インスペクション費用は誰が払う?【売主or買主】負担割合・相場・交渉術をプロが徹底解説

中古住宅の売買を考え始めたとき、「ホームインスペクション」という言葉を耳にすることが増えてきます。建物の状態を専門家がチェックしてくれる安心の制度ですが、同時に「その費用、いったい誰が払うの?」という大きな疑問が生まれます。

売主様にとっては「なぜ売る側が払う必要があるのか」、買主様にとっては「買う側が負担するのが当たり前なのか」と、立場によって考えは様々です。この費用負担の問題で、交渉がスムーズに進まなくなるケースも少なくありません。

この記事では、不動産売買のプロである「イエツグ」が、インスペクション費用の負担に関する業界の慣例や法律上の扱い、具体的な費用相場を徹底解説します。さらに、あなたが損をしないための交渉術まで、具体的にお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

【結論】インスペクション費用に法律の定めはナシ!買主負担が一般的だが、売主負担のメリットも大

結論からお伝えします。ホームインスペクションの費用をどちらが負担すべきか、法律上の決まりはありません。基本的には、売主と買主の間の話し合いによって決まります。

ただし、一般的な慣例としては「調査を依頼したい側」、つまり建物の状態を詳しく知りたい買主が負担するケースが多く見られます。しかし、近年では売主が費用を負担し、物件の安全性をアピールすることで、売却を有利に進める戦略的なケースも増えています。双方のメリットを理解し、交渉することが重要です。

費用負担は売主と買主の「話し合い」で決まるのが大原則

最も重要なのは、費用負担は当事者間の話し合いで決まる、という点です。「どちらが払うのが絶対」というルールは存在しません。そのため、取引の状況や物件の状態、お互いの希望に応じて、柔軟に交渉の余地があります。

この後のセクションで解説するそれぞれの負担パターンのメリット・デメリットを理解し、ご自身の状況に合わせて最適な方法を選ぶことが、円満な取引への第一歩です。

イエツグなら売主様のインスペクション費用は無料!まずはお気軽にご相談ください

費用負担の交渉は、時にストレスを感じるものです。もしあなたが売主様で、費用をかけずに物件の信頼性を高めたいとお考えなら、ぜひイエツグにご相談ください。

イエツグでは、仲介をご依頼いただいた売主様のホームインスペクション費用を無料でご提供しています。費用負担で悩むことなく、買主様への強力なアピールポイントを手に入れられます。

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そもそもホームインスペクションとは?目的と3つのメリットを解説

費用負担の話の前に、まずホームインスペクション(建物状況調査)がどのようなものかを正しく理解しておきましょう。その目的とメリットを知ることで、なぜ費用をかけてまで実施する価値があるのかが見えてきます。

1. 目的は「家の健康診断」。建物のコンディションを専門家がチェック

ホームインスペクションは、一言でいえば「家の健康診断」です。建築士などの専門家が、第三者の客観的な立場で、建物の基礎や外壁のひび割れ、雨漏りの跡、構造上の問題がないかなどを目視で調査します。

人間が定期的に健康診断を受けるように、家も専門家に見てもらうことで、目に見えない欠陥や劣化の状況を把握できます。これにより、安心して取引を進めることが可能になるのです。

2. メリット①:【買主】欠陥や劣化を事前に把握でき、安心して購入できる

買主にとって最大のメリットは、購入前に物件のコンディションを正確に把握できる点にあります。大きな買い物であるマイホームに、隠れた欠陥がないかを知ることで、将来の予期せぬ修繕費用のリスクを減らせます。

「この家は専門家のお墨付きだ」という安心感は、何物にも代えがたい価値があります。インスペクションは、買主が納得して購入を決断するための重要な判断材料となります。

3. メリット②:【売主】物件の信頼性が増し、売却がスムーズに進む

売主にとっては、物件の透明性と信頼性を高め、買主への強力なアピールポイントになる点がメリットです。インスペクション済みの物件は、買主にとって安心材料が多く、他の物件との差別化を図れます。

その結果、内覧希望者が増えたり、価格交渉が有利に進んだり、最終的には早期売却につながる可能性が高まります。売却活動を円滑に進めるための戦略的な一手となり得るのです。

4. メリット③:【双方】売却後の「言った・言わない」トラブルを未然に防げる

インスペクションは、売主と買主の双方にとって、将来の紛争を予防する「お守り」のような役割を果たします。取引時には気づかなかった欠陥が後から見つかり、「聞いていなかった」「説明したはずだ」といったトラブルに発展するケースは少なくありません。

事前に専門家による客観的な報告書を作成しておくことで、建物の状態について共通の認識を持つことができます。これにより、契約不適合責任(旧:瑕疵担保責任)に関する後の揉め事を効果的に防げます。

インスペクション費用の相場はいくら?戸建て・マンション別の料金目安

インスペクションを依頼する際、気になるのがその費用です。料金は、調査を依頼する会社や建物の種類、広さによって変動しますが、おおよその相場を知っておくことで、適切な予算を組むことができます。

戸建ての費用相場:5万円~7万円程度が一般的

木造戸建て住宅の場合、費用相場は5万円~7万円程度です。これは、専門家が現地に赴き、1〜3時間程度かけて目視で調査を行う基本的なプランの料金です。床下や屋根裏への進入調査は、オプションとして追加料金がかかることが一般的です。

建物の延床面積が広くなると、その分調査時間も長くなるため、料金が加算される傾向にあります。見積もりを取る際には、調査範囲と料金体系をしっかりと確認しましょう。

マンションの費用相場:4万円~6万円程度が一般的

マンション(専有部分のみ)の場合、費用相場は4万円~6万円程度と、戸建てに比べてやや安価になる傾向があります。調査範囲が室内に限定されるためです。

ただし、共用部分(エントランス、廊下、外壁など)の状態は管理組合の修繕履歴などを確認することになります。マンション全体の詳細な調査は、個人で依頼するインスペクションの範囲外となることが多いです。

オプション調査(耐震診断など)で費用は変動する

基本的な目視調査に加え、より専門的な調査を依頼する場合は追加のオプション料金が発生します。例えば、専用機材を使った非破壊調査や、詳細な耐震診断、給排水管の調査などがこれにあたります。

これらのオプションは、数万円から十数万円かかることもあります。物件の築年数や状態に応じて、どこまでの調査が必要かを不動産会社と相談しながら決めると良いでしょう。

【3つの負担パターン】インスペクション費用は誰が払う?立場別のメリット・デメリット

それでは、本題である「誰が費用を払うのか」について、3つの代表的なパターンをメリット・デメリットと共に詳しく見ていきましょう。ご自身の立場と照らし合わせながら、最適な選択肢を考えてみてください。

1.【買主負担】最も一般的なパターン|「安心を買う」ための費用

買主が自らの意思で専門家を選んで費用を負担する、最も一般的なパターンです。買主が「自分の目で確かめて、納得して買いたい」と考える場合、この形が取られます。

買主のメリット:自分で業者を選び、知りたいことを直接質問できる

最大のメリットは、買主が主体となって調査を進められる点です。信頼できるインスペクション会社を自分で選定し、調査にも立ち会うことができます。その場で専門家に直接質問し、自分が特に気になっている点などを重点的に見てもらうことも可能です。

買主のデメリット:費用がかかる。売買契約に至らない場合、費用は戻らない

デメリットは、当然ながら費用がかかることです。さらに重要なのは、インスペクションの結果、購入を見送る決断をした場合でも、支払った調査費用は返ってこないという点です。これは、購入を検討するための「調査費用」と割り切る必要があります。

2.【売主負担】売却を有利に進める戦略的パターン|「信頼を売る」ための費用

売主が売却活動を始める前に、自ら費用を負担してインスペクションを実施しておくパターンです。これは、物件の付加価値を高め、売却をスムーズに進めるための「戦略的投資」と位置づけられます。

売主のメリット:買主の安心感を高め、物件の付加価値となり、早期売却につながる

事前にインスペクションを済ませ、「調査報告書付き物件」として売り出すことで、買主の購入に対する心理的なハードルを大きく下げられます。これにより、他の物件との差別化が図れ、結果的に早期かつ高値での売却が期待できます。

売主のデメリット:費用がかかる。買主から再調査を求められる可能性も

デメリットは、売却できる保証がない段階で費用が先行することです。また、買主によっては「売主が依頼した調査では公平性に欠ける」と考え、買主負担での再調査を求められる可能性もゼロではありません。その場合、二度手間になるリスクがあります。

3.【費用を折半】双方の合意形成を重視するパターン

売主と買主が双方合意の上で、インスペクション費用を半分ずつ負担するパターンです。どちらか一方に負担が偏ることを避け、公平性を保ちたい場合に選択されることがあります。

メリット:お互いの費用負担を軽減でき、公平感を持ちやすい

金銭的な負担が半分になるため、双方にとって受け入れやすい選択肢です。また、「一緒に物件の状態を確認する」という共同作業を通じて、信頼関係が深まる効果も期待できるかもしれません。

デメリット:どちらが主導権を持つか曖昧になりやすい

どちらがインスペクション会社を選定するのか、調査に誰が立ち会うのかなど、主導権の所在が曖昧になり、スムーズに話が進まない可能性があります。事前に細かい点までしっかりと取り決めをしておく必要があります。

取引の不安を解消しませんか?イエツグの充実したサポート内容をご覧ください

インスペクションの費用負担は、不動産取引における一つの側面に過ぎません。イエツグでは、こうした費用負担のご相談はもちろん、売買契約全体を通してお客様が抱えるあらゆる不安を解消するためのサポート体制を整えています。

費用負担で交渉がこじれる前に、まずは一度、私たちのサービス内容をご確認ください。お客様の状況に合わせた、最適なご提案をお約束します。

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【プロの交渉術】費用負担を有利に進めるには?切り出すタイミングと伝え方のコツ

インスペクションの費用負担を相手に切り出すのは、少し勇気がいるかもしれません。しかし、適切なタイミングと伝え方さえ知っていれば、スムーズに交渉を進めることが可能です。ここでは、プロが実践する交渉のコツを伝授します。

売主から切り出す場合:「物件の透明性を高めるため、インスペクションを実施済みです」とアピール

売主が費用を負担して事前に調査を済ませた場合は、それをポジティブな情報として積極的にアピールしましょう。広告の備考欄や内覧の際に、「買主様に安心してご検討いただくため、専門家による建物状況調査を実施済みです。報告書もございますので、ぜひご覧ください」と伝えることで、物件の価値を高められます。

買主から切り出す場合:「安心して購入するために、インスペクションの実施をご相談できませんか?」と提案

買主からインスペクションを希望する場合は、購入の意思が固まってきた段階(購入申込の前後)で切り出すのが効果的です。「この物件を大変気に入っており、前向きに検討しております。つきましては、最終的な判断をする前に、専門家によるインスペクションを実施させていただくことは可能でしょうか」と、丁寧にお願いする形で相談してみましょう。

不動産会社の担当者を味方につける「上手な相談の仕方」

費用負担で直接相手と話しにくい場合は、仲介に入っている不動産会社の担当者を味方につけるのが得策です。「インスペクションをお願いしたいのですが、費用負担については一般的にどうされるケースが多いか、〇〇様(担当者)のご経験からアドバイスいただけますか?」と、第三者の意見を求める形で相談してみましょう。経験豊富な担当者なら、円満に話がまとまるよう、うまく間を取り持ってくれるはずです。

費用を「コスト」ではなく将来のリスクを回避する「戦略的投資」と捉える

交渉の根底に持ちたいのは、インスペクション費用は単なる「コスト」ではなく、将来のトラブルを回避する「戦略的投資」だという視点です。数万円の投資で数百万円のリスクを回避できると考えれば、費用を負担する価値は十分にあると言えます。この視点を持つことで、より前向きに交渉に臨めるでしょう。

イエツグならインスペクション費用が無料に!売却時の4つの安心サポート

ここまで費用負担について解説してきましたが、イエツグでは売主様の負担をなくし、安心して売却に臨んでいただくための特別なサポートをご用意しています。仲介手数料定額制に加えて、以下の4つのサービスを無料でご提供します。

1. ホームインスペクション(建物状況調査)

専門家による建物のチェックを、イエツグの費用負担で実施します。これにより、売主様は費用をかけることなく、物件の信頼性を高め、買主様へ効果的にアピールできます。

2. 既存住宅瑕疵(かし)保証

インスペクションの結果に基づき、売却後に見つかった欠陥の補修費用を保証する保険に加入できます。これにより、売主様が負う契約不適合責任のリスクを大幅に軽減でき、買主様にもさらなる安心を提供します。

3. ご売却後の確定申告代行

不動産売却後の複雑で面倒な確定申告の手続きを、イエツグの顧問税理士が無料で代行します。専門的な税務処理もお任せいただけるため、手続きの負担から解放されます。

4. ハウスクリーニング

売却前にプロによるハウスクリーニングを実施し、物件の印象を格段にアップさせます。特に水回りなどを清潔に保つことで、内覧時の買主様の心証が良くなり、スムーズな売却につながります。

面倒な交渉や手続きもプロにお任せください

インスペクションの費用負担交渉はもちろん、不動産売却には様々な専門知識と手続きが必要です。イエツグは、仲介手数料を定額に抑えつつも、お客様一人ひとりに寄り添った手厚いサポートをお約束します。

まずは、あなたの物件について、そして売却に関するお悩みをお気軽にお聞かせください。

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インスペクション費用に関するよくある質問

最後に、インスペクションの費用負担に関して、お客様からよく寄せられる質問にお答えします。ここで疑問を解消し、スッキリした気持ちで取引に臨みましょう。

Q1. インスペクションは義務ですか?

A1. 義務ではありませんが、2018年の法改正により、不動産会社は売買契約時にインスペクションに関する説明をすることが義務化されました。

具体的には、①インスペクションという制度があること、②実施する場合は専門家のあっせんが可能であること、③調査結果の概要、などを説明する義務があります。実施するかどうかは、あくまで当事者の任意です。

Q2. 調査にはどれくらいの時間がかかりますか?

A2. 建物の規模や調査内容によりますが、一般的には2〜3時間程度です。

調査当日は、可能であれば売主・買主双方と仲介担当者が立ち会うことが理想です。その場で専門家から直接説明を受けたり、質問したりすることで、報告書だけでは分からないニュアンスも理解できます。

Q3. 調査で欠陥が見つかったら、どうすればいいですか?

A3. 取引の進め方を当事者間で協議することになります。

選択肢としては、①売主の負担で補修してから売買する、②欠陥があることを前提に、物件価格を値引きして売買する、③補修も値引きも合意できず、契約を白紙に戻す、などが考えられます。欠陥が見つかっても、それが必ずしも取引の終わりを意味するわけではありません。

その他の疑問は専門家へ直接質問するのが一番です

上記以外にも、個別のケースで様々な疑問が湧いてくることでしょう。そんな時は、一人で悩まずに専門家に相談するのが解決への一番の近道です。

イエツグでは、不動産取引のプロがお客様のあらゆる疑問に丁寧にお答えします。ぜひお気軽にご活用ください。

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まとめ:インスペクションは売主・買主双方を守るお守り。費用負担は柔軟に交渉しよう

インスペクション費用を誰が払うかについて、法律上の決まりはありません。買主が負担するケースが一般的ですが、売主が負担することで売却を有利に進められることもあります。大切なのは、インスペクションが双方にとってメリットのある「お守り」だと理解し、費用負担についてオープンに話し合うことです。

この記事で解説した相場やメリット・デメリット、交渉術を参考に、ご自身の状況に合った最適な選択をしてください。そうすれば、費用負担で揉めることなく、安全で納得のいく不動産取引が実現できるはずです。

最終的に、あなたの不動産売却をトータルでサポートできる会社を選ぶことが重要です

インスペクションの費用負担は、不動産売却における数あるプロセスのひとつに過ぎません。最終的には、こうした個別の交渉事も含め、あなたの売却活動全体を安心して任せられる、信頼できるパートナーを見つけることが成功のカギとなります。

インスペクション費用も仲介手数料も賢く抑え、手厚いサポートを受けたいとお考えなら、ぜひ一度イエツグにご相談ください。

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