この記事でわかること
- フラット35で団信ではなく生命保険に加入するメリット
- 団信よりも生命保険に加入した方が得するケース
- 団信の代わりに生命保険に加入する場合の注意点
執筆者 丹拓也

目次
フラット35は団体信用生命保険に入らずに借り入れられる
フラット35の団信は、申込時点の条件を確認してください
フラット35は、健康上の理由などで団体信用生命保険(団信)に加入しない場合でも利用できます。ただし、団信に加入しない場合は、万一のときに団信で住宅ローン残高が弁済される保障はありません。加入の有無や保障内容、借入金利は、申込先の金融機関と申込時点の公式条件で確認しましょう。
フラット35のご利用条件(住宅金融支援機構)/団信の加入手続・注意点(住宅金融支援機構)
※上記ページは2026年7月16日に確認。金利や保障内容は更新されるため、契約前に最新情報をご確認ください。

団信の基本的な保障や告知の注意点は、団信の保障内容・告知・健康不安の確認ポイントで詳しく整理しています。
団体信用生命保険とは
団体信用生命保険とは、借り入れた人が死亡や高度障害となった場合に、残債が0円となる保険
銀行のような金融機関から住宅ローンを借り入れる場合、団体信用生命保険への加入が借入条件となっています。その代わり、団信の保険料は金融機関が負担してくれるため、借り入れた人が支払う必要はありません。
フラット35の借入金利は、団信への加入の有無や加入する団信の種類、借入期間、融資率などによって異なります。取扱金融機関や資金の受取時期によっても条件が変わるため、「団信分は必ず0.2%」と固定的に考えず、申込先の最新の金利表で比較することが大切です。団信に加入しない場合は、金利差だけでなく、万一のときに残債をどうするかまで確認しましょう。
団信ではなく生命保険に加入するメリット

団信の代わりに生命保険に加入する3つのメリット
- 健康優良体割引が適用されると保険料負担を抑えられる
- 生命保険料控除によって節税ができる
- クレジットカードのポイントが貯まる
1.健康優良体割引が適用されると保険料負担を抑えられる
健康優良体割引とは、以下のような保険会社が定める条件を満たす場合に、生命保険の保険料が割り引かれる制度です。- 血圧値の最高値と最低値が一定の範囲内
- BMI値が一定の範囲内
- 過去1年間喫煙していないこと
2.生命保険料控除によって節税ができる
生命保険料控除とは、年間で支払った保険料に応じた一定額が、所得税や住民税の計算対象となる所得(課税所得)から控除される制度です。 所得税や住民税は、課税所得に所定の税率をかけて算出されるため、生命保険控除を受けて課税所得が減額されると、税負担を軽減できます。 生命保険で保険料を支払った場合は、所得税と住民税それぞれの計算時に課税所得から、最大で以下の金額が控除されます。- 所得税:4万円(年間払込保険料8万円以上)
- 住民税:2.8万円(年間払込保険料5.6万円以上)
3.クレジットカードのポイントが貯まる
保険料をクレジットカード決済できる保険会社で生命保険に加入すると、支払った保険料の金額に応じたポイントを獲得できます。 たとえば、還元率が1%のクレジットカードで、毎月3,000円の保険料を支払うと、30ポイントの獲得が可能です。 貯まったポイントは、商品や商品券と交換できるたけでなく、クレジットカードの支払いに充てることも可能です。近年は、貯まったポイントで投資信託を購入して、資産運用ができるケースも増えてきました。 団信の保険料は、住宅ローンの金利に含まれているため、生命保険のようにクレジットカードで決済できません。団信ではなく生命保険に加入することで、お金と同等の価値があるポイントを獲得できます。団信の代わりになる保険は「逓減定期保険」と「収入保障保険」

| 内容・特徴 | |
| 逓減定期保険 | ・保険金額が毎年一定の割合で減少する生命保険 |
| 収入保障保険 | ・保険期間内に死亡すると、保険期間の満了まで毎月一定額の年金が支払われる生命保険 ・保険金を一括で受け取ることも可能 |
団信と収入保障保険のどちらがお得かシミュレーション

- 借り入れる人の年齢と性別:30歳・男性
- 借入額:3,400万円
- 返済期間:35年(元利均等方式)
- 借入金利:1.3%
団信の代わりに生命保険へ加入する際の注意点

1.生命保険のほうが団信よりもお得とは限らない
生命保険の保険料は、加入時の年齢が高いほど高額になります。また、ご自身の健康状態によっては、保険料の割引条件に当てはまらないかもしれません。 そのため、生命保険ではなく新機構団信に加入した方が、保険料負担を抑えられる場合もあります。 加えて、すでに他の死亡保険や積立保険に加入しており、生命保険料控除が上限に達している場合は、新たに生命保険へ加入しても節税効果を得られません。 団信と生命保険のどちらにするのかは、返済シミュレーションや保険料の試算などを確認したうえで慎重な判断が必要です。2.保険金額と保険期間を適切に設定する
団信の代わりに生命保険に加入する場合、残された家族に負担が残らないように、保険金額や保険期間を適切に設定する必要があります。 保険金額は住宅ローンの残債よりも高く設定しましょう。保険金額が残債を下回ると、万一の場合に残された家族が差額を支払わなければなりません。 また生命保険の保険期間は、住宅ローンの返済期間以上の年数に設定しなければ、返済途中で保障が途絶えてしまいます。3.保険金を受け取ったあとの手続きを確認する
生命保険の保険金を受け取って住宅ローンを完済する場合、以下の流れで手続きをしなければなりません。- 保険会社に保険金を請求
- 不動産の所有権移転登記
- 住宅ローンを借り入れた金融機関で名義変更
まとめ:団信と生命保険のどちらにするかは慎重に判断する
フラット35の新機構団信に加入しない場合、借入金利が0.2%引き下げられます。そのためあえて団信に加入せず、生命保険に加入した方がお得な場合があるのです。 しかし団信と生命保険のどちらがご自身に合っているのかは、さまざまなシミュレーションを比較して検討する必要があります。専門的な知識が無い方にとっては、判断が難しいかもしれません。 弊社イエツグには、FPや住宅ローンアドバイザーといった有資格者が在籍しているため、あなたにとって最適な選択ができるよう、精一杯サポートいたします。 またイエツグの仲介手数料は、定額の182,900円(税別)であるだけでなく、今なら所定の条件を満たすと仲介手数料が無料になり、現金をキャッシュバックいたします。住宅購入時の金銭的な負担を抑えたい方は、ぜひイエツグにご相談ください。
イエツグは、住宅とともに想いを”人から人に継ぐ”という願いから付けた社名です。仲介手数料を格安・定額にすることで、節約できた費用を住宅の質を向上させるために使っていただきたいと考えております。住まいを”継ぐ”には、耐震性や価値を向上することが不可欠だと思うからです。
イエツグ代表の私、丹は、元消防士。東日本大震災で多くの家屋が倒壊し、大切なものを失った方々を目の当たりにしたことにより、既存住宅の価値を上げ、良質な住宅を流通させることがこの国の急務なのではないかと考えるようになりました。小さな会社ではありますが、社員一同、同じ志を持って対応させていただいております。ぜひ一度ご相談ください。
監修者 品木彰

大手保険会社で培った知識と経験から、保険、不動産、税金、住宅ローンなど幅広いジャンルの記事を執筆・監修。


























