IT重説を活用した売買契約の流れを社会実験登録事業者であるプロが分かりやすく解説!

IT(インターネット通信)重説(重要事項説明)を掛け合わせ、非対面で売買契約が可能となったIT重説。

お客さま
「インターネットを利用することによって便利そうだけど、実際のところどのように利用するの?」

というご質問が多かったので、本記事では、不動産売買時のIT重説の流れについてお答えしていきます。

そこで本記事では、IT重説に関する以下の疑問にお答えしていきます。

この記事でわかること
  • IT重説を利用した不動産売買契約の流れは?
  • IT重説のメリット
  • IT重説のデメリット
イエツグくん
通常の不動産売買と異なることもあるけど、そんなに難しくないよ!
IT重説がもっと身近になるよ!
執筆者 丹拓也
執筆者 丹拓也株式会社イエツグ代表取締役
不動産業界の活性化・透明化を目指し、2018年仲介手数料定額制の不動産会社「イエツグ」を設立。お客様の「心底信頼し合えるパートナー」になることを目標に、良質なサービスと情報を提供している。
保有資格:宅地建物取引士・2級ファイナンシャルプランナー技能士・住宅ローンアドバイザー・既存住宅アドバイザー・防災士

IT重説を利用した不動産売買契約の流れは?

1.契約書類の受け取り

IT重説を受けるには、重要事項説明書の原本と、説明に使う資料が手元にあることが条件となります。

IT重説実施時に書類が無い場合は、宅地建物取引業法によりIT重説を実施することができません。IT重説に必要な書類は早めに送付してもらうよう、担当者へ連絡をしておきましょう。

2.IT重説の実施日時を決める

続いて、IT重説の実施日時を担当の宅地建物取引士と決めます。

IT重説は宅地建物取引士がおこなう必要があるため、なるべく早めにスケジュールを決めていくと良いです。

3.IT重説を実施

IT重説実施時には、下記の条件を満たす必要があります。

  • 通信状況が良好であり、宅地建物取引士の顔がしっかり認識できること
  • 音声がしっかりと聞き取れること
  • 宅地建物取引士証の提示があり、証明書の文字を利用者が読み取れること

以上となります。

もし上記の事項が1つでもクリアできない場合は、IT重説の中断もやむを得ません。また、IT重説中に通信環境が悪いくなった場合も、同様に中断します。

4.重要事項説明書及び売買契約書等に署名押印し郵送します。

記入例の見本を見ながら、氏名、住所、押印をいただきます。

重要事項説明書及び売買契約書は修正ペンや修正テープは利用できないため、間違えないように慎重に書いていきましょう。

▼「IT重説の時に用意するもの」

  • 重要事項説明書等契約書類
  • 物件の資料一式
  • テレビ電話が受信可能な通信機器

なお、スマートフォンを利用することも可能です。LINEやSkypeなどのソフトが必要になります。

IT重説のメリットとデメリット

自宅など場所を問わずに実施できるIT重説ですが、メリットばかりではありません。

時にはIT重説を中断し、通常の対面式の重要事項説明に切り替える必要もありますね。実際に社会実験としてIT重説をおこない、新たに分かったメリットデメリットもありますので解説していきます。

IT重説のメリット

  1. 場所を問わず通信環境さえ整っていればどこでも重要事項説明を受けることができる
  2. 人と会う必要がなく、風邪などの感染リスクを抑えることができる
  3. 交通機関による移動時間が無くなるため、忙しくても隙間時間に説明を受けることができる

IT重説のデメリット

  1. 音質や画質は端末や通信環境に依存するため、全てのお客様においてIT重説を実施することができない
  2. 現行の宅地建物取引業では書面にて売買契約書及び重要事項説明書に署名押印が必要なため、書類の郵送が必要。
    売買契約締結まで時間がかかる。
    (追記)現在法改正について検討されており、将来的にペパーレスにて売買契約が可能になる可能性があるとのことです。
    書面も必要無くなれば、ますますIT重説の需要は高まりますね。
  3. 不動産売買契約と手付金の交付は同時履行の関係にあるため、売買契約書及び重要事項説明書の署名押印から手付金の授受までにタイムラグが発生する
    ※手付金については下記記事をご参照ください。

    不動産の売買契約で手付金の支払いが必要な理由は?相場や返還される事例も解説

不動産売買の「IT重説」のデメリットとは?実験事業者だからわかる注意点と対策

IT重説の対応物件

不動産売買におけるIT重説は、いまだ実験段階中です。

IT重説がはじまると売買契約はどう変わる?社会実験の内容についてプロがわかりやすく解説!

そのため、IT重説は、まずIT重説実験事業者しか取り扱えないことに注意が必要です。

さらに、実験事業者のすべての物件がIT重説に対応しているわけではありません。対応物件の見分け方は、以下の記事で詳しく解説しています。

不動産売買におけるIT重説の対応物件の見分け方と探し方とは?

まとめ:IT重説の流れにご不安がある方はお問合せください

売買契約の為のIT重説はまだ社会実験中ですが、5Gが導入され今よりも通信環境が整えば、今後IT重説が主流になってくる可能性があります。現在新型コロナウイルス感染症が流行っておりますが、人と会う必要が無いIT重説に注目が集まっております。

この機会にIT重説が広く普及し、不動産業界の革命がおこるのが楽しみです。自粛ムードだからこそ、今お目当ての物件があるかもしれませんね。

弊社はIT重説の登録事業者となりますので、いつでもどこでもIT重説・不動産売買契約が可能です。また、通常の売買契約と異なりIT重説がメインである弊社においては、仲介手数料業界最安値となっております。この機会にぜひ、IT重説を活用して不動産購入をされてみてはいかがでしょうか。

IT重説に興味のある方は、ぜひイエツグまでご相談ください。

社会実験は2020年9月30日までとなっていましたが、国土交通省の発表により新型コロナウィルス感染対策が継続して求められる状況から9月30日以降も社会実験が継続することが決定いたしました。2020年9月30日以降もイエツグでは、IT重説をご利用いただけます。 

イエツグは、住宅とともに想いを”人から人に継ぐ”という願いから付けた社名です。仲介手数料を格安・定額にすることで、節約できた費用を住宅の質を向上させるために使っていただきたいと考えております。住まいを”継ぐ”には、耐震性や価値を向上することが不可欠だと思うからです。
イエツグ代表の私、丹は、元消防士。東日本大震災で多くの家屋が倒壊し、大切なものを失った方々を目の当たりにしたことにより、既存住宅の価値を上げ、良質な住宅を流通させることがこの国の急務なのではないかと考えるようになりました。小さな会社ではありますが、社員一同、同じ志を持って対応させていただいております。ぜひ一度ご相談ください。



監修者 亀梨奈美
監修者 亀梨奈美大手不動産会社退社後、不動産ライターとして独立。
機関紙から情報サイトまで不動産ジャンルのあらゆる文章を執筆・監修。