この記事を読む前に:金利情報の更新について
2020年11月の金利表・金融機関の動きは、当時の市場を記録したアーカイブです。現在の申込み条件や金利を示すものではありません。
2026年7月時点で確認すること
- 2026年7月のフラット35(21年~35年)の最頻金利は年3.14%です(融資率、住宅性能、借入期間、取扱金融機関などで適用条件は変わります)。
- フラット35は、公式ページで借入期間・融資率・住宅性能などを含む最新条件を確認する。
- 変動金利や固定期間選択型は、金融機関ごとに基準金利、優遇幅、適用条件、見直し時期が異なる。
- 広告上の金利だけでなく、事務手数料、保証料、団信、固定期間終了後の条件を含めて比較する。
フラット35公式の最新金利・ご利用条件と、日本銀行の金融政策に関する最新情報を確認したうえで、申込先の金融機関にも相談してください。
- 2020年11月現在の住宅ローン金利
- 前月からの変更点
- 住宅ローン金利が今後どうなるのか

目次
2020年11月最新の住宅ローン金利を比較

| 全期間固定金利 | 変動金利 | 固定期間選択型(10年) | ||
| 三菱UFJ銀行 | 店頭 | 1.81% | 0.575~0.725% | 0.74% |
| ネット | – | 0.475% | 0.64% | |
| みずほ銀行 | 店頭 | 1.21% | 0.625~0.875% | 0.85~1.10% |
| ネット | 1.06〜1.16% | 0.475~0.725% | 0.70~0.95% | |
| 三井住友銀行 | 店頭 | 1.68% | 0.575~0.775% | 1.10~1.60% |
| ネット | 1.28~1.68% | 0.475~0.725% | 1.10~1.55% | |
| auじぶん銀行 | – | 0.41% | 0.54〜1.52% | |
| ジャパンネット銀行 | – | 0.38% | 0.53% | |
| 住信SBIネット銀行 | 1.15〜1.57% (フラット35) | 0.44% | 0.66〜1.06% | |
| ARUHI | 1.11〜1.26% | – | – | |
- ジャパンネット銀行が固定期間選択型の最小値を更新
- 全期間固定金利(フラット35)が0.01%上昇
- 三菱UFJ銀行が3年固定金利を0.34%に引き下げ
- 住信SBIネット銀行が新たな引き下げプランを発表
ジャパンネット銀行が固定期間選択型の最小値を更新
ジャパンネット銀行は、10年固定期間選択型の金利を0.545%から0.53%に引き下げ、前月までの最小値であるauじぶん銀行の0.54%を下回りました。 10年固定期間選択型は、以下のようにジャパンネット銀行とauじぶん銀行が、最小値を争っています。| ジャパンネット銀行 | auじぶん銀行 | |
| 2020年8月 | 0.62% | 0.55% |
| 2020年9月 | 0.545% | 0.55% |
| 2020年10月 | 0.545% | 0.54% |
| 2020年11月 | 0.53% | 0.54% |
全期間固定金利型(フラット35)が0.01%上昇
全期間固定金利(フラット35)は、2020年10月に0.02%引き下げられましたが、今月再び0.01%引き上げられています。全期間固定金利の中でも、とくに利用者の多い融資期間21〜35年、融資率90%以下のフラット35(買取型)は、1.30%から1.31%に上昇しています。 全期間固定金利型が毎月わずかに変動しているのは、指標となる「新発10年物国債」の金利が日々変動しているためです。新発10年物国債は市場で取引されており、株式のように投資家の予想によって価格や金利が変わります。 住宅の売買契約を結んでから引き渡しまでの期間は、1ヵ月ほどです。住宅ローンの返済額は、物件が引き渡されて融資が実行されたときの金利で計算されます。 全期間固定金利で住宅ローンを組む場合は、購入を決断したときと実際に融資が実行されるときで金利が0.01〜0.02%変動すると想定しておきましょう。三菱UFJ銀行が3年固定金利を0.34%に引き下げ
三菱UFJ銀行は、ネット専用住宅ローンの3年固定期間選択型を0.39%から0.05%引き下げ、0.34%に引き下げました。これは変動金利の最小値であるジャパンネット銀行の0.38%すら下回る低金利です。 加えて、ネット専用住宅ローンの10年固定期間選択型も、0.64%に引き下げられています。 2020年9月時点で、三菱UFJ銀行の3年固定期間選択型は0.44%、10年固定期間選択型は0.74%でした。わずか2ヶ月で、三菱UFJ銀行は固定期間選択型を0.1%引き下げています。 また三菱UFJ銀行は、2020年10月にネット申し込み型の変動金利を0.475%に引き下げており、金利の引き下げ競争に積極的な姿勢をみせています。住信SBIネット銀行が新たな引き下げプランを発表
住信SBIネット銀行は、新たなキャンペーンを開始しており、所定の条件に当てはまると変動金利が0.44%から最大で0.03%引き下げられて0.41%となります。 ただし変動金利を0.41%とするためには、三井住友信託銀行で投資信託の自動購入プランを申し込まなければなりません。 また、三井住友信託銀行で投資信託口座やNISA口座を開設したり、定期預金口座の申し込みをしたりすると、住信SBIネット銀行の変動金利が0,01%引き下げられて0.43%となります。住宅ローン金利は今後どのように推移するのか考察

