希望するエリアで安価に購入できる新築戸建(建売)住戸ですが、新築戸建(建売)住戸の仲介手数料について知らないとかなり損をする場合があります。
「新築戸建(建売)は仲介手数料が無料になるから私たちには関係ない」と思っている方がいるかもしれません。
そんなことはありません!
実は、新築戸建(建売)で仲介手数料が無料な場合においても、もっとお得になる方法があります!
本記事を最後まで読んでいただけるとさらに安く不動産購入ができると思います。
- 新築戸建(建売)住戸ってなに?
- 新築戸建(建売)住戸の仲介手数料無料のからくり
- 新築戸建(建売)住戸の仲介手数料無料が実は高いという理由
- 新築戸建(建売)の仲介手数料を安くして購入する方法
不動産購入の選択肢の1つとして新築戸建(建売)があります。
中古戸建てや中古マンション、土地などがありますが、中でも新築戸建(建売)住戸を購入する場合は、仲介手数料の節約効果が最も高い傾向にあります。
新築戸建(建売)住戸の購入を検討されている方は、ぜひ本記事を参考にしてください!
せっかく住宅をお得に購入できるなら、仲介手数料もお得にできるといいね!
不動産業界の活性化・透明化を目指し、2018年仲介手数料定額制の不動産会社「イエツグ」を設立。お客様の「心底信頼し合えるパートナー」になることを目標に、良質なサービスと情報を提供している。
保有資格:宅地建物取引士・2級ファイナンシャルプランナー技能士・住宅ローンアドバイザー・既存住宅アドバイザー・防災士
目次
新築戸建(建売)住戸ってなに?
新築戸建(建売)住戸
新築戸建(建売)住戸は、分譲住宅と呼んだりもします。
不動産会社が土地を買い取りその土地にパッケージ商品である家を建てて販売された物件を言います。
例えば広大な土地があるとします。
丸ごと購入するためには1億円かかりますが、不動産会社が買い取りをして3分割にして販売します。
そうすると土地のみの価格は単純に約3,300万円で購入することができますね。
新築戸建(建売)住宅は最初から家の間取りや仕様、設備が決まっているため着工から完工までの納期が短く、大量に材料や住宅設備を発注して仕入れをしているので、建築コストを抑えられるというメリットがあります。
その代わり規格商品のため、間取りや仕様、設備については選べないことが多いというデメリットもあります。
注文住宅
一方、新築戸建(建売)住戸の対義語としては注文住宅になります。
注文住宅は自分で土地を探し、土地を先に購入します。
その後ハウスメーカーに依頼をして建物を建てていきます。
新築戸建(建売)は既に建物も完成しておりますので、この部分に関して大きく異なっています。
新築戸建(建売)を購入するときに仲介手数料がかかる理由
新築戸建(建売)住戸の中には仲介手数料がかからない場合もありますが、実際には大半の新築戸建(建売)住戸を購入する場合には仲介手数料がかかります。
なぜ新築戸建(建売)住戸は仲介手数料がかかるのでしょうか。
新築戸建(建売)住戸の販売過程にその理由が隠されています。
仲介手数料について詳しく知りたい方は、下記の記事を先にご覧ください。
新築戸建(建売)住戸の販売方法
新築戸建(建売)の販売過程は下記の通りです。
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- 新築戸建(建売)業者が不動産流通機構レインズ(※)に物件を登録
- レインズに掲載された新築戸建(建売)情報を不動産仲介会社がお客様へ紹介
- 成約時に新築戸建(建売)業者が不動産仲介会社へ仲介手数料や業務委託料、広告料などを支払う
※レインズとは?
宅地建物取引業法に基づき、国土交通大臣の指定を受けた「指定流通機構」である、全国で4つの公益社団法人また公益財団法人によって運営されている、レインズというネットワークシステムがあります。
ここには全国の不動産業者が加入し、ネットワークで結ばれておりますので、会員間での情報交換がリアルタイムで行われており、不動産情報を受け取ったり情報提供を行ったりすることができます。
以上が新築戸建(建売)住戸の販売方法となります。
実は、新築戸建(建売)住戸は新築戸建(建売)業者が自ら販売活動をしないことがほとんどなのです。
理由は新築戸建(建売)住戸を販売するための土地の仕入れ問題があるからです。
新築戸建(建売)業者が自ら販売活動をしない理由
新築戸建(建売)業者のビジネスモデルとして、まずは土地を仕入れなければ始まりません。
新築戸建(建売)業者のほとんどは不動産仲介会社から土地を仕入れています。
不動産仲介会社には日々多くの物件情報が集まってきますので、
新築戸建(建売)業者の大半は不動産仲介会社と切っても切れない関係性があるのです。
新築戸建(建売)業者は不動産仲介業者から情報を貰い土地を仕入れて、販売も不動産仲介業者に任せて成約したら仲介手数料を支払いWin-Winな関係というわけです。
中には自ら販売活動をしている新築戸建(建売)業者もありますが、今後の土地仕入れを円滑に行うことを考えると、自ら販売活動をせず仲介手数料を不動産仲介会社へ還元し、仲良くお付き合いしていた方が新築戸建(建売)業者にとっても次のお仕事に繋がるので好都合なのです。
新築戸建(建売)住戸の仲介手数料無料のからくりと無料でも損をする理由
新築戸建(建売)住戸を購入する場合は、不動産仲介会社は新築戸建(建売)業者からも仲介手数料を頂いています。
新築戸建(建売)業者から頂ける仲介手数料によっては買主から仲介手数料を頂かなくても成り立つことがお分かりいただけるかと思います。
新築戸建(建売)業者が不動産仲介会社に払う仲介手数料の額とは
具体的な仲介手数料の金額については、新築戸建(建売)業者やそれぞれの新築戸建(建売)ごとによって変わってきます。
おおよそ販売価格の0.5%~6%の範囲となります。
不動産流通機構レインズ調べによると、中央値は販売価格の3%となります。
例えば5000万円の新築戸建(建売)を不動産会社が仲介した場合、不動産会社は新築戸建(建売)業者から仲介手数料を約150万円(税込)も貰っていることになります。
もちろん、買主側からも仲介手数料は法定上限の3%+6万円を請求することができますので、新築戸建(建売)業者からの仲介手数料と合わせて約300万円も儲かる大型案件なのです。
さらには、新築戸建(建売)業者は不動産仲介会社に対して、仲介手数料とは別に広告宣伝費や、契約業務委託料という名目で法定上限額以上の報酬を不動産仲介会社へ支払うケースもあります。
中には新築戸建(建売)の販売価格の9%を報酬額としているところもあります。
例えば5000万円の新築戸建(建売)の場合、その内の450万円は不動産仲介会社の売上になっているのです。
すごく驚きですよね。
でも、それが不動産業界の現実なのです。
新築戸建(建売)を購入する際の仲介手数料無料は安くない!
近頃は仲介手数料無料の会社も増えてきました。
上場企業のグループ会社でも新築戸建(建売)を購入するときには仲介手数料が無料になる会社があります。
消費者にとって非常にいい時代になりました。
仲介手数料無料というのは、仲介手数料だけに焦点を当てた場合はそれ以上にない安さです。
しかし、新築戸建(建売)住戸購入という1つのプロジェクトに焦点を当てると、実はそこまでお得ではないのです。
勘のいい方であればもう既に安くない理由はお分かりかと思います。
そうです、新築戸建(建売)業者が不動産仲介会社に支払っている仲介手数料は高く、その仲介手数料は物件価格に反映されているのです。
新築戸建(建売)業者は不動産流通機構レインズに物件を掲載して販売活動をしているというお話をしましたが、そもそも日本の人口減少のあおりを受け若干供給過多になりつつある感は否めません。
ですから、不動産仲介会社に対して仲介手数料を支払わなければ買手を見つけることが難しい時代になったとも言えます。
新築戸建(建売)の供給が多くなり需要が減ってきている影響で、他の新築戸建(建売)業者と差別化をはかる新築戸建(建売)業者も出てきました。
不動産仲介会社に対して仲介手数料3%を払うだけではなく、別の名目で広告宣伝費や業務委託料としてさらに報酬を積み増ししたりと工夫を凝らしています。
新築戸建(建売)住戸をお得に購入する方法
結論から言うと、仲介手数料無料は当たり前で、更に新築戸建(建売)業者が不動産仲介会社に支払う仲介手数料をキャッシュバックしてもらうという方法です。
ちなみに、弊社であれば仲介手数料無料+売主報酬の55%をキャッシュバックしております。
5000万円の新築戸建(建売)を購入するときの仲介手数料を、”一般的な不動産会社”を利用する場合と”弊社”を利用する場合を具体的な数字を用いて比較してみます。
仲介手数料無料+キャッシュバックサービスがどれくらいお得なのか?
