」を意識し、住宅ローン控除や団信、新NISAを組み合わせたトータルでの損得を考えましょう。目先の利息削減に惑わされず、手元に現金を残して運用するほうが、将来の資産は大きく膨らみます。もし返済を検討するなら、控除が切れるタイミングまで待ち、キャッシュフローを重視した方法を選んでください。自分のローンの仕組みを正しく理解し、数字に基づいた冷静な判断をすることが、あなたと家族の豊かな未来を守る鍵となります。

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