住み替える5つの理由と後悔しない買い替え方

住み替える理由は人それぞれ。結婚や出産、転勤や親からの独立など、様々な理由で住み替え(買い替え)されています。住み替えに悩んでいるときは、他の人の住み替え理由を参考にしてみると「発見」や「安心」につながるものです。

本記事では、以下のことについてまとめています。

この記事でわかること
 

  • みんなが住み替える理由は?
  • 戸建てやマンションへ住み替える人の理由は?
  • 高齢になってから住み替える理由は?

ここからはみんなが住み替える5つの理由後悔しない買い替え方について解説いたしますので、これから住み替え計画を立てようと考えている人はぜひ参考にしてください。

イエツグくん
「みんながする」から住み替えするわけではないけど、多くの人が住み替えているということは、その理由には住み替えるべきメリットが多くあるということなんだ。
執筆者 丹拓也
執筆者 丹拓也株式会社イエツグ代表取締役
不動産業界の活性化・透明化を目指し、2018年仲介手数料定額制の不動産会社「イエツグ」を設立。お客様の「心底信頼し合えるパートナー」になることを目標に、良質なサービスと情報を提供している。
保有資格:宅地建物取引士・2級ファイナンシャルプランナー技能士・住宅ローンアドバイザー・既存住宅アドバイザー・防災士

住み替え理由ランキングから家を買い替える傾向を調べてみよう


皆さんが住み替えを決意したのは、どんな理由からでしょうか?

国土交通省の住宅局が行った「最近5年間に実施した住み替えの主な目的」というアンケート調査によると、以下のような理由で住み替えが行われていました。

(引用住生活総合調査結果|国土交通省住宅局

上記のグラフは、平成20~25年の間に住み替えを行った人へのアンケート調査です。住み替え理由の5つをランキング化すると、以下のような結果になりました。

住み替え理由TOP5
    1.退職、転職、転勤など・・・21.7%
    2.親、配偶者などの世帯からの独立・・・21.2%
    3.住宅を広くする、部屋を増やす・・・17.7%
    4.子育て・教育の環境を整える・・・17.6%
    5.通勤、通学などの利便の向上・・・13.3%

仕事を理由に住み替える人は、20%を超えています。5年前のデータを比較すると、転勤や転職を理由に住み替えしている人が25.9%でしたので、この点で大きな変化はないようです。

一方、大きく変動があったのは「住宅を広くする、部屋を増やす」という理由です。5年前は33.4%もの人が広い家への住み替えを希望していましたが、今回の調査では17.7%にまで減少しています。

以上のことから、ゆとりを求めるために住み替えを行うのではなく、通勤などの仕方のない理由で住み替えている人が多いということが読み取れます。

イエツグくん
住み替えする人の代表的な悩みともいえるのが、戸建てにするかマンションにするかということ。みんなどんな理由で物件を選択しているんだろう?

では住み替をした人は、どんな家に買い替えたのでしょうか?こちらも国土交通省の集計結果を確認していきましょう。

平成30年度に行われた「住宅市場動向調査報告書」では、なぜその住宅を選んだのかという理由についても調査が行われました。

マンションへ住み替えした人の理由


まずは、「マンションに買い替えた理由」から。分譲マンションを取得した人と中古マンションをした人の住宅選択理由を比較するために、以下に並べます。

分譲マンションを取得した理由
  1. 環境が良かったから 70.8%
  2. 新築だったから 56.3%
  3. ③マンションだったから 43.3%
中古マンションを取得した理由
  1. 価格や家賃が適切だったから 69.2%
  2. 立地環境が良かったから 59.7%
  3. マンションだったから 42.5%

分譲マンションは住環境や新築という点から住み替え先を選択しているのに対し、中古マンションを取得した人は価格や賃料の安さを重視していることがわかります。

戸建てへ住み替えした人の理由


続いて、「戸建てに買い替えた理由」です。分譲戸建て住宅を取得とした人と中古戸建て住宅を取得した人の住宅選択理由についても、以下に並べていきます。

分譲戸建て住宅を取得した理由
  1. 戸建てだから 59.5%
  2. 新築だったから 55.3%
  3. 立地環境が良かったから 55%
中古戸建て住宅を取得した理由
  1. 価格や家賃が適切だったから 66.5%
  2. 戸建てだから 58.4%
  3. 立地環境が良かったから 42.5%

それぞれの理由を比較してみると、「戸建てだから」という理由で分譲戸建て住宅購入した人が半数以上を占めています。一方で、中古住宅を購入した人はコストを重視していることがわかります。

以上のことから、マンションに住み替える人は「立地条件やコスト」を重視し、戸建て住宅に住み替える人は「建物の種類やコスト」をみて、自宅を買い替えているようです。

イエツグくん
住み替え先を決めるときには、「今」の利便性や好みだけを考えてはいけないよ。大事なのは、長く快適に過ごせる住まいかどうかなんだ。

住宅のどこに不満を感じる?高齢者への配慮不足が今後の住み替える理由に!


今度は逆に、住宅や居住環境の不満の比率についてもみていきましょう。現在の家に対してどんな部分に不満を抱き、住み替えを検討しているのでしょうか?

こちらも同じく、国土交通省住宅局が調査した「住生活総合調査結果」を見ていきます。

(引用住生活総合調査結果|国土交通省住宅局

上記のグラフにある個別要素ごとの不満率を見ると、「高齢者などへの配慮」が53.5%と最も高いことがわかります。この調査結果は平成15年・20年・25年と5年おきに集計されているのですが、どの年代でも高齢者への配慮不足に対して強い不満を抱いているようです。

では、一体どのような設備が「高齢者に配慮した住宅」になるのでしょうか?

