住宅ローンはどう選ぶ?「商品タイプ」の正しい選び方について

「住宅ローンってどのように選ぶのが正しいの?」「住宅ローンの商品選びで迷ってしまう」など、住宅ローンの選び方について悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
現在、金融機関を始めとしたさまざまな機関で、住宅ローンに関する商品が数多く展開されています。そのため、どの商品が自身に適しているのか分からず、頭を抱えてしまうことが少なくありません。

そこで、本ページでは「住宅ローンの正しい選び方」について詳しく解説します。
マイホームの購入を検討中の方は、ぜひ本ページを参考にしてみてください。

執筆者 丹拓也執筆者 丹拓也
株式会社イエツグ代表取締役。
不動産業界の活性化・透明化を目指し、2018年仲介手数料定額制の不動産会社「イエツグ」を設立。お客様の「心底信頼し合えるパートナー」になることを目標に、良質なサービスと情報を提供している。
保有資格:宅地建物取引士・2級ファイナンシャルプランナー技能士・住宅ローンアドバイザー・既存住宅アドバイザー・防災士

住宅ローンの選択肢は?

住宅ローンを選ぶうえで、選択肢は大きく3に分けることができます。それが「公的ローン」「民間ローン」「フラット35」です。
まずは、それぞれの概要や特徴から見ていきましょう。

公的ローン

公的ローンとは、主に「財形住宅融資」として利用できる受託ローンです。
一定の条件を満たすもののみが利用できるローンで、条件が満たされていない場合は公的ローンの利用が難しいという難点があります。
具体的な条件は次の通りです。

【公的ローンの利用条件】

・勤務先で1年以上財形貯蓄を継続している
・財形貯蓄の残高が50万円以上

上記2つの条件を満たしている方のみが、公的ローン「財形住宅融資」を利用することができます。
ただし、借入には上限があり最高4,000万円まで、もしくは購入費用の80%までです。

 

仮に、住宅ローンの費用が4,000万円を超える場合や、残りの20%分に関しては不足分を自身で調達するなどの対応が必要となります。
また、最近では自治体が行う公的ローンも増えてきており「融資あっせん」や「利子補給」の利用者も増えている傾向にあります。

民間ローン

民間ローンとは、マイホーム購入者の多くが選択するローンのことで、「金融機関」「農協」「生命保険会社」などが取り扱ってる住宅ローンです。
商品タイプが幅広く、取り扱う機関や商品によって、金利や条件、審査基準などが大きく異なるのが特徴です。

 

商品タイプが幅広いことから、自身に合った住宅ローン商品を選びやすく、無理のない返済計画を立てやすいといえます。

フラット35

フラット35は、分類としては民間ローンにも含まれる住宅ローンで、民間金融機関が住宅金融支援機構と提携し、利用者に提供されています。
フラット35を取り扱う金融機関は多いものの、機関によって金利や手数料などが異なるため、利用時は複数の金融機関を比較したうえで検討することが大切です。

 

また、フラット35は住宅の性能に応じて金利引き下げが受けられる制度でもあり、お得に住宅ローンを利用したい方はぜひチェックしておくことをおすすめします。
ちなみに、金利引き下げが受けられる住宅性能は次の通りです。

【フラット35で金利引き下げが受けられる住宅の性能】
・省エネ
・耐震
・バリアフリー
・耐久性
・可変性

上記のいずれかに該当していれば、金利引き下げの対象となります。
家づくりで上記の設備を検討したり、購入する住まいが上記の項目に該当する場合は、ぜひフラット35の利用を検討してみてはいかがでしょうか。

住宅ローンの商品タイプの選び方

上述した通り、一口に「住宅ローン」といっても、その商品タイプは様々です。

他の人に人気の商品プランが、必ずしも自身に適しているとは限らないため、慎重に比較・検討しなければなりません。
ここからは、住宅ローンの商品タイプの選び方について、詳しくご紹介します。

金利に注目

まずは「金利」に注目しましょう。
金利とは、住宅ローンを利用するにあたって発生する利息のことで、金利が低ければ低い程金利も低くなります。
返済期間や商品タイプによって金利は大きく異なり、低いものでは1%以下、高いものでは2.7%以上の金利です。

金利は1%の違いでも、数百万円の違いとなり、返済額全体に大きな影響を与えます。
将来、返済の負担に苦しまないためにも、契約時点でしっかりと金利に注目して商品タイプを選ぶことが大切です。

返済方法について

住宅ローンの返済方法についても、しっかりと理解して商品タイプを選ぶことが大切です。
実は、住宅ローンには複数の返済方法が存在します。具体的な返済方法は次の2つです。

【住宅ローンの返済方法】
・元利均等返済
金利上昇の影響を受けにくい返済方法です。
返済する「元金」と「利息」の合計額が一定になるように設定されていて、月々の返済額に変動がありません。
毎月の返済額が一定であることから、家計を管理しやすいのが特徴です。

