この記事でわかること
- 築年数が古いマンションを購入しても大丈夫?
- 建て替えはどのタイミングで発生するの?
- 建て替えに必要な費用がいくらなのか知りたい
マンションは共同住宅だから、住人の独断で建て替えることができないんだ。
だからマンションを建て替える方法を知って、購入のときにどんなポイントを見ればいいかを把握することはとても大切なことなんだよ。
執筆者 丹拓也

目次
マンションの建て替え事例は少ないのが現状
2020年10月から、渋谷にある「秀和青山レジンデンス」の建て替えが決まったと各メディアが報じています。デベロッパーが老朽化したマンションの建て替えに力を入れている。野村不動産と旭化成不動産レジデンスは東京都渋谷区内で地上8階建ての分譲マンションを2025年春に26階建てのタワーマンションへ建て替える。東京建物も港区で14階建てを23年9月に32階建てへ建て替える。マンションの建替え等の円滑化に関する法律(マンション建替法)で容積率を増やす。 引用:日経新聞建て替えが決まった秀和青山レジデンスは、人気が高い秀和レジデンスシリーズの第一号物件として、1964年(昭和39年)に建築され、現在、築56年を迎えています。 実は、我が国においてマンションが建築されるようになったのは1960年代に入ってからのこと。つまり秀和青山レジデンスは日本にある“初期”のマンションだということですね。 築50年以上のマンションは数が少ないため、今回のように建て替えが決まった事例も実はかなり少ないというのが現状です。

購入したマンションが建て替えられる年数と必要な費用

マンションの建て替えがおこなわれるタイミング
マンションを建て替えるタイミングは、以下の理由で建て替えが必要と判断された場合です。- 電気・水道・ガスなどのライフラインを整備する必要がある場合
- 耐震性が低く地震対策が必要な場合
- マンションを構成するコンクリート自体が劣化した場合
古いマンションほど建て替え時期は早い
マンションの建て替えがおこなわれるタイミングは、古いマンションほど早いという特徴があります。その理由は、現在のマンションに比べて古いマンションに以下のような特長があるからです。- 旧耐震基準に基づいて建てられている
- コンクリートの品質が低い
- 修繕計画が作成されておらず老朽化しても放置されている
マンションの建て替え費用
マンションの建て替えで居住者が負担する費用の相場は、1戸あたり1,000万円と言われています。ただし、マンションの資産価値や建て替えの状況によって大きく変動するため注意しましょう。 建て替え費用の内訳は、以下の通りです。- 解体費用
- 建築費用
- 設計費用
- 事務経費
- 借入金の利息
次からは、マンションを建て替える場合の流れについて見ていくよ!
マンションが建て替えられるまでの流れ

建て替えの必要性を検討する
マンションの建て替えを検討するときは、管理組合において「本当に建て替えが必要かどうか」が議論されます。マンション管理会社などの専門家の意見も交えて、建て替えではなく修繕で対応できないかということも含めて慎重に議論されるのです。 修繕には、以下のようなものがあります。- 外壁塗装
- 給水管工事
- 排水管工事
- 屋上防水工事
マンションの区分所有者のうち5分の4以上が賛成する
建て替えの計画が決まったら、「建て替えの決議」で区分所有者の5分の4以上が賛成すると、マンションの建て替えが実施できるようになります。つまり200戸あるマンションでは、160戸以上の賛成がないとマンションを建て替えることはできないということです。 この建て替え決議の可決要件は、区分所有法62条で法律的に決まっています。マンションの権利関係を調整し建て替え工事を実施
建て替え決議が可決されると、マンションを建て替える前に権利関係が調整されます。ここで調整される権利関係とは、以下の2つです。- 所有権の持ち分
- 抵当権の引き継ぎ
マンションの建て替えに反対する人も一定数いるよね…。反対した場合はどうなってしまうんだろう?
マンションの建て替えに反対した場合

建て替えを反対した人の立ち退きは憲法違反ではない
建替えに反対した少数派の人たちの区分所有権が一方的に買い取られることは、財産権が侵害されているように感じるかもしれません。しかし過去に行われた裁判の結果は、憲法違反ではないとの判決が出ています(最高裁・平成21年4月23日判決)。 判決のポイントは、以下の2つです。- 「建て替えに反対する人が1人でもいると建て替えできない」というルールだと、良好な住環境が維持できない
- 建て替えに反対した人は、区分所有している部屋を時価で買い取ってもらえるという経済的な手当がきちんとある
実際はマンションの建て替えが進まないことも多い
しかし実際は、マンションの建て替えは以下のような理由で実際にはなかなかおこなわれないケースがあります。- 建て替えに反対する人が多い
- マンション住人の高齢化がすすみ建て替え費用を捻出できない
これからマンションを購入しようとしている人は、何に気を付ければいいのだろう?
マンションを購入する前に確認すべきこと

- 管理会社はどこに委託をしているのか
- 定例総会や臨時総会の議事録ではどのような議題があるのか
- 修繕計画や将来の建て替えの計画はどのようになっているのか
中古マンション購入もイエツグにお任せ!
弊社イエツグは、仲介手数料を格安かつ定額の18万2,900円(税別)にて仲介させていただいております。不動産購入時にかかる諸費用を大幅に抑えることができるので、その分、将来のための費用として積み立てに回すことも可能です。 さらにお買い替えのお客様には、仲介手数料が定額になるだけではなく、住宅診断や既存住宅瑕疵保険、ハウスリーニングのサービスを付随させていただいております。 マンションの建て替えの知識だけではなく、購入する際の注意点などもしっかりお伝えさせていただきます。お客様が長年にわたって安心して暮らしていけるようにサポートさせていただきますので、ぜひご相談ください。まとめ
中古マンションを購入する場合は、将来、建て替える可能性があることを認識し、以下のポイントを抑えておきましょう。- 建て替えの費用は1戸あたり1,000万円以上かかる場合がある
- 建て替え工事を行うには住民の5分の4以上の賛成が必要
- 建て替えに反対する場合でもマンションを売りわたさなければならない
イエツグは、住宅とともに想いを”人から人に継ぐ”という願いから付けた社名です。仲介手数料を格安・定額にすることで、節約できた費用を住宅の質を向上させるために使っていただきたいと考えております。住まいを”継ぐ”には、耐震性や価値を向上することが不可欠だと思うからです。
イエツグ代表の私、丹は、元消防士。東日本大震災で多くの家屋が倒壊し、大切なものを失った方々を目の当たりにしたことにより、既存住宅の価値を上げ、良質な住宅を流通させることがこの国の急務なのではないかと考えるようになりました。小さな会社ではありますが、社員一同、同じ志を持って対応させていただいております。ぜひ一度ご相談ください。
監修者 亀梨奈美


























