【知って得する】不動産にまつわる雑学6選を紹介

不動産物件の資料でお馴染みの「駅から徒歩○分」「○畳」「○LDK」といった表記。具体的にどんな意味をもつのかご存じですか?

これらは明確な基準で定められているれっきとした単位。その意味を知っているだけで、不動産物件情報をより深く、詳しく読み解けるでしょう

そのほかにも、不動産にはあまり知られていない雑学がたくさん眠っています。今回は知っているとちょっとお得な、不動産にまつわる雑学を6つご紹介します

この記事でわかること
  • 不動産会社の定休日が水曜日である理由
  • 「畳・帖」「DK・LDK」「ベランダ・バルコニー・テラス」の違い
  • 敷地内にはみ出してきた竹木の処理基準
執筆者 丹拓也
株式会社イエツグ代表取締役
不動産業界の活性化・透明化を目指し、2018年仲介手数料定額制の不動産会社「イエツグ」を設立。お客様の「心底信頼し合えるパートナー」になることを目標に、良質なサービスと情報を提供している。
保有資格:宅地建物取引士・2級ファイナンシャルプランナー技能士・住宅ローンアドバイザー・既存住宅アドバイザー・防災士
イエツグくん
当たり前に使うけど、意味は知らない言葉って多いよね。
不動産で使われる雑学を学んで、広告の中身を理解しよう!

不動産の雑学1.不動産会社の定休日はなぜ水曜日?

不動産会社の多くは水曜日を定休日としています。コンビニよりも多いといわれる不動産会社。これらの休日がほぼ統一されている背景には、業界ならではの縁起担ぎがあるのです。

不動産業界においては、水は「契約が水に流れる」として、縁起が悪いものと考えられています。建築前にはお日柄のよい日に地鎮祭を行うなど、業界全体において非常に縁起を大切にするため、定休日には縁起の悪い水曜日が多く選ばれています。

イエツグくん
駅チカ徒歩5分物件!のはずがホームから15分もかかったよ!
徒歩5分ってウソなの?

不動産雑学2.徒歩○分は何メートル?

物件情報にある「徒歩○分」。最寄り駅からの距離を示す単位として使われているこれにも、明確な基準が定められています。

徒歩1分=80m

不動産広告における徒歩1分は80mに統一されています。この基準は公正競争規約施行規則において定められているもので、実際に公正取引委員会の女性職員がハイヒールを履いて実測。一般的な健康体の女性が歩くスピードとして基準にされています。

なお、80mから端数が出た場合は、表示を1分切り上げる決まりになっています。駅まで800mちょうどなら徒歩10分と表示できますが、810mでは徒歩11分と表示しなければなりません

また歩道橋や坂道、信号などの存在は考慮されていません。そのため徒歩10分と表示されている物件から駅まで歩いてみると、実際にはさらに時間がかかる場合もあります。

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ターミナル駅や地下鉄近くは実際に歩こう

物件から駅までの所要時間を徒歩10分と表示されていても、実際には遥かに時間がかかった経験をもつ方も多いでしょう。

原則としてこの単位は、物件から駅の最も近い改札までの距離を表しています。しかしホームから改札までの距離が遠いターミナル駅や一部の地下鉄などでは、利用する路線によっては駅構内の移動時間が大変長くなります

そのような駅付近の物件は、広告に徒歩10分と表示されていても、電車を降りてから物件まで到底10分ではたどり着けません。

あくまで広告に記載された所要時間は参考程度にし、実際に歩いて計測してみるとよいでしょう。

イエツグくん
こっちは6畳、こっちは6.5帖。どっちもいい物件で悩んじゃう。
あれ?畳と帖ってどう違うの?

不動産の雑学3.畳と帖に違いはある?

部屋の広さを表す単位に「畳」と「帖」が使われています。これらはそれぞれどのような広さを示す単位なのでしょうか。

畳と帖は同じ

どちらも”じょう”と読む「畳」と「帖」は、どちらも同じ広さを表す単位です。同一の単位を異なる字で表現する理由は、和室と洋室を区別するためとされています。

和室なら畳の枚数を見れば、おおよその広さを感じ取れるでしょう。しかし洋室はひと目見ただけでは直感的に広さがわかりにくいため、畳に換算するとどの程度の広さなのか、伝わりやすくしています

1畳=0.5坪=1.62m²

実際の畳の大きさは、地域や住宅形態によって異なります。主な畳のサイズは以下の通りです。

名称 尺寸表記 メートル表記 主な地域
京間・本間 6尺3寸×3尺1寸5分 191cm×95.5cm=1.824m² 西日本全域
六一間 6尺1寸×3尺5分 185cm×92.5cm=1.711m² 山陰、近畿地方
中京間 6尺×3尺 182cm×91cm=1.656m² 中京地方、東北地方
江戸間 5尺8寸×2尺9寸 176cm×88cm=1.548m² 関東地方
団地間 5尺6寸×2尺8寸 170cm×85cm=1.445m² アパート・マンションなど

引用:まごころ畳

地域によって畳の大きさは異なるため、実際の畳を基準にはできません。そのため不動産広告においては、1畳あたりの広さを統一。0.5坪にあたる1.62m²としています

イエツグくん
広いリビングが魅力のLDK物件。でもDK物件も捨てがたい…。
ところでDKとLDKの違いって何?

不動産の雑学4.「DK」と「LDK」の境目は?

物件の間取りは「○DK」「○LDK」といった表記で表されます。これは部屋数とキッチンの広さを表していますが、このDK、LDKの表記もまた一定の基準が定められています。

広さと部屋数で変わる

キッチンの広さを表すDK(ダイニングキッチン)、LDK(リビング+ダイニングキッチン)は、物件の部屋数に応じてそれぞれ広さが異なります

間取り 1部屋 2部屋以上
DK 4.5畳以上 6畳以上
LDK 8畳以上 10畳以上

DKは、キッチンに食事場所となるダイニングが隣接。LDKはDKに居間となるリビングが隣接している構造というイメージを持つ方も多いでしょう。

しかし明確な構造の差に基準があるわけではなく、キッチンに隣接する空間の広さだけで呼び名が変わります

イエツグくん
広くて気持ちがいいバルコニー付き物件は人気。
そういえば、バルコニーとベランダって何が違うんだろう?

不動産の雑学5.テラス・ベランダ・バルコニーの違いは?

住宅に付随する屋外スペースは「テラス」「ベランダ」「バルコニー」の名称で呼ばれます。混同しがちな屋外スペースの呼び名ですが、これらもそれぞれ一定のルールによって明確に区別されています。

テラスは1階に設置

テラスは、1階に設置された屋外スペースの呼び名です。主に建物の外で地面より一段高くなっているスペースを指しており、和風建築においては縁側と呼ばれています。

2階以上で屋根ありがベランダ、屋根なしがバルコニー

ベランダは2階以上の部屋に設置されている、人の出入りを前提とした屋根ありの張り出しスペースを指しています。またマンションにおいては、1階であっても同様の形状で造られているなら、同様にベランダとされます。

バルコニーはベランダと同じく2階以上に設置される、屋根がない手すり付きスペースの名称です。上階のベランダの床が屋根になると、広さにかかわらずベランダに分類されます。

なお、下階の屋根部分を利用した広いバルコニーはルーフバルコニー、または屋上テラスと呼ばれます。

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イエツグくん
お気に入りの広い庭に、お隣から枝が伸びてきちゃった。
どうやって対処したらいいのかな?

不動産の雑学6.隣地から竹木がはみ出してきたらどうする?

住宅が密集する地域において、隣地から竹や木の枝が境界線を越えてくる場合があります。時には大きな迷惑を被る竹木のはみ出しですが、勝手に処分しては法的なトラブルになりかねません

越境時の対応は民法で規定

隣地から竹木が境界線を越えてきた場合、敷地の所有者に許された対処法は民法によって規定されています。

隣地の竹木の枝や葉が境界線を越えた場合、敷地の所有者は竹木の所有者に対し切除を請求できます(民法233条1項)。裏を返せば、どんなにはみ出てきたとしても、竹木の所有者に無断で切除してはいけません

一方で、隣地の竹木の根が境界線を越えるときは、所有者への通告をせずとも切除が可能です(民法233条1項)。しかし根の切除が原因で竹木が枯れてしまった場合、竹木の所有者から損害賠償を請求される場合があります。

不動産の「引渡し」とは?売買契約締結後の流れを解説!

まずは切除してよいかお伺いを

どんなに枝や葉が境界線を越えてきても勝手に処分できず、また民法上許されている根の切除も後々トラブルにつながる恐れがあります。

円満に庭木のトラブルを解決するためには、まずは竹木の所有者へ切除をお願いしてみましょう

隣地へ竹木が張り出すことでなんらかの損害を与えている場合、竹木の所有者側が法的責任を問われかねません。またご近所付き合いに影響を与えるリスクもあるため、よほどのことがないかぎり、快く切除に応じてもらえるでしょう。

また後々トラブルになりやすい根の切除は、所有者本人に切除してもらいましょう。もし所有者から自由に切除して欲しいと頼まれた場合には、後々の影響に責任を問われないための同意書の作成をおすすめします

自由にといいつつも「あんなに切られると知らなかった」「業者を呼んで代金を請求されるとは聞いていない」と、後から言った言わないのトラブルになる場合もあります。必ず切除する範囲や費用負担など、切除に関する条件は明確にしておきましょう

まとめ:不動産雑学は知っておくと役立つ情報

不動産広告に記載される単位は、全国共通のルールとして使用されています。どんな意味をもつ単位なのか理解しておけば、物件広告からより多くの情報を得られるでしょう。

売買の際の思わぬ思い違いや、住みはじめてからのトラブルを回避するためには、不動産に関する雑学を学ぶのが有効です。住み心地のいい不動産を選ぶためにも、ただしい情報を知るための勉強しておきましょう。

イエツグは、住宅とともに想いを”人から人に継ぐ”という願いから付けた社名です。仲介手数料を格安・定額にすることで、節約できた費用を住宅の質を向上させるために使っていただきたいと考えております。住まいを”継ぐ”には、耐震性や価値を向上することが不可欠だと思うからです。 イエツグ代表の私、丹は、元消防士。東日本大震災で多くの家屋が倒壊し、大切なものを失った方々を目の当たりにしたことにより、既存住宅の価値を上げ、良質な住宅を流通させることがこの国の急務なのではないかと考えるようになりました。小さな会社ではありますが、社員一同、同じ志を持って対応させていただいております。ぜひ一度ご相談ください。

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