・元金均等返済

元金の返済額が一定に設定される返済方法です。
短期間で返済が完了しやすいメリットことがメリットです。そのため、支払い全体で見ると、返済額は元利均等返済よりも安価に抑えやすいのが特徴です。

 

それぞれ特徴が大きく異なるため、家庭に状況などに合わせて適したものを選ぶことが大切です。
月々の返済額を重視したいのであれば「元利均等返済」、全体の返済額を抑えたいのであれば「元金均等返済」を目安に、家族で検討してみましょう。

特典の有無

住宅ローンの選び方として、ぜひチェックしておいてほしいのが「特典の有無」です。
実は、住宅ローンの商品タイプによって魅力的な特典が受け取れる場合があります。例えば「ショッピングの割引サービス」「手数料の優遇」「特定のサービスの割引」など、お得に利用できる特典を設けている商品は少なくありません。

マイホームは高額な買い物であるからこそ、こうした特典を受けることはおすすめです。
「特典はあるか」も視野に入れながら、商品タイプを選んでみてはいかがでしょうか。

「金利引き下げ制度」の有無

住宅ローンの商品タイプの中には、「金利引き下げ制度」を設けているケースもあります。
特定の条件を満たすことで、金利引き下げとして優遇されるため、マイホームの購入費用を抑えやすくなります。

 

本記事の前半でも触れたように、住宅の性能によって金利の引き下げ制度を受けられる場合があるため、住宅ローンの商品を選ぶ際には、こうした制度の有無もチェックしておくことをおすすめします。
また、仮に金利引き下げ制度が設けられていなくても、交渉次第で金利を引き下げてもらえる場合もあります。
まずは、契約を検討している機関で相談してみると良いでしょう。

住宅ローン契約先の選び方

住宅ローンを取り扱う機関は非常に多く、「どこを選べば良いのか分からない」と悩んでいる方が少なくありません。
住宅ローンはどこで契約すればよいのか、その選び方について解説します。

対応が丁寧・誠実なところを選ぶ

まずは、「対応」について注目してみましょう。
電話でのお問合せや、窓口での相談などで、担当者の対応が「丁寧か」「誠実か」などをチェックしてみてください。
これから長く付き合う関係となるわけですから、対応の丁寧さや誠実さは必要不可欠なポイントです。

仮に不誠実な担当者であった場合、将来何らかのトラブルに親切に対応してもらえなかったり、疑問点について丁寧に説明してもらえないなどの可能性があります。
まずは、安心して任せられることが、契約先を選ぶうえで重要なポイントとなるため、住宅ローンの契約先の選び方として「対応が丁寧・誠実」の点はしっかり頭に入れておきましょう。

知識・情報量が豊富なところを選ぶ

住宅ローンに関する知識や情報量が豊富なところを選ぶことも、契約先の正しい選び方といえます。
多くの方が誤解しているのが「住宅ローンの商品を取り扱っているのだから、それに関する知識や情報が豊富なのは当然」というもの。
しかし、実は必ずしも住宅ローンを取り扱うすべての機関が知識・情報量が豊富とは限りません。

 

取り扱っている商品の知識があっても、住宅ローン全般の知識を取得していないことは珍しくないのです。
「他の機関の商品と自社の商品の違いが分からない」「どのようなプランであればその家族に本当に適しているのかが分からない」といった機関も少なくないため、知識・情報量に関してはしっかりと確認しておく必要があります。
専門的な質問をしてみたり、複数の機関に相談・比較するなどして、安心して任せられるところを選びましょう。

担当者との相性もチェック

担当者との相性もしっかりチェックすることが大切です。
「話しやすい」「相談しやすい」「分かりやすい」など、担当者との相性次第で関係性は大きく異なります。仮に、相性の良くない担当者と契約をしてしまった場合、不信感を抱く原因となってしまいますし、疑問が生じても相談しにくい環境となってしまうことが考えられるでしょう。

 

もちろん、後日担当者の変更も可能である場合がほとんどですが、その際に手間や時間をかけることになるため、なるべく始めから信頼できる担当者に依頼することが大切です。

商品が豊富なところを選ぶ

住宅ローンの契約先を選ぶ際には、商品が豊富なところを選びましょう。
住宅ローンは、一つの機関で複数の商品を取り扱っていることがほとんど。

しかし、その数は機関によって異なります。
商品タイプが多ければ多い程、比較しやすくなりますし、同時に相談しやすくなるため、マイホーム購入の疑問をスムーズに解消することができます。
希望している機関が、どれくらいの商品を取り扱っているのか問い合わせてから、契約先を検討してみてください。

住宅ローンの選び方を把握しておこう

今回の記事では「住宅ローンの選び方」について解説しました。
現在、日本には様々な住宅ローンの商品や取り扱い機関があります。それぞれ数が多いことから、何が自身に適しているのか分からない…と頭を抱える方が少なくありません。
住宅ローンで失敗しないためにも、本ページを参考にしながら、マイホームの購入を進めてきましょう。

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