「事前審査には通っていたのに、まさか本審査で落ちるなんて…」
「売買契約も済ませたのに、これからどうすればいいの?」
住宅ローンの本審査に落ちたという通知を受け取り、目の前が真っ暗になっている方もいるかもしれません。しかし、どうか落ち着いてください。
本審査落ちは確かにショックな出来事ですが、これでマイホームの夢が完全に絶たれたわけではありません。落ちた原因を冷静に分析し、適切な対策を講じることで、別の金融機関で審査に通過できる可能性は十分にあります。
この記事では、本審査に落ちる主な理由と、そこから復活するための具体的な手順を解説します。まだ諦める必要はありません。一緒に解決策を探していきましょう。
目次
事前審査に通ったのに…本審査で落ちる確率は?意外と多い「落とし穴」の正体
一般的に、事前審査(仮審査)に通れば、本審査も9割以上は通ると言われています。しかし、逆に言えば「5%〜10%程度の人は本審査で落ちている」というのが現実です。
まずは、なぜこのような逆転現象が起きるのか、その背景を知っておきましょう。
1.「総合的判断」の裏にあるもの:事前審査と本審査の決定的な違い
金融機関から届く不承認通知には、詳しい理由は書かれておらず「総合的判断により」としか記載がありません。これが不安を煽る原因ですが、事前審査と本審査ではチェックする「深さ」が異なります。
- 事前審査:年収や勤続年数など、主に「返済能力(お金を返せるか)」を簡易的にチェックします。
- 本審査:返済能力の裏付け(公的書類との照合)に加え、「健康状態」や「物件の担保価値」まで含めて厳密に審査します。
つまり、事前審査では見られていなかった項目で「NG」が出た可能性が高いのです。
2.確率としては5%程度だが、落ちる人には明確な共通点がある
本審査で落ちるケースは稀ですが、決して運が悪かったわけではありません。落ちる人には、「健康状態に不安がある」「審査中に転職した」「物件に法的な問題がある」といった明確な理由が存在します。
理由さえ特定できれば、対策を打つことができます。具体的な理由は次章で詳しく解説します。
3.まずは契約書を確認!「ローン特約」による白紙解除の期限はいつ?
原因究明の前に、まず確認すべきことがあります。売買契約書に記載されている「ローン特約」の期限です。
ローン特約とは、融資が否決された場合に、無条件で契約を解除(白紙撤回)し、手付金を返還してもらえる特約のことです。ただし、この特約を行使するには期限があります。期限を過ぎてしまうと、手付金が戻ってこないばかりか、違約金を請求される恐れもあります。すぐに不動産会社に連絡し、期限の延長や解除の手続きについて相談してください。
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本審査で否決される7つの理由|あなたの原因はどれ?
それでは、具体的にどのような理由で本審査に落ちるのでしょうか。代表的な7つのパターンを挙げますので、ご自身の状況と照らし合わせてみてください。
1.【健康状態】団信(団体信用生命保険)に加入できなかった
最も多い理由の一つが健康上の問題です。多くの住宅ローンでは「団体信用生命保険(団信)」への加入が必須条件となっています。
本審査のタイミングで健康状態の告知を行いますが、過去の病歴や健康診断の数値(高血圧、糖尿病など)によっては、保険会社から加入を断られることがあります。団信に入れない=住宅ローンが組めない、という銀行がほとんどです。
2.【担保評価】物件の価値が借入額に見合わない(違法建築・旧耐震など)
あなた自身の信用力には問題がなくても、購入しようとしている「物件」に問題があるケースです。
銀行は万が一返済が滞った時に備えて、物件を担保にとります。しかし、「違法建築(建ぺい率オーバーなど)」や「旧耐震基準の古いマンション」などは、担保価値が低い、あるいはゼロと判断されることがあります。特にネット銀行などは物件の審査基準が厳しい傾向にあります。
3.【信用情報】事前審査後に「新たな借入(クレカ・分割払い)」をした
これは絶対にやってはいけないNG行為です。事前審査に通った安心感から、家具や家電をクレジットカードの分割払いで購入したり、車のローンを組んだりしていませんか?
本審査では、最新の信用情報を再度チェックします。新たな借入が見つかると、「返済比率が悪化した」あるいは「計画性がない」とみなされ、一発で否決されることがあります。スマホ端末の分割払いも「借金」とみなされるので注意が必要です。
4.【属性変化】審査期間中に転職・退職・独立をしてしまった
住宅ローンの審査は「申し込み時点の属性(勤務先・年収)」で行われます。本審査の結果が出る前に転職や退職をしてしまうと、前提条件が崩れるため、審査はやり直し(多くの場合否決)となります。
「キャリアアップの転職だから大丈夫」と自己判断するのは危険です。勤続年数がリセットされるため、多くの銀行では審査の対象外となってしまいます。
5.【書類不備】申告内容と証明書類(源泉徴収票など)に食い違いがあった
事前審査では自己申告だった年収が、本審査で提出した「源泉徴収票」や「課税証明書」の数字と合っていない場合です。
「手取り額を書いてしまった」「昨年の年収ではなく見込み年収を書いてしまった」といったミスでも、銀行からは「虚偽申告」と捉えられかねません。特に歩合給や残業代の変動が大きい方は要注意です。
6.【返済比率】ギリギリの審査だったため、厳密な計算でアウトになった
事前審査では独自の金利で計算していた返済比率が、本審査ではより厳しい「審査金利(3%〜4%程度)」で計算し直されることがあります。
年収に対する返済額の割合(返済比率)がギリギリで通過していた場合、この厳密な計算によって基準をオーバーし、否決や減額承認となるケースがあります。
7.【簡易審査】そもそも事前審査が「AIによる簡易チェック」だった
最近増えているのが、ネット銀行などの「AI事前審査」です。これは数分で結果が出る便利なものですが、あくまで自己申告データに基づいた簡易的な判定に過ぎません。
個人の信用情報(CIC)を詳しく見ていないケースもあり、本審査で初めて人間が詳細をチェックした結果、NGが出るというパターンが増えています。
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審査に落ちてしまった後の対処法|夢を諦めないための3ステップ
原因の見当がついたら、次は対策です。一度落ちた銀行にすぐに再申し込みをしても結果は変わりませんが、別の銀行や別の商品であれば通る可能性はあります。
1.まずは冷静に原因を推測し、対策可能なものか判断する
例えば「新たな借入」が原因なら、それを完済すれば通るかもしれません。「健康状態」なら、告知内容を見直すか、加入条件の緩い保険を探す必要があります。
やみくもに手当たり次第申し込むと、「申込みブラック(短期間に多重申し込みをしている状態)」となり、余計に審査に通りにくくなります。まずは1社、戦略的に次の申込み先を決めましょう。
2.「ワイド団信」や「フラット35」など、審査基準が異なるローンを検討する
健康状態が理由なら、持病があっても入りやすい「ワイド団信」を取り扱っている銀行に申し込むのが有効です(金利は少し上乗せになります)。
また、団信への加入が任意である「フラット35」も有力な選択肢です。フラット35は物件の基準さえ満たしていれば、個人の属性(勤続年数や雇用形態)には比較的寛容なため、転職直後の方や自営業の方でも通りやすい傾向があります。
3.頭金を増やすか、親族からの贈与・借り入れで借入額を減らす
返済比率や担保評価がネックになっている場合は、借入希望額を減らすことで解決できるかもしれません。
親御さんに資金援助(贈与)を相談したり、手元の貯金を頭金に入れたりして、借入額を減らせないか検討してみてください。「あと100万円減らせれば審査に通る」というギリギリのラインにいることも多いのです。
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意外な盲点!「仲介手数料」を見直せば審査に通りやすくなる理由
「頭金なんて用意できない」という方に、ぜひ知っていただきたい裏ワザがあります。それは、物件価格以外の「諸費用」を節約して、借入総額を減らすという方法です。
1.借入額を減らす一番の近道は「諸費用」の削減
住宅購入には、物件価格の7%〜10%程度の諸費用がかかります。その中でも最も高額なのが、不動産会社に支払う「仲介手数料」です。3,000万円の物件なら、約100万円の手数料がかかります。
多くの人はこの諸費用も住宅ローンに組み込んで借りますが、これが借入総額を膨らませ、審査を厳しくしている一因でもあります。
2.イエツグの「定額182,900円」なら、借入額を100万円近く減らせるかも
イエツグなら、仲介手数料は物件価格に関わらず「定額182,900円(税別)」です。
他社で100万円かかるところが約20万円で済むなら、差額の80万円分だけ借入額を減らすことができます。これは、必死に頭金を貯めるのと同じ効果を、業者を変えるだけで即座に得られるということです。
3.返済比率が改善されれば、審査通過の可能性はグッと上がる
借入額が減れば、毎月の返済額も減り、審査の重要項目である「返済比率」が改善されます。
「あと少しで審査に通るのに…」という場面で、この数十万円〜100万円の差が合否を分ける決定打になることがあります。審査が不安な方こそ、仲介手数料の安い不動産会社を選ぶべきなのです。
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まとめ:本審査落ちは終わりじゃない。正しい対策とコスト削減で再出発を
本審査に落ちたとしても、それは「その銀行とは縁がなかった」というだけのことです。世の中には数多くの金融機関があり、審査基準もそれぞれ異なります。
まずは冷静に原因を分析し、フラット35の検討や、仲介手数料の見直しによる借入額の圧縮など、できる対策を一つずつ実行していきましょう。イエツグでは、住宅ローンの再審査サポートも含め、あなたのマイホーム購入を全力でバックアップいたします。
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不動産業界の活性化・透明化を目指し、2018年仲介手数料定額制の不動産会社「イエツグ」を設立。お客様の「心底信頼し合えるパートナー」になることを目標に、良質なサービスと情報を提供している。
保有資格:宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士・2級ファイナンシャルプランナー技能士・住宅ローンアドバイザー・既存住宅アドバイザー・防災士