一般的な不動産会社の仲介手数料
5000万円×3%+6万円=156万円←お客様が支払う金額
弊社のキャッシュバックサービスを利用した場合の仲介手数料
仲介手数料無料=0円
新築戸建(建売)業者からの仲介手数料は、5000万円×3%=150万円(税込)となります。
新築戸建(建売)業者からいただく税抜仲介手数料のうち、55%を買主様へキャッシュバックします。
よって、キャッシュバック金額は136万円×55%=約74万円←お客様がもらえる金額
一般的な不動産会社の仲介手数料との差額はなんと、230万円となります!
かなりの節約効果がありますので、新築戸建(建売)住戸の購入を検討されている方は、新築戸建(建売)業者からいただく仲介手数料をキャッシュバックできる不動産仲介会社に依頼をすることがとても重要です。
仲介手数料のキャッシュバックについてさらに詳しく知りたい方は下記の記事も参考にしてください。
また、新築戸建(建売)住宅だけでなくリフォーム済み物件やリノベーション済み物件も探しているという方は、私の経験に基づいた不動産業界の闇を赤裸々に暴露しておりますので、是非参考にしてみてください。
まとめ
新築戸建(建売)の購入を検討している場合、仲介手数料をいかに節約し、キャッシュバック率がなるべく高い不動産仲介会社に依頼することが諸費用節約のための絶対条件となります。
弊社では、新築戸建(建売)購入の際の仲介手数料無料はもちろんのこと、キャッシュバックの金額も業界最大です。
新生活でちょっと贅沢な家具の購入ができたというお声や、引っ越し費用をまかなえたというお喜びの声をよくいただきます。
新築戸建(建売)選びも重要ですが、それと同時に不動産会社選びももっと重要かもしれませんね。
既に購入したい新築戸建(建売)が見つかって購入する不動産会社も決まっている場合は、一度仲介手数料の値引き交渉をしてみてはいかがでしょうか。
新築戸建(建売)を購入する場合でも仲介手数料の値引き交渉は有効です。
仲介手数料の値引きについて詳しく解説した記事もありますのでよろしければご覧ください。
(2022年1月16日 追記)
新築戸建(建売)住宅の購入を検討されている方にどうしても参考にしていただきたい実例がありますのでご紹介させてください。
新築戸建(建売)住宅の購入を検討しているお客様より当記事をご覧になられて弊社イエツグにお問合せがよくあります。
その際のとあるお客様の驚きな事案を記載いたします。
新築戸建(建売)住戸の購入を検討されていたそのお客様は、イエツグにお問合せする前に別の仲介手数料無料の不動産会社に購入の相談をしていたそうです。
その不動産会社の営業マンからは、
「仲介手数料は無料になるが物件の値引きはできなかった」
と言われたそうです。
結局そのお客様は弊社のキャッシュバックが受けられるサービスに惹かれ、イエツグで新築戸建(建売)住宅の売買のお手伝いをすることになりました。
いつも通り購入申込書をいただき、それと同時に金額の交渉もおこないました。
結果、大幅な価格交渉はできなかったものの、端数である80万円のお値引き交渉に成功しました。
あれ、このお客様が前にお付き合いをしていた仲介手数料無料の不動産会社からは、値引き交渉はできなかったとおっしゃられておりました…
なぜでしょうか?
実はこれ、新築戸建(建売)住戸の取引場面でよくあることなんです。
要するに、当初新築戸建(建売)住戸の売買を依頼予定だった仲介手数料無料の会社は、端から値引き交渉なんてしておらず、値引き交渉できる予定だった80万円を、値引きせずに営業マンのポケットマネーにしようとしていたということです。
どのようにこのような事実を知ったのかは広言を控えますが、おそらくこの記事をご覧になられている同業他業者様は事情は良くお分かりいただけるのではないでしょうか。
仲介手数料無料と謳う不動産会社は最近増えてきましたが、くれぐれも値引き交渉できなかったと言われた際には注意したいものですね。
もちろん、全ての新築戸建(建売)住戸が値引きできるとは限りませんが、仲介手数料が無料だからこそ、他にキャッシュポイントを作らないといけないという不動産屋の状況も理解した上で、新築戸建(建売)住宅購入時の仲介手数料の節約についてご検討してください。