2020年11月当時の「今後の予測」は、現在の申込み条件や金利を判断する材料としてそのまま使えません。金利は金融政策、市場環境、金融機関の商品改定などで動くため、過去の値から将来の上げ下げを断定しないことが大切です。
2026年7月の確認例:フラット35は公式ページで最新条件を見る
2026年7月のフラット35は、返済期間21年から35年、融資率9割以下、新機構団信付きの場合の最頻金利が年3.14%と案内されています。ただし、適用金利は借入期間、融資率、住宅性能、金利引下げメニュー、取扱金融機関などで変わります。
フラット35公式の新規借入れ・最新金利情報で、申込み月の条件を確認してください。
変動金利は「上がる・下がる」を断定せず、見直し条件を確認する
変動金利は、金融機関ごとに基準金利、優遇幅、適用条件、金利の見直し時期が異なります。2020年当時の銀行名や金利水準を、現在の比較表として使うことはできません。比較するときは、広告の最低金利だけでなく、適用条件と返済額の変化を確認しましょう。
日本銀行の金融政策は住宅ローン金利に影響する要因の一つですが、政策の変更が各金融機関の適用金利に同じ時期・同じ幅で反映されるとは限りません。最新の決定事項は日本銀行の2026年金融政策に関する公表資料で確認できます。
固定期間選択型は、固定期間終了後の条件まで試算する
固定期間選択型は、当初期間の金利だけでなく、固定期間終了後にどの金利タイプを選べるか、優遇幅がどうなるか、返済額がどれくらい変わるかを確認します。金融機関には、金利上昇を想定した返済額の試算も依頼しましょう。金融庁も、変動型や一定期間固定型について、金利変動リスクと将来の返済額を適切に説明することを監督上の評価項目にしています。
金融庁の住宅ローン金利変動リスクに関する監督指針も参考になります。
実務メモ:金利の予言より、家計の耐久テスト
「来月下がるか」を当てにいくより、金利が上がった場合にも返済を続けられる借入額かを確認する方が、購入後の家計には役立ちます。借入額、返済期間、教育費、修繕費、手元資金を並べ、金融機関や住宅ローンに詳しい専門家へ相談してください。
まとめ:住宅ローンの選択は返済シミュレーションを確認して慎重な判断を
2020年11月は、変動金利に動きがありませんでした。前月までの様子から、変動金利はほぼ底値に到達しており、今後は固定期間選択型で金融機関同士の金利引き下げ競争が展開されると考えられます。 新型コロナウイルスにより先行きが不透明な状況では、低金利かつ一定期間は金利上昇の心配がない固定期間選択型住宅ローンが、魅力的に感じられるかもしれません。 しかし固定期間選択型は、返済シミュレーションを確認し、金利の固定期間が終了したあとのことも考えて慎重に選ぶ必要があります。 弊社イエツグには、FPや住宅ローンアドバイザーといった有資格者が在籍しており、住宅ローンの選び方や資金計画の立て方のご相談も承っております。 またイエツグの仲介手数料は、定額制の182,900円(税別)。今なら、売主から仲介手数料いただける物件は「仲介手数料+現金キャッシュバック」のキャンペーンを実施しています。 2020年は、住宅を購入すべきか本当に悩ましい状況です。不安や悩みを解消して、金銭的な負担を抑えて住宅を購入できるのはイエツグだけ。ぜひ、お気軽にご相談ください。
大手保険会社で培った知識と経験から、保険、不動産、税金、住宅ローンなど幅広いジャンルの記事を執筆・監修。


