住宅性能表示制度の信頼性の確保や普及を推進している一般社団法人・住宅性能評価表示協会は、次のようなものが高齢者に配慮した住宅だと示しています。

移動の安全性
  • 段差の解消
  • 階段の緩やかな勾配や手すり
介助のしやすさ
  • 車いすが出入りしやすい広さ
  • 介助できる広さ

身体機能が低下すると、日常動作も困難に感じてしまうもの。転倒やつまづきのような「ちょっとした事故」が命取りになってしまうこともあるのです。

また、介助しやすいスペースが確保されているかどうかも大きなポイントです。既存住宅の間取りを広くするためには大規模な工事が必要になります。しかし、あらかじめスペースがある家を選択しておけば、大規模な修繕を加えずに済むのです。

これから住む家は、年をとったときに住みやすい家でしょうか?数年後の自分やご両親の姿を想像し、高齢者でも住みやすい家を選んでいきましょう。

イエツグくん
住み替え理由を確認したら、今度は後悔しないためのポイントを押さえておこう!

住み替えで後悔しないための3つのポイント!


住み替える理由がハッキリとわかったら、今度は住み替え計画を立てていきましょう。買い替えで後悔しないためには、以下の3つのポイントに重点を置き、住み替え計画を立てていってください。

  • 売り先行か買い先行か
  • 住宅ローン残債はどの程度あるか
  • 持ち家を賃貸に出すという方法も

最後に、住み替えで後悔しないための3つのポイントについて解説いたします。

ポイント1.売り先行か買い先行か

住み替えは「売却」と「購入」を同時進行で進めなければいけません。できれば、同時進行で進めていきたいものですが、資金や時間的余裕を考えると「売り先行」「買い先行」かのいずれかのパターンになります。

どちらも、メリットとデメリットがあります。ご家族の都合や資金面に見合った方法を選んでいかないと、住み替えコストが増えてしまうことも懸念されます。

以下のページでは、売り先行と買い先行について詳しく解説しています。住み替えるタイミングはいつがベストなのか解説していますので、参考にしてみてください。

住み替えで家を売却するベストなタイミングは?失敗しないための2つの注意点を解説!

ポイント2.住宅ローン残債はどの程度あるか

住宅ローンの返済がまだ終わっていない場合、抵当権を抹消する必要があります。

抵当権を抹消できるのは住宅ローンを完済したとき。そのため住み替え前には、売却金や自己資金で完済できるかどうかを確認しなければなりません。売却金額で返済できそうにない場合には、任意売却や買い替えローンといった特別な売却方法を検討する必要性が出てきます。

いずれにせよ、できるだけ早い段階で住宅を査定して返済計画を立てていくことが大切です。

「自分がいくらまでの住宅ローンを組めるのか分からない」とお悩みの人のために、下記ページで借入可能額について解説しています。こちらも参考にしてください。

住宅ローンの借入可能額の計算方法をどこよりもわかりやすく解説!

ポイント3.持ち家を賃貸に出すという方法も

住み替える理由の中で、最も多い「転勤」や「就職」。仕事で一時的に地元を離れる場合「いつか地元に戻るかもしれない」という気持ちがある人も多いのではないでしょうか?

この場合、自宅を売却するのではなく、一時的に賃貸に出すという方法もあります。自宅を一時的に賃貸に出すことを「リロケーション(relocation)」や「定期借家」といいます。

一般的な賃貸契約とは、以下の点が異なります。

一般的な賃貸借契約 退去には入居者との合意や正当事由が必要
リロケーション 契約期間が過ぎれば賃貸借契約が終了する

一般的な賃貸借契約では、貸主つまり入居者が保護されます。貸主が「家を返して」と訴えても、入居者の合意や退去させるに足るような正当事由がなければ賃貸借契約を解約できません。

一方、リロケーションは、予め契約期間を定める定期借家契約を結びます。定期借家契約は更新しない契約となり、入居者は契約期間を満了したら退去しなければいけないのです。

リロケーションは、「いつか家に帰るが、そのときまで賃貸に出していてもいい」という人におすすめの資産運用です。しかし、リロケーションを上手に活用するためには、賃貸管理に詳しい不動産会社を頼る必要があります。

家賃回収やクレーム対応、退去清算などをしっかり行ってくれる不動産会社に資産管理をお願いしていきましょう。

まとめ

住み替える理由について見てきましたが、「転勤や転職」「親や配偶者からの独立」などライフスタイルの変化から、やむを得ず住み替えを選択する人が多いようです。5年前は「広い家に住みたい」という希望から住み替えを行う人が多く見られましたが、最近ではそのようなゆとりが無くなってきたように感じます。住み替えする人の多くが、できるだけ費用をかけたくないというのが本音なのではないでしょうか?

できるだけ住み替えのコストをかけたくない人のために、弊社イエツグでは仲介手数料の定額制を導入しています。購入も売却も仲介手数料が、定額18万2,900円(税別)。住み替えでも物件の金額を問わず、仲介手数料一律365,800円(税別)で仲介させていただいております。

新しい人生をスタートさせる住み替え。理想の暮らしを実現するために、ぜひ弊社に住み替えをお手伝いさせてください。

監修者 亀梨奈美
監修者 亀梨奈美大手不動産会社退社後、不動産ライターとして独立。
機関紙から情報サイトまで不動産ジャンルのあらゆる文章を執筆・監修。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA