保険料を節約する方法とは?生命保険の効果的な見直し方を伝授!

「毎月の支出が多くてお金が貯まらない」「マイホームを購入したいけど、ローンを返していける自信がない」と悩んでいる人は多いでしょう。

支出が多いと感じている方は、加入している生命保険の保障内容を見直してみてはいかがでしょうか?生命保険は、住宅の次に高い買い物といわれています。しかし、保険の保障内容を十分に理解できていないまま加入している方は少なくありません

本記事では、生命保険を見直す際のポイントをわかりやすく解説してきます。生命保険を見直すことで、マイホームの購入に近づく可能性があるため、ぜひご一読ください。

この記事でわかること
  • 保険の加入者が支払っている保険料の平均
  • 生命保険を見直して保険を節約する方法
  • 生命保険を見直すときの注意点
執筆者 丹拓也
株式会社イエツグ代表取締役
不動産業界の活性化・透明化を目指し、2018年仲介手数料定額制の不動産会社「イエツグ」を設立。お客様の「心底信頼し合えるパートナー」になることを目標に、良質なサービスと情報を提供している。
保有資格:宅地建物取引士・2級ファイナンシャルプランナー技能士・住宅ローンアドバイザー・既存住宅アドバイザー・防災士

保険料の平均はいくら?保険の見直しで家計を節約しよう

家計の支出を減らすには、家賃や通信費、保険料などの固定費を見直すと良いといわれています。固定費は、一度見直しをするだけで、節約効果が長続きするためです。

保険料は、固定費の中でも家賃に続いて支出額が高いといわれています。生命保険文化センターの調査によると、1世帯が年間で払い込んだ保険料の平均は、38.2万円毎月約3.2万円)です。※出典:生命保険文化センター「平成30年度 生命保険に関する全国実態調査

一方で、保険に加入している人のうち、保険に関して「詳しい」と考えている人は8.9%であるのに対し、「詳しくない」と回答した人は71.3%もいるのです。※出典:生命保険文化センター「令和元年度 生活保障に関する調査

保障内容が、ご自身の状況に合っているのかわからずに、毎月数万円の保険料を支払ってしまっている人も多いでしょう。もし保障が過剰である場合、適切な保障に見直しをすることで保険料を節約できる可能性があります。

生命保険の効果的な見直し方

生命保険を見直す際のポイントは、以下の3点です。

  • 必要保障額を計算する
  • 掛け捨て型保険に加入する
  • 収入保障保険を活用する
それぞれについて、確認していきましょう。

必要保障額を計算する

必要保障額は、残された家族の支出から収入を差し引いて計算します。必要保障額を計算せずに、生命保険の保険金額を決めると、過不足が生じて余分な保険料を支払うかもしれません。

支出 収入
・末の子どもが独立するまでの生活費
・末の子どもが独立したあとの生活費
・子どもの教育費、保育費
・子どもの結婚資金
・住居費用(家賃、管理費、修繕積立金)
・葬儀費用やお墓代、遺品の整理費用
・予備費(想定外の支出)
・遺族年金の受給額(遺族基礎年金・遺族厚生年金)
・死亡退職金・弔慰金
・自己資産(預貯金などの金融資産)
・配偶者の労働収入
・配偶者の退職金

※末の子どもが独立するまでの生活費は「現在の生活費の70%×独立するまでの年数」で計算
※末の子どもが独立したあとの生活費は「現在の生活費の50%×配偶者が平均寿命を迎えるまでの年数」で計算
※死亡退職金・弔慰金の有無や金額は勤務先によって異なる

遺族年金とは、公的年金(国民年金、厚生年金)に加入している人が亡くなった場合に、所定の要件を満たす残された家族に支給される年金です。遺族年金の受給額は、職業や家族構成などによって異なります。

仮に万一があったあとの支出が1億5,000万円、収入が1億2,000万円であった場合、必要保障額は3,000万円です。

4,000万円や5,000万円の死亡保障に加入していた場合、保険金額を3,000万円に減額することで、保障額が適切になり余分な保険料の支払いを抑えられます

また、住宅を購入した場合、保険を見直すと保険料を減額できるかもしれません。

住宅ローンを組んで住宅を購入すると、団体信用生命保険に加入します。団体信用生命保険とは、返済する人が亡くなったり重い障害状態となったりした場合に、保険金によって住宅ローンが完済される保険です。

団体信用生命保険に加入すると、万一の場合の住居費用が少なくなります。賃貸住宅から持ち家に引っ越した人は、生命保険を見直すことで保険料を削減できることがあるのです。

【FP解説】住宅ローンを組んだら生命保険を解約せずにまずは「見直し」を!

掛け捨て型保険に加入する

もしあなたが、終身保険のような貯蓄型保険に加入している場合、掛け捨て型保険に加入し直すことで、毎月の保険料負担を抑えられます

終身保険は、万一の場合の死亡保障が一生涯にわたって続く保険です。加入から一定期間が経過したあとに解約をすると、支払った保険料以上の解約返戻金を受け取れることがあります。

しかし終身保険は、貯蓄機能があるぶん保険料は割高に設定されており、家計を圧迫しやすいです。掛け捨て型の生命保険は、途中で解約しても解約返戻金を受け取れませんが、毎月の保険料が割安に設定されています。

とくに、小さい子どもがいる世帯主は、掛け捨て型の生命保険に加入すると、高額な死亡保障を準備しつつ保険料負担を抑えられます

収入保障保険を活用する

収入保障保険とは、被保険者(保険の対象となる人)が亡くなった場合に、毎月一定額の保険金が保険期間の満了まで支払われる掛け捨て型保険です。万一の場合に保険金が一括で支払われる定期保険よりも、収入保障保険のほうが保険料は割安です。

たとえば、以下の条件の収入保障保険に加入したとしましょう。

  • 被保険者:夫(32歳)
  • 保険金受取人:妻(30歳)
  • 保険金額:月額20万円
  • 保険期間:夫が55歳になる年まで
夫が35歳で亡くなった場合、月額20万円の保険金が20年(55歳− 35歳)にわたって受け取れるため、保険金の受取総額は「20万円×12カ月×20年=4,800万円」です。もし夫が40歳で亡くなった場合、保険金の受取総額は「20万円×12カ月×15年=3,600万円」となります。

このように収入保障保険は、加入期間の経過に伴って保険金の受取総額が減っていくため、定期保険よりも保険料が割安です。加えて、保障を見直す頻度が少なくて済む点も、収入保障保険のメリットです。

子どもが成長すると独立までの年数が短くなり、保険で備えるべき生活費や教育費が減っていきます。よって生命保険の保険金額は、子どもの成長に合わせて減額するのが理想です。

定期保険に加入した場合、定期的に見直しをして保険金を減額しなければなりません。しかし収入保障保険は、加入期間の経過に伴って保険金の受取総額が減っていくため、見直しの頻度が少なくて済むのです

加えて団体信用生命保険の代わりに、収入保障保険に加入するのが有効な場合もあります。フラット35のような、団信の加入が必須でない住宅ローンを組む場合は、収入保障保険に加入したほうが保険料負担を抑えられる可能性があります。

フラット35の新機構団信と民間の生命保険はどっちが得?団信の代わりになる保険や注意点を解説

保険料を節約するために生命保険を見直すときの注意点

最後に、生命保険を見直すときの注意点について解説します。

貯蓄型保険は解約以外の手段も検討する

貯蓄型保険は、保険料を払い込んでいる途中で解約をすると、解約時に戻ってくる金額が払い込んだ保険料の総額を下回り、元本割れとなる恐れがあります。

貯蓄型保険は、払済保険や延長(定期)保険などに変更することで、保険料の払い込みをなくして保障を継続できるため元本割れを防げるのです。

  • 払済保険:保険料の支払いを中止した時点の解約返戻金をもとに保険期間が同じ保険に加入し直す
  • 延長(定期)保険:保険料の支払いを中止した時点の解約返戻金をもとに保険金額が同じ保険に加入し直す
払済保険や延長保険に変更できるかどうかは、保険会社や保険商品によって異なります。貯蓄型保険を解約するまえに、加入先の保険会社に払済保険や延長保険に変更できないか確認してみましょう

また、ひと昔前の貯蓄型保険は、現在では加入できないほど高い利率のものもあり、解約がもったいない可能性があります。ご自身だけで判断せず、FP(ファイナンシャルプランナー)のような専門家に相談するのがおすすめです。

見直しは保障を減らすことが目的ではない

保険の見直しをする目的は、現在の家族構成や状況に合った保障内容に調整することです。保険金を減額したり保険を解約したりして、保険料を減らすことが目的ではありません

必要保障額を計算した結果、保障が足りていないのであれば、生命保険の新規加入や保障の増額を検討する必要があります。

しかしながら、保険の知識のない方が、必要保障額を計算するのは難しいでしょう。もし保険の見直しを検討されているのであれば、FPに必要保障額を計算してもらってみてはいかがでしょうか。

弊社イエツグにはFPが在籍しており、あなたの必要保障額を計算いたします。またFPによる「キャッシュフロー表の無料作成サービス」で、マイホームを購入する際の資金計画を立てるお手伝いもさせていただきますので、お気軽にご相談ください。

まとめ:保険料を節約すると住宅購入が実現する可能性も

生命保険の保険料は、固定費の中でも高い割合を占めているケースが多いです。必要保障額を適切に計算して保障の見直しをすると、保険料を節約できて夢のマイホーム購入が実現するかもしれません。

ただし、見直しの目的は保険料の削減ではなく保障の最適化です。ファイナンシャルプランナーのような保険の専門家に、必要保障額を計算してもらってご自身の状況に合った保障へ見直すことが大切です。

イエツグは、住宅とともに想いを”人から人に継ぐ”という願いから付けた社名です。仲介手数料を格安・定額にすることで、節約できた費用を住宅の質を向上させるために使っていただきたいと考えております。住まいを”継ぐ”には、耐震性や価値を向上することが不可欠だと思うからです。 イエツグ代表の私、丹は、元消防士。東日本大震災で多くの家屋が倒壊し、大切なものを失った方々を目の当たりにしたことにより、既存住宅の価値を上げ、良質な住宅を流通させることがこの国の急務なのではないかと考えるようになりました。小さな会社ではありますが、社員一同、同じ志を持って対応させていただいております。ぜひ一度ご相談ください。
監修者 品木彰
金融ライター、ファイナンシャルプランナー。
大手保険会社で培った知識と経験から、保険、不動産、税金、住宅ローンなど幅広いジャンルの記事を執筆・監修